10月に買った本。季節の変わり目で体調も気力も絶不調だったけれど、その反動で本はたくさん読めた。
イ・ラン『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』と瀬戸夏子『クリスマス・イヴの聖徳太子』は、数年前の『文藝』で読んだ際の感情も蘇ってきて更にグラグラした。
小川公代『ゆっくり歩く』ではケアラーへ向けて「ケアはめぐる」との言葉に、私自身がヤングケアラーと名指されることへこれまで覚えてきた抵抗感、実際の複雑な感情が取りこぼされているような気持ちが掬われたと感じた。
イ・ラン『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』と瀬戸夏子『クリスマス・イヴの聖徳太子』は、数年前の『文藝』で読んだ際の感情も蘇ってきて更にグラグラした。
小川公代『ゆっくり歩く』ではケアラーへ向けて「ケアはめぐる」との言葉に、私自身がヤングケアラーと名指されることへこれまで覚えてきた抵抗感、実際の複雑な感情が取りこぼされているような気持ちが掬われたと感じた。
November 1, 2025 at 11:15 AM
10月に買った本。季節の変わり目で体調も気力も絶不調だったけれど、その反動で本はたくさん読めた。
イ・ラン『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』と瀬戸夏子『クリスマス・イヴの聖徳太子』は、数年前の『文藝』で読んだ際の感情も蘇ってきて更にグラグラした。
小川公代『ゆっくり歩く』ではケアラーへ向けて「ケアはめぐる」との言葉に、私自身がヤングケアラーと名指されることへこれまで覚えてきた抵抗感、実際の複雑な感情が取りこぼされているような気持ちが掬われたと感じた。
イ・ラン『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』と瀬戸夏子『クリスマス・イヴの聖徳太子』は、数年前の『文藝』で読んだ際の感情も蘇ってきて更にグラグラした。
小川公代『ゆっくり歩く』ではケアラーへ向けて「ケアはめぐる」との言葉に、私自身がヤングケアラーと名指されることへこれまで覚えてきた抵抗感、実際の複雑な感情が取りこぼされているような気持ちが掬われたと感じた。
『アメリカン・ホラー・ストーリー』S13でジェシカ・ラングとアンジェラ・バセットとキャシー・ベイツが戻ってくる上に、S3の魔女団と関連あるシーズンになるとの公式アナウンスを朝の出がけに見て、一日テンションが高かった。
なんだかんだ言ってもアメホラは個人的に年に一度のお祭りドラマとして楽しみなので、サラ・ポールソンやエヴァン・ピーターズが再出演してくれるのもめちゃくちゃ嬉しい〜!しかも今作はアリアナ・グランデもいる!ビリー・ポーターにもカムバックしてほしいな。
なんだかんだ言ってもアメホラは個人的に年に一度のお祭りドラマとして楽しみなので、サラ・ポールソンやエヴァン・ピーターズが再出演してくれるのもめちゃくちゃ嬉しい〜!しかも今作はアリアナ・グランデもいる!ビリー・ポーターにもカムバックしてほしいな。
November 1, 2025 at 10:58 AM
『アメリカン・ホラー・ストーリー』S13でジェシカ・ラングとアンジェラ・バセットとキャシー・ベイツが戻ってくる上に、S3の魔女団と関連あるシーズンになるとの公式アナウンスを朝の出がけに見て、一日テンションが高かった。
なんだかんだ言ってもアメホラは個人的に年に一度のお祭りドラマとして楽しみなので、サラ・ポールソンやエヴァン・ピーターズが再出演してくれるのもめちゃくちゃ嬉しい〜!しかも今作はアリアナ・グランデもいる!ビリー・ポーターにもカムバックしてほしいな。
なんだかんだ言ってもアメホラは個人的に年に一度のお祭りドラマとして楽しみなので、サラ・ポールソンやエヴァン・ピーターズが再出演してくれるのもめちゃくちゃ嬉しい〜!しかも今作はアリアナ・グランデもいる!ビリー・ポーターにもカムバックしてほしいな。
最近読んだ本では、ジャーナリストの徐台教(ソ・テギョ)さんの『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』がとても良かったです。
昨年の尹錫悦元大統領による非常戒厳宣布の当夜に国会前へ駆けつけた取材の様子からスタートし、朝鮮戦争を経て軍事独裁政権が幾度も発してきた戒厳令について韓国の近現代史を遡りながら、南北の分断の始まりと現在までを著者の長年の取材を通じてまとめたもの。
文在寅政権時の南北融和の進展と決裂に至った詳細な経緯や韓国の人々の期待と失望、「統一」に対する考え方の差異について等、日本での報道だけでは分からなかったこともたくさんあり、すごく勉強になりました。
昨年の尹錫悦元大統領による非常戒厳宣布の当夜に国会前へ駆けつけた取材の様子からスタートし、朝鮮戦争を経て軍事独裁政権が幾度も発してきた戒厳令について韓国の近現代史を遡りながら、南北の分断の始まりと現在までを著者の長年の取材を通じてまとめたもの。
文在寅政権時の南北融和の進展と決裂に至った詳細な経緯や韓国の人々の期待と失望、「統一」に対する考え方の差異について等、日本での報道だけでは分からなかったこともたくさんあり、すごく勉強になりました。
October 26, 2025 at 10:21 AM
最近読んだ本では、ジャーナリストの徐台教(ソ・テギョ)さんの『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』がとても良かったです。
昨年の尹錫悦元大統領による非常戒厳宣布の当夜に国会前へ駆けつけた取材の様子からスタートし、朝鮮戦争を経て軍事独裁政権が幾度も発してきた戒厳令について韓国の近現代史を遡りながら、南北の分断の始まりと現在までを著者の長年の取材を通じてまとめたもの。
文在寅政権時の南北融和の進展と決裂に至った詳細な経緯や韓国の人々の期待と失望、「統一」に対する考え方の差異について等、日本での報道だけでは分からなかったこともたくさんあり、すごく勉強になりました。
昨年の尹錫悦元大統領による非常戒厳宣布の当夜に国会前へ駆けつけた取材の様子からスタートし、朝鮮戦争を経て軍事独裁政権が幾度も発してきた戒厳令について韓国の近現代史を遡りながら、南北の分断の始まりと現在までを著者の長年の取材を通じてまとめたもの。
文在寅政権時の南北融和の進展と決裂に至った詳細な経緯や韓国の人々の期待と失望、「統一」に対する考え方の差異について等、日本での報道だけでは分からなかったこともたくさんあり、すごく勉強になりました。
先月読んだエッセイ、日本語を第二言語とする作家グレゴリー・ケズナジャットの『言葉のトランジット』もとても良かった。
有名な「マイジャパン症候群」の回をはじめ、日本での生活における文化や言葉についての切り口が注目されることが多いけれど、「異文化」とは無関係に日常の中のささいな物事から深く思索してゆく著者の感性がとても魅力的だった。
新年の計画が台無しになる“失敗という恩恵”に考えを巡らせる「新年の抱負と、その先に待つ失敗」、ソフトウェアに惹かれた幼少期を思い出しながら現代のアプリ世代へ物申したくなる感情を見つめつつ父を想う「スタックメモリ」、自分と他者を隔てる線についての「読書遍歴」が特に好き。
有名な「マイジャパン症候群」の回をはじめ、日本での生活における文化や言葉についての切り口が注目されることが多いけれど、「異文化」とは無関係に日常の中のささいな物事から深く思索してゆく著者の感性がとても魅力的だった。
新年の計画が台無しになる“失敗という恩恵”に考えを巡らせる「新年の抱負と、その先に待つ失敗」、ソフトウェアに惹かれた幼少期を思い出しながら現代のアプリ世代へ物申したくなる感情を見つめつつ父を想う「スタックメモリ」、自分と他者を隔てる線についての「読書遍歴」が特に好き。
October 26, 2025 at 9:00 AM
先月読んだエッセイ、日本語を第二言語とする作家グレゴリー・ケズナジャットの『言葉のトランジット』もとても良かった。
有名な「マイジャパン症候群」の回をはじめ、日本での生活における文化や言葉についての切り口が注目されることが多いけれど、「異文化」とは無関係に日常の中のささいな物事から深く思索してゆく著者の感性がとても魅力的だった。
新年の計画が台無しになる“失敗という恩恵”に考えを巡らせる「新年の抱負と、その先に待つ失敗」、ソフトウェアに惹かれた幼少期を思い出しながら現代のアプリ世代へ物申したくなる感情を見つめつつ父を想う「スタックメモリ」、自分と他者を隔てる線についての「読書遍歴」が特に好き。
有名な「マイジャパン症候群」の回をはじめ、日本での生活における文化や言葉についての切り口が注目されることが多いけれど、「異文化」とは無関係に日常の中のささいな物事から深く思索してゆく著者の感性がとても魅力的だった。
新年の計画が台無しになる“失敗という恩恵”に考えを巡らせる「新年の抱負と、その先に待つ失敗」、ソフトウェアに惹かれた幼少期を思い出しながら現代のアプリ世代へ物申したくなる感情を見つめつつ父を想う「スタックメモリ」、自分と他者を隔てる線についての「読書遍歴」が特に好き。
『ユリイカ』の澤村伊智特集がめちゃくちゃ面白かった。
未来の技術を描きながらも現在の社会の差別がくっきりと炙り出されるSF短篇集『ファミリーランド』についての論考、近藤銀河「『ファミリーランド』と差別という恐怖」が特に良かった。
澤村伊智はこれまでも度々、恐怖を扱うホラーというジャンルが内包する危険性や作り手側の倫理について言及してきたけれど、今回の対談やインタビューでもたくさん話に出てきた。
寄稿者陣はもちろん澤村作品のそうした恐怖と現実社会との接続に着目して論じているが、ホラー作家本人がそこに自覚的であるかどうかを聞けるとすごく安心できる。
未来の技術を描きながらも現在の社会の差別がくっきりと炙り出されるSF短篇集『ファミリーランド』についての論考、近藤銀河「『ファミリーランド』と差別という恐怖」が特に良かった。
澤村伊智はこれまでも度々、恐怖を扱うホラーというジャンルが内包する危険性や作り手側の倫理について言及してきたけれど、今回の対談やインタビューでもたくさん話に出てきた。
寄稿者陣はもちろん澤村作品のそうした恐怖と現実社会との接続に着目して論じているが、ホラー作家本人がそこに自覚的であるかどうかを聞けるとすごく安心できる。
October 26, 2025 at 8:49 AM
『ユリイカ』の澤村伊智特集がめちゃくちゃ面白かった。
未来の技術を描きながらも現在の社会の差別がくっきりと炙り出されるSF短篇集『ファミリーランド』についての論考、近藤銀河「『ファミリーランド』と差別という恐怖」が特に良かった。
澤村伊智はこれまでも度々、恐怖を扱うホラーというジャンルが内包する危険性や作り手側の倫理について言及してきたけれど、今回の対談やインタビューでもたくさん話に出てきた。
寄稿者陣はもちろん澤村作品のそうした恐怖と現実社会との接続に着目して論じているが、ホラー作家本人がそこに自覚的であるかどうかを聞けるとすごく安心できる。
未来の技術を描きながらも現在の社会の差別がくっきりと炙り出されるSF短篇集『ファミリーランド』についての論考、近藤銀河「『ファミリーランド』と差別という恐怖」が特に良かった。
澤村伊智はこれまでも度々、恐怖を扱うホラーというジャンルが内包する危険性や作り手側の倫理について言及してきたけれど、今回の対談やインタビューでもたくさん話に出てきた。
寄稿者陣はもちろん澤村作品のそうした恐怖と現実社会との接続に着目して論じているが、ホラー作家本人がそこに自覚的であるかどうかを聞けるとすごく安心できる。
篠田節子『青の純度』についての集英社の見解を読んだが、作者と編集者が先行研究を蔑ろにしたという事実は覆らないのに、こんな内容を出してそれで問題無いと思っている傲慢な態度に普通にビビる。
「ラッセンをモデルにしているわけではない」という方針を選んだ元々の捩れのせいで、よその人の仕事を踏みつけにする大手出版社の不誠実な態度を見せつけられて本当に嫌だ……。
「ラッセンをモデルにしているわけではない」という方針を選んだ元々の捩れのせいで、よその人の仕事を踏みつけにする大手出版社の不誠実な態度を見せつけられて本当に嫌だ……。
October 25, 2025 at 5:37 AM
篠田節子『青の純度』についての集英社の見解を読んだが、作者と編集者が先行研究を蔑ろにしたという事実は覆らないのに、こんな内容を出してそれで問題無いと思っている傲慢な態度に普通にビビる。
「ラッセンをモデルにしているわけではない」という方針を選んだ元々の捩れのせいで、よその人の仕事を踏みつけにする大手出版社の不誠実な態度を見せつけられて本当に嫌だ……。
「ラッセンをモデルにしているわけではない」という方針を選んだ元々の捩れのせいで、よその人の仕事を踏みつけにする大手出版社の不誠実な態度を見せつけられて本当に嫌だ……。
久しぶりの超快晴と暖かさのおかげでずっと続いていた気分の落ち込みが消えて、この3週間あまりSNSも全く開けなかったのに今日は朝からめちゃくちゃ元気なのだけど、陽射しの有無にここまでメンタルを左右されるということが怖すぎる。
今日みたいな気持ちの良い秋の一日がもっと必要なのに、もう冬が来てるし。
今日みたいな気持ちの良い秋の一日がもっと必要なのに、もう冬が来てるし。
October 23, 2025 at 10:11 AM
久しぶりの超快晴と暖かさのおかげでずっと続いていた気分の落ち込みが消えて、この3週間あまりSNSも全く開けなかったのに今日は朝からめちゃくちゃ元気なのだけど、陽射しの有無にここまでメンタルを左右されるということが怖すぎる。
今日みたいな気持ちの良い秋の一日がもっと必要なのに、もう冬が来てるし。
今日みたいな気持ちの良い秋の一日がもっと必要なのに、もう冬が来てるし。
国内政治も国際情勢も日々あまりにしんどいことが起こり続けるのに参って、9月はひたすらダウナーのまま終わった。総裁選本当に無理すぎる。
October 1, 2025 at 11:01 AM
国内政治も国際情勢も日々あまりにしんどいことが起こり続けるのに参って、9月はひたすらダウナーのまま終わった。総裁選本当に無理すぎる。
9月に読んだ本。
毎年、ホロヴィッツやクレイヴンの新刊発売の時期がくるたびに、今年も残りわずかだということを実感して焦ってしまう。
グレゴリー・ケズナジャット『言葉のトランジット』、北村紗衣『学校では教えてくれないシェイクスピア』、水野太貴『会話の0.2秒を言語学する』がとっても面白かった。
毎年、ホロヴィッツやクレイヴンの新刊発売の時期がくるたびに、今年も残りわずかだということを実感して焦ってしまう。
グレゴリー・ケズナジャット『言葉のトランジット』、北村紗衣『学校では教えてくれないシェイクスピア』、水野太貴『会話の0.2秒を言語学する』がとっても面白かった。
October 1, 2025 at 8:43 AM
9月に読んだ本。
毎年、ホロヴィッツやクレイヴンの新刊発売の時期がくるたびに、今年も残りわずかだということを実感して焦ってしまう。
グレゴリー・ケズナジャット『言葉のトランジット』、北村紗衣『学校では教えてくれないシェイクスピア』、水野太貴『会話の0.2秒を言語学する』がとっても面白かった。
毎年、ホロヴィッツやクレイヴンの新刊発売の時期がくるたびに、今年も残りわずかだということを実感して焦ってしまう。
グレゴリー・ケズナジャット『言葉のトランジット』、北村紗衣『学校では教えてくれないシェイクスピア』、水野太貴『会話の0.2秒を言語学する』がとっても面白かった。
昨日久しぶりに会う友人とお茶をしたら、お母さんに介護保険の利用が必要な状況だけれども友人としては介護認定調査などへの不信感があるという話になり、しかしその不信感の内容はデマというか事実とは異なる誤認ばかりだったので、デマを否定したくて介護保険制度と認定調査を受ける段取りやその後の流れについて説明したが、めちゃくちゃ気まずい空気になってしまった……。
私は20代の頃から祖母のケアをしているので、国の社会福祉の制度や従事する人たちへ対する手薄さの問題や不満についての話なら共感したいけれど、藁人形論法で私がお世話になってきた各所の人たちの仕事を悪く言われるのは我慢できなかった。
私は20代の頃から祖母のケアをしているので、国の社会福祉の制度や従事する人たちへ対する手薄さの問題や不満についての話なら共感したいけれど、藁人形論法で私がお世話になってきた各所の人たちの仕事を悪く言われるのは我慢できなかった。
September 29, 2025 at 8:31 AM
昨日久しぶりに会う友人とお茶をしたら、お母さんに介護保険の利用が必要な状況だけれども友人としては介護認定調査などへの不信感があるという話になり、しかしその不信感の内容はデマというか事実とは異なる誤認ばかりだったので、デマを否定したくて介護保険制度と認定調査を受ける段取りやその後の流れについて説明したが、めちゃくちゃ気まずい空気になってしまった……。
私は20代の頃から祖母のケアをしているので、国の社会福祉の制度や従事する人たちへ対する手薄さの問題や不満についての話なら共感したいけれど、藁人形論法で私がお世話になってきた各所の人たちの仕事を悪く言われるのは我慢できなかった。
私は20代の頃から祖母のケアをしているので、国の社会福祉の制度や従事する人たちへ対する手薄さの問題や不満についての話なら共感したいけれど、藁人形論法で私がお世話になってきた各所の人たちの仕事を悪く言われるのは我慢できなかった。
それと単行本から大幅改変された文庫版『近畿地方のある場所について』も買ったが、語り手の人物設定や関係性の変更と共に彼らが「考察」しながら進む展開へ変わり、怪異の起こりも経緯も現状も何もかも、謎の全てをキッチリと説明し尽くすお話になったことにかなり驚いた。
以前読んだ背筋・梨・雨穴の三氏の鼎談で、背筋氏が「『近畿〜』は謎を残さず作中で全て明かしたつもりだったが、謎が残ったとの読者の反応を見ると別の書きようがあったかも」というような話をしていたので、文庫版では全て明確に解き明かす形にしたのかなとも思った。
曖昧な部分が皆無となり単行本とは雰囲気もだいぶ異なっていて、個人的には戸惑ってしまったが。
以前読んだ背筋・梨・雨穴の三氏の鼎談で、背筋氏が「『近畿〜』は謎を残さず作中で全て明かしたつもりだったが、謎が残ったとの読者の反応を見ると別の書きようがあったかも」というような話をしていたので、文庫版では全て明確に解き明かす形にしたのかなとも思った。
曖昧な部分が皆無となり単行本とは雰囲気もだいぶ異なっていて、個人的には戸惑ってしまったが。
August 31, 2025 at 11:03 AM
それと単行本から大幅改変された文庫版『近畿地方のある場所について』も買ったが、語り手の人物設定や関係性の変更と共に彼らが「考察」しながら進む展開へ変わり、怪異の起こりも経緯も現状も何もかも、謎の全てをキッチリと説明し尽くすお話になったことにかなり驚いた。
以前読んだ背筋・梨・雨穴の三氏の鼎談で、背筋氏が「『近畿〜』は謎を残さず作中で全て明かしたつもりだったが、謎が残ったとの読者の反応を見ると別の書きようがあったかも」というような話をしていたので、文庫版では全て明確に解き明かす形にしたのかなとも思った。
曖昧な部分が皆無となり単行本とは雰囲気もだいぶ異なっていて、個人的には戸惑ってしまったが。
以前読んだ背筋・梨・雨穴の三氏の鼎談で、背筋氏が「『近畿〜』は謎を残さず作中で全て明かしたつもりだったが、謎が残ったとの読者の反応を見ると別の書きようがあったかも」というような話をしていたので、文庫版では全て明確に解き明かす形にしたのかなとも思った。
曖昧な部分が皆無となり単行本とは雰囲気もだいぶ異なっていて、個人的には戸惑ってしまったが。
8月に買った本。
今年のお盆の個人的な課題図書は、真尾悦子『いくさ世を生きて 沖縄戦の女たち』と、戦後50年時に朝日新聞が女性や子供の戦争体験を募った読者投稿欄をまとめた『女たちの太平洋戦争』でした。
戦争と歴史に思いを巡らす8月という月のパワーがあって何とか、なかなか読み通せない本を毎年お盆休みに読んでいる。
『ババヤガの夜』は単行本を持っているけれど、うちの最寄りの書店にもサイン本がたくさん入っていたので、王谷晶さんファンの母が買おうと。読者が激増していて嬉しい。
今年のお盆の個人的な課題図書は、真尾悦子『いくさ世を生きて 沖縄戦の女たち』と、戦後50年時に朝日新聞が女性や子供の戦争体験を募った読者投稿欄をまとめた『女たちの太平洋戦争』でした。
戦争と歴史に思いを巡らす8月という月のパワーがあって何とか、なかなか読み通せない本を毎年お盆休みに読んでいる。
『ババヤガの夜』は単行本を持っているけれど、うちの最寄りの書店にもサイン本がたくさん入っていたので、王谷晶さんファンの母が買おうと。読者が激増していて嬉しい。
August 31, 2025 at 10:59 AM
8月に買った本。
今年のお盆の個人的な課題図書は、真尾悦子『いくさ世を生きて 沖縄戦の女たち』と、戦後50年時に朝日新聞が女性や子供の戦争体験を募った読者投稿欄をまとめた『女たちの太平洋戦争』でした。
戦争と歴史に思いを巡らす8月という月のパワーがあって何とか、なかなか読み通せない本を毎年お盆休みに読んでいる。
『ババヤガの夜』は単行本を持っているけれど、うちの最寄りの書店にもサイン本がたくさん入っていたので、王谷晶さんファンの母が買おうと。読者が激増していて嬉しい。
今年のお盆の個人的な課題図書は、真尾悦子『いくさ世を生きて 沖縄戦の女たち』と、戦後50年時に朝日新聞が女性や子供の戦争体験を募った読者投稿欄をまとめた『女たちの太平洋戦争』でした。
戦争と歴史に思いを巡らす8月という月のパワーがあって何とか、なかなか読み通せない本を毎年お盆休みに読んでいる。
『ババヤガの夜』は単行本を持っているけれど、うちの最寄りの書店にもサイン本がたくさん入っていたので、王谷晶さんファンの母が買おうと。読者が激増していて嬉しい。
今日読んだ角川ホラー文庫の新刊本が、作中に作家本人が登場して角川の編集者と打ち合わせをしながら本作の刊行を進めるというメタフィクショナルな体裁の短編集だったのだけど、どんな話を書こうがそれで読者が障りを受けようが「怖ければ何でも良いんですよ」と編集者が作家に言い放ち、これが角川ホラー文庫だ……!的な展開に全然ノれない自分がいた。(各短編自体は面白かったです)
August 25, 2025 at 11:57 AM
今日読んだ角川ホラー文庫の新刊本が、作中に作家本人が登場して角川の編集者と打ち合わせをしながら本作の刊行を進めるというメタフィクショナルな体裁の短編集だったのだけど、どんな話を書こうがそれで読者が障りを受けようが「怖ければ何でも良いんですよ」と編集者が作家に言い放ち、これが角川ホラー文庫だ……!的な展開に全然ノれない自分がいた。(各短編自体は面白かったです)
『イラクサ姫と骨の犬』T・キングフィッシャー/原島文世訳
小国の王女マーラが、大国に嫁いだ姉が王子から虐待され命の危機にあると知り、王子を暗殺するための旅に出る物語。
修道院で暮らす30歳の王女マーラの旅の仲間は、皮肉屋の高齢魔女、骨をつないで生まれた骸骨犬、ゴブリン市に囚われていた異国の戦士の大男、健康を授ける力しか持たない訳ありフェアリーゴッドマザーという最高な面々!
女性の痛みを見つめるヘビーなお話ながらも、視点人物であるマーラの語りにも会話にも悲愴な中にずっとユーモアが有るのでとても楽しい。
小国の王女マーラが、大国に嫁いだ姉が王子から虐待され命の危機にあると知り、王子を暗殺するための旅に出る物語。
修道院で暮らす30歳の王女マーラの旅の仲間は、皮肉屋の高齢魔女、骨をつないで生まれた骸骨犬、ゴブリン市に囚われていた異国の戦士の大男、健康を授ける力しか持たない訳ありフェアリーゴッドマザーという最高な面々!
女性の痛みを見つめるヘビーなお話ながらも、視点人物であるマーラの語りにも会話にも悲愴な中にずっとユーモアが有るのでとても楽しい。
August 20, 2025 at 8:45 AM
『イラクサ姫と骨の犬』T・キングフィッシャー/原島文世訳
小国の王女マーラが、大国に嫁いだ姉が王子から虐待され命の危機にあると知り、王子を暗殺するための旅に出る物語。
修道院で暮らす30歳の王女マーラの旅の仲間は、皮肉屋の高齢魔女、骨をつないで生まれた骸骨犬、ゴブリン市に囚われていた異国の戦士の大男、健康を授ける力しか持たない訳ありフェアリーゴッドマザーという最高な面々!
女性の痛みを見つめるヘビーなお話ながらも、視点人物であるマーラの語りにも会話にも悲愴な中にずっとユーモアが有るのでとても楽しい。
小国の王女マーラが、大国に嫁いだ姉が王子から虐待され命の危機にあると知り、王子を暗殺するための旅に出る物語。
修道院で暮らす30歳の王女マーラの旅の仲間は、皮肉屋の高齢魔女、骨をつないで生まれた骸骨犬、ゴブリン市に囚われていた異国の戦士の大男、健康を授ける力しか持たない訳ありフェアリーゴッドマザーという最高な面々!
女性の痛みを見つめるヘビーなお話ながらも、視点人物であるマーラの語りにも会話にも悲愴な中にずっとユーモアが有るのでとても楽しい。
『伝説とカフェラテ』トラヴィス・バルドリー/原島文世訳
オーク女性のヴィヴが、傭兵稼業を辞めて珈琲店の開業という夢を実現するために奮闘する物語。
中盤で起こる困難には『イコライザー3』的展開が脳裏を過ぎるも、あくまでも荒事での解決は選択せず、苦悩しながらも一貫して昔の自分には戻らない!と第二の人生を築いてゆくヴィヴの姿がとても好きだった。
ファンタジーに登場する種族やお約束への固定観念をあえて外したキャラクター設定の数々も最高。
苦味もありつつ、好人物のもとに好人物たちが集まってくるという素敵なストーリーで、そして女性たちのクィアロマンスとしてもめちゃくちゃ良かった。
オーク女性のヴィヴが、傭兵稼業を辞めて珈琲店の開業という夢を実現するために奮闘する物語。
中盤で起こる困難には『イコライザー3』的展開が脳裏を過ぎるも、あくまでも荒事での解決は選択せず、苦悩しながらも一貫して昔の自分には戻らない!と第二の人生を築いてゆくヴィヴの姿がとても好きだった。
ファンタジーに登場する種族やお約束への固定観念をあえて外したキャラクター設定の数々も最高。
苦味もありつつ、好人物のもとに好人物たちが集まってくるという素敵なストーリーで、そして女性たちのクィアロマンスとしてもめちゃくちゃ良かった。
August 20, 2025 at 8:40 AM
『伝説とカフェラテ』トラヴィス・バルドリー/原島文世訳
オーク女性のヴィヴが、傭兵稼業を辞めて珈琲店の開業という夢を実現するために奮闘する物語。
中盤で起こる困難には『イコライザー3』的展開が脳裏を過ぎるも、あくまでも荒事での解決は選択せず、苦悩しながらも一貫して昔の自分には戻らない!と第二の人生を築いてゆくヴィヴの姿がとても好きだった。
ファンタジーに登場する種族やお約束への固定観念をあえて外したキャラクター設定の数々も最高。
苦味もありつつ、好人物のもとに好人物たちが集まってくるという素敵なストーリーで、そして女性たちのクィアロマンスとしてもめちゃくちゃ良かった。
オーク女性のヴィヴが、傭兵稼業を辞めて珈琲店の開業という夢を実現するために奮闘する物語。
中盤で起こる困難には『イコライザー3』的展開が脳裏を過ぎるも、あくまでも荒事での解決は選択せず、苦悩しながらも一貫して昔の自分には戻らない!と第二の人生を築いてゆくヴィヴの姿がとても好きだった。
ファンタジーに登場する種族やお約束への固定観念をあえて外したキャラクター設定の数々も最高。
苦味もありつつ、好人物のもとに好人物たちが集まってくるという素敵なストーリーで、そして女性たちのクィアロマンスとしてもめちゃくちゃ良かった。
2冊続けて読んだ海外ファンタジー小説が、どちらもすごく良かった。
小国の王女が、妃を虐待する大国のクズ王子を暗殺せんと立ち上がる『イラクサ姫と骨の犬』と、オーク女性が傭兵稼業を辞めて珈琲店を開くために奮闘する『伝説とカフェラテ』(こちらは女性たちの素敵なクィアロマンスでもありました!)。
こうした物語を探している人にお薦めできる本があるということが嬉しい。
小国の王女が、妃を虐待する大国のクズ王子を暗殺せんと立ち上がる『イラクサ姫と骨の犬』と、オーク女性が傭兵稼業を辞めて珈琲店を開くために奮闘する『伝説とカフェラテ』(こちらは女性たちの素敵なクィアロマンスでもありました!)。
こうした物語を探している人にお薦めできる本があるということが嬉しい。
August 20, 2025 at 8:37 AM
2冊続けて読んだ海外ファンタジー小説が、どちらもすごく良かった。
小国の王女が、妃を虐待する大国のクズ王子を暗殺せんと立ち上がる『イラクサ姫と骨の犬』と、オーク女性が傭兵稼業を辞めて珈琲店を開くために奮闘する『伝説とカフェラテ』(こちらは女性たちの素敵なクィアロマンスでもありました!)。
こうした物語を探している人にお薦めできる本があるということが嬉しい。
小国の王女が、妃を虐待する大国のクズ王子を暗殺せんと立ち上がる『イラクサ姫と骨の犬』と、オーク女性が傭兵稼業を辞めて珈琲店を開くために奮闘する『伝説とカフェラテ』(こちらは女性たちの素敵なクィアロマンスでもありました!)。
こうした物語を探している人にお薦めできる本があるということが嬉しい。
7月に買った本。久しぶりにミステリをすいすい読めるモードが続いていて嬉しい。
尹雄大さんとイリナ・グリゴレさんの往復書簡である『ガラスと雪のように言葉が溶ける』、忘れがたい「対話」だった。お二人の言葉がふとした時によみがえってくる。
尹雄大さんとイリナ・グリゴレさんの往復書簡である『ガラスと雪のように言葉が溶ける』、忘れがたい「対話」だった。お二人の言葉がふとした時によみがえってくる。
August 4, 2025 at 10:50 AM
7月に買った本。久しぶりにミステリをすいすい読めるモードが続いていて嬉しい。
尹雄大さんとイリナ・グリゴレさんの往復書簡である『ガラスと雪のように言葉が溶ける』、忘れがたい「対話」だった。お二人の言葉がふとした時によみがえってくる。
尹雄大さんとイリナ・グリゴレさんの往復書簡である『ガラスと雪のように言葉が溶ける』、忘れがたい「対話」だった。お二人の言葉がふとした時によみがえってくる。
選挙結果にメンタルが落ち込んでずっとヤバかったので、今日はもう午後休みを取ってダラっとしていた。
自民党が盤石のスーパー保守王国の北陸生まれなので選挙結果が辛くなかったことなんて人生で無いのだが、ここまでの極右が選ばれてしまう現実はしんどすぎる。
コーヒーマシンを処分してカフェインを控えていたのに、最近ストレスから我慢できずにまた豆を買うようになりハンドドリップで淹れている。元の木阿弥。
でもお気に入りのカップとソーサーを順番に使って淹れたコーヒーで休憩時間を取るのが、今のちょっとした楽しみ。
自民党が盤石のスーパー保守王国の北陸生まれなので選挙結果が辛くなかったことなんて人生で無いのだが、ここまでの極右が選ばれてしまう現実はしんどすぎる。
コーヒーマシンを処分してカフェインを控えていたのに、最近ストレスから我慢できずにまた豆を買うようになりハンドドリップで淹れている。元の木阿弥。
でもお気に入りのカップとソーサーを順番に使って淹れたコーヒーで休憩時間を取るのが、今のちょっとした楽しみ。
July 24, 2025 at 8:16 AM
選挙結果にメンタルが落ち込んでずっとヤバかったので、今日はもう午後休みを取ってダラっとしていた。
自民党が盤石のスーパー保守王国の北陸生まれなので選挙結果が辛くなかったことなんて人生で無いのだが、ここまでの極右が選ばれてしまう現実はしんどすぎる。
コーヒーマシンを処分してカフェインを控えていたのに、最近ストレスから我慢できずにまた豆を買うようになりハンドドリップで淹れている。元の木阿弥。
でもお気に入りのカップとソーサーを順番に使って淹れたコーヒーで休憩時間を取るのが、今のちょっとした楽しみ。
自民党が盤石のスーパー保守王国の北陸生まれなので選挙結果が辛くなかったことなんて人生で無いのだが、ここまでの極右が選ばれてしまう現実はしんどすぎる。
コーヒーマシンを処分してカフェインを控えていたのに、最近ストレスから我慢できずにまた豆を買うようになりハンドドリップで淹れている。元の木阿弥。
でもお気に入りのカップとソーサーを順番に使って淹れたコーヒーで休憩時間を取るのが、今のちょっとした楽しみ。
期日前投票を済ませてきましたが、選挙のたびにひどい言説が飛び交って、それによって浮き彫りになるものを目の当たりにする日々がキツすぎて比喩ではなくずっと具合が悪い。
近年の選挙の様相の変化というかこの空気感がしんどすぎるし、候補者による暴挙や無法行為に対して政治も行政機関も報道も企業も真剣に対応しないことに本当に落ち込む。
近年の選挙の様相の変化というかこの空気感がしんどすぎるし、候補者による暴挙や無法行為に対して政治も行政機関も報道も企業も真剣に対応しないことに本当に落ち込む。
July 16, 2025 at 11:05 AM
期日前投票を済ませてきましたが、選挙のたびにひどい言説が飛び交って、それによって浮き彫りになるものを目の当たりにする日々がキツすぎて比喩ではなくずっと具合が悪い。
近年の選挙の様相の変化というかこの空気感がしんどすぎるし、候補者による暴挙や無法行為に対して政治も行政機関も報道も企業も真剣に対応しないことに本当に落ち込む。
近年の選挙の様相の変化というかこの空気感がしんどすぎるし、候補者による暴挙や無法行為に対して政治も行政機関も報道も企業も真剣に対応しないことに本当に落ち込む。
上半期ベスト本、10冊選んだつもりがうっかり9冊しか入ってなかったので、オズヴァルド・ルワット『水棲生物 水の底のアフリカ』を追加します。
カメルーン出身のドキュメンタリー監督の作家デビュー作。
カメルーン出身のドキュメンタリー監督の作家デビュー作。
6月までに読んだ本のうち、特に好きだった10冊。読んだ順です。
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
July 10, 2025 at 10:36 AM
上半期ベスト本、10冊選んだつもりがうっかり9冊しか入ってなかったので、オズヴァルド・ルワット『水棲生物 水の底のアフリカ』を追加します。
カメルーン出身のドキュメンタリー監督の作家デビュー作。
カメルーン出身のドキュメンタリー監督の作家デビュー作。
さっき夕方のニュースで「日本人の外食回数が減っている」というプチ特集をやっていたのだが、全然シリアスなトーンじゃなかったので、「外食や飲み会における昔ながらの“常識”的なあれこれが変化してきてるんですよ〜」みたいな話なのかなと思って見ていたら、普通に「みんなお金が無いから外食に行けなくなっている」という内容でビッックリした。
「お金が無いから予算を低めに設定している、飲み会の前に家でご飯を食べていく、そもそも外食する余裕がない……」という声がひたすら続き、そんな日本の現状がやばい話を問題提起するどころかバラエティみたいなトーンでカラッと紹介して終わり、な報道番組って意味不明すぎる。
「お金が無いから予算を低めに設定している、飲み会の前に家でご飯を食べていく、そもそも外食する余裕がない……」という声がひたすら続き、そんな日本の現状がやばい話を問題提起するどころかバラエティみたいなトーンでカラッと紹介して終わり、な報道番組って意味不明すぎる。
July 7, 2025 at 10:22 AM
さっき夕方のニュースで「日本人の外食回数が減っている」というプチ特集をやっていたのだが、全然シリアスなトーンじゃなかったので、「外食や飲み会における昔ながらの“常識”的なあれこれが変化してきてるんですよ〜」みたいな話なのかなと思って見ていたら、普通に「みんなお金が無いから外食に行けなくなっている」という内容でビッックリした。
「お金が無いから予算を低めに設定している、飲み会の前に家でご飯を食べていく、そもそも外食する余裕がない……」という声がひたすら続き、そんな日本の現状がやばい話を問題提起するどころかバラエティみたいなトーンでカラッと紹介して終わり、な報道番組って意味不明すぎる。
「お金が無いから予算を低めに設定している、飲み会の前に家でご飯を食べていく、そもそも外食する余裕がない……」という声がひたすら続き、そんな日本の現状がやばい話を問題提起するどころかバラエティみたいなトーンでカラッと紹介して終わり、な報道番組って意味不明すぎる。
エッセイ、人文書編。読んだ順です。
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』キャシー・パーク・ホン
◆『ペルーからきた私の娘』藤本和子
◆『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』藤本和子
◆『私の人生』ダーチャ・マライーニ
◆『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子
◆『増補版・お砂糖とスパイスと爆発的な何か』北村紗衣
◆『反中絶の極右たち なぜ女性の自由に恐怖するのか』シャン・ノリス
◆『みえないもの』イリナ グリゴレ
◆『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ
◆『Pageboy エリオット・ペイジ自伝』エリオット・ペイジ
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』キャシー・パーク・ホン
◆『ペルーからきた私の娘』藤本和子
◆『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』藤本和子
◆『私の人生』ダーチャ・マライーニ
◆『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子
◆『増補版・お砂糖とスパイスと爆発的な何か』北村紗衣
◆『反中絶の極右たち なぜ女性の自由に恐怖するのか』シャン・ノリス
◆『みえないもの』イリナ グリゴレ
◆『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ
◆『Pageboy エリオット・ペイジ自伝』エリオット・ペイジ
July 2, 2025 at 10:32 AM
エッセイ、人文書編。読んだ順です。
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』キャシー・パーク・ホン
◆『ペルーからきた私の娘』藤本和子
◆『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』藤本和子
◆『私の人生』ダーチャ・マライーニ
◆『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子
◆『増補版・お砂糖とスパイスと爆発的な何か』北村紗衣
◆『反中絶の極右たち なぜ女性の自由に恐怖するのか』シャン・ノリス
◆『みえないもの』イリナ グリゴレ
◆『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ
◆『Pageboy エリオット・ペイジ自伝』エリオット・ペイジ
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』キャシー・パーク・ホン
◆『ペルーからきた私の娘』藤本和子
◆『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』藤本和子
◆『私の人生』ダーチャ・マライーニ
◆『死ぬまでに行きたい海』岸本佐知子
◆『増補版・お砂糖とスパイスと爆発的な何か』北村紗衣
◆『反中絶の極右たち なぜ女性の自由に恐怖するのか』シャン・ノリス
◆『みえないもの』イリナ グリゴレ
◆『翻訳する私』ジュンパ・ラヒリ
◆『Pageboy エリオット・ペイジ自伝』エリオット・ペイジ
6月までに読んだ本のうち、特に好きだった10冊。読んだ順です。
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
July 2, 2025 at 10:29 AM
6月までに読んだ本のうち、特に好きだった10冊。読んだ順です。
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
#2025年上半期の本ベスト約10冊
◆『美は傷』エカ・クルニアワン
◆『チャーチ・レディの秘密の生活』ディーシャ・フィルヨー
◆『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ
◆『わたしたちが光の速さで進めないなら』キム・チョヨプ
◆『チェーンギャング・オールスターズ』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
◆『密やかな炎』セレステ・イング
◆『ブリス・モンタージュ』リン・マー
◆『歌う丘の聖職者』ニー・ヴォ
◆『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン
『異形コレクション』はめちゃくちゃオススメのアンソロジーで、いろんな作家の新作書き下ろしを読めるのが超嬉しいのだけど、監修の井上雅彦さんによる著者紹介&物語案内の紹介文がうますぎて、それを読むのが個人的には一番の楽しみになってるところがある。
最新刊が『メロディアス』で、今年の『このホラーがすごい!』ベスト20の井上雅彦、澤村伊智、空木春宵、昨年の斜線堂有紀の本は異形コレクション収録作からの作品集。
最新刊が『メロディアス』で、今年の『このホラーがすごい!』ベスト20の井上雅彦、澤村伊智、空木春宵、昨年の斜線堂有紀の本は異形コレクション収録作からの作品集。
私の2025年ホラー小説ベスト6を選んでみました。好みがめちゃくちゃ出ている。
【国内編】
①『さかさ星』貴志祐介
②『メロディアス 異形コレクションLVIII』井上雅彦監修
③『頭の大きな毛のないコウモリ』澤村伊智
④『右園死児報告』真島文吉
⑤『死念山葬』朝倉宏景
⑥『バラバラ屋敷の怪談』大島清昭
【海外編】
①『ある晴れたXデイに』マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
②『救出の距離』サマンタ・シュウェブリン
③『冬の子』ジャック・ケッチャム
④『カクテル、ラブ、ゾンビ』チョ・イェウン
⑤『白猫、黒犬』ケリー・リンク
⑥『死者を動かすもの』T・キングフィッシャー
【国内編】
①『さかさ星』貴志祐介
②『メロディアス 異形コレクションLVIII』井上雅彦監修
③『頭の大きな毛のないコウモリ』澤村伊智
④『右園死児報告』真島文吉
⑤『死念山葬』朝倉宏景
⑥『バラバラ屋敷の怪談』大島清昭
【海外編】
①『ある晴れたXデイに』マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
②『救出の距離』サマンタ・シュウェブリン
③『冬の子』ジャック・ケッチャム
④『カクテル、ラブ、ゾンビ』チョ・イェウン
⑤『白猫、黒犬』ケリー・リンク
⑥『死者を動かすもの』T・キングフィッシャー
June 27, 2025 at 10:59 AM
『異形コレクション』はめちゃくちゃオススメのアンソロジーで、いろんな作家の新作書き下ろしを読めるのが超嬉しいのだけど、監修の井上雅彦さんによる著者紹介&物語案内の紹介文がうますぎて、それを読むのが個人的には一番の楽しみになってるところがある。
最新刊が『メロディアス』で、今年の『このホラーがすごい!』ベスト20の井上雅彦、澤村伊智、空木春宵、昨年の斜線堂有紀の本は異形コレクション収録作からの作品集。
最新刊が『メロディアス』で、今年の『このホラーがすごい!』ベスト20の井上雅彦、澤村伊智、空木春宵、昨年の斜線堂有紀の本は異形コレクション収録作からの作品集。
『このホラーがすごい!2025年版』をようやく読みました。ベスト20にランクインしている作品のうち、自分の既読本は国内15作/海外10作だった。
海外編ではキングを2作とも未読なのと古典は購入を見送っていたのだけど、『廃墟建築家』やイーディス・ウォートンの綺譚集やスイスの幻想民話集など、知らなかった&読みたい本がたくさん出てきた。
海外編ではキングを2作とも未読なのと古典は購入を見送っていたのだけど、『廃墟建築家』やイーディス・ウォートンの綺譚集やスイスの幻想民話集など、知らなかった&読みたい本がたくさん出てきた。
June 27, 2025 at 10:08 AM
『このホラーがすごい!2025年版』をようやく読みました。ベスト20にランクインしている作品のうち、自分の既読本は国内15作/海外10作だった。
海外編ではキングを2作とも未読なのと古典は購入を見送っていたのだけど、『廃墟建築家』やイーディス・ウォートンの綺譚集やスイスの幻想民話集など、知らなかった&読みたい本がたくさん出てきた。
海外編ではキングを2作とも未読なのと古典は購入を見送っていたのだけど、『廃墟建築家』やイーディス・ウォートンの綺譚集やスイスの幻想民話集など、知らなかった&読みたい本がたくさん出てきた。