◎ ライトを心に、 インド翡翠のお守りと共に
本書は、『足るを知る』や自己犠牲をテーマとした作品が多く収められている。特に印象的だったのは「高瀬舟」「山椒大夫」「最後の一句」、そして候文で書かれた「興津弥五右衛門の遺書」だろうか。 bookmeter.com/reviews/1300...
本書は、『足るを知る』や自己犠牲をテーマとした作品が多く収められている。特に印象的だったのは「高瀬舟」「山椒大夫」「最後の一句」、そして候文で書かれた「興津弥五右衛門の遺書」だろうか。 bookmeter.com/reviews/1300...
薬がはやく効いて楽になりますように。
薬がはやく効いて楽になりますように。
──『塚本邦雄歌集』より
──『塚本邦雄歌集』より
長崎で原爆の被害に遭われた、谷口稜曄さんについてのお話。絵本の形で語られている。被害に遭い生き残った方々が、その後長きにわたってどれほど苦しまれているのかを、私達はちゃんと知らなければならない。
bookmeter.com/reviews/1298...
長崎で原爆の被害に遭われた、谷口稜曄さんについてのお話。絵本の形で語られている。被害に遭い生き残った方々が、その後長きにわたってどれほど苦しまれているのかを、私達はちゃんと知らなければならない。
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「ゆきたくて誰もゆけない夏の野のソーダ・ファウンテンにあるレダの靴」この歌から始まるプロローグに心を掴まれた。尾崎まゆみさんによって丁寧にひらかれてゆく塚本邦雄の歌の旅は、とても充実したものだった。私もレダの靴を履いて何処までも歩いてゆきたい。
bookmeter.com/reviews/1296...
「ゆきたくて誰もゆけない夏の野のソーダ・ファウンテンにあるレダの靴」この歌から始まるプロローグに心を掴まれた。尾崎まゆみさんによって丁寧にひらかれてゆく塚本邦雄の歌の旅は、とても充実したものだった。私もレダの靴を履いて何処までも歩いてゆきたい。
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「日記を本の形にして売る」ということを色々な角度から語られていて面白かった。日記文学はもともと興味のあるジャンルだけれど、文学フリマなどで売られている日記本も読んでみたいなと思った。
bookmeter.com/reviews/1296...
「日記を本の形にして売る」ということを色々な角度から語られていて面白かった。日記文学はもともと興味のあるジャンルだけれど、文学フリマなどで売られている日記本も読んでみたいなと思った。
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これは読んでおくべき本だと思った。美しい文体で綴られる病床の妻との生活を描いた作品群から、原爆の体験を克明に描き出した『夏の花』三部作、そして絶筆となった『心願の国』にかけて共通して漂うのは、未来への暗い予感や心にどろりと絡まり続ける重苦しい思念。それからこんな状況下においては、何気ないやりとりや自然の描写がとても心に沁みる。著者が死んだ者たちの嘆きのために生きようと、苦しみながらも貫き通した意志と覚悟があふれていた。彼が魂を削ってのこしてくれた作品らを受け継いでいかねばならない。
bookmeter.com/reviews/1296...
これは読んでおくべき本だと思った。美しい文体で綴られる病床の妻との生活を描いた作品群から、原爆の体験を克明に描き出した『夏の花』三部作、そして絶筆となった『心願の国』にかけて共通して漂うのは、未来への暗い予感や心にどろりと絡まり続ける重苦しい思念。それからこんな状況下においては、何気ないやりとりや自然の描写がとても心に沁みる。著者が死んだ者たちの嘆きのために生きようと、苦しみながらも貫き通した意志と覚悟があふれていた。彼が魂を削ってのこしてくれた作品らを受け継いでいかねばならない。
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これは読んでおくべき本だと思った。美しい文体で綴られる病床の妻との生活を描いた作品群から、原爆の体験を克明に描き出した『夏の花』三部作、そして絶筆となった『心願の国』にかけて共通して漂うのは、未来への暗い予感や心にどろりと絡まり続ける重苦しい思念。それからこんな状況下においては、何気ないやりとりや自然の描写がとても心に沁みる。著者が死んだ者たちの嘆きのために生きようと、苦しみながらも貫き通した意志と覚悟があふれていた。彼が魂を削ってのこしてくれた作品らを受け継いでいかねばならない。
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これは読んでおくべき本だと思った。美しい文体で綴られる病床の妻との生活を描いた作品群から、原爆の体験を克明に描き出した『夏の花』三部作、そして絶筆となった『心願の国』にかけて共通して漂うのは、未来への暗い予感や心にどろりと絡まり続ける重苦しい思念。それからこんな状況下においては、何気ないやりとりや自然の描写がとても心に沁みる。著者が死んだ者たちの嘆きのために生きようと、苦しみながらも貫き通した意志と覚悟があふれていた。彼が魂を削ってのこしてくれた作品らを受け継いでいかねばならない。
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