ようじ
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ようじ
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真菌類に興味があります。初学者です。
B2 Mycology / Taxonomy 🍄🔬
厚膜胞子は棘を含めた径が(15μm-)18.9μm(-21.5μm)、含めない径が(9.5μm-)11.7μm(-13.5μm)。全体に棘をもち、中に大きな油滴を1つもつ。棘は先端で分岐し、先端に丸みをもつ。薄褐色。

担子胞子は4.1μm×2.8μm。Q値=1.5-1.8の楕円形。無色で嘴状突起をもち、まれに油滴をもつ。
July 24, 2024 at 12:15 AM
ヤグラタケ 𝘈𝘴𝘵𝘦𝘳𝘰𝘱𝘩𝘰𝘳𝘢 𝘭𝘺𝘤𝘰𝘱𝘦𝘳𝘥𝘰𝘪𝘥𝘦𝘴

担子胞子と厚壁胞子です。
July 24, 2024 at 12:14 AM
各種の拡大写真も載せます。それぞれ

1.傘断面
2.柄断面
3.柄下部表面
4.傘縁

です。記載し忘れましたが、顕微鏡写真は×2000で観察し、フロキシンで染色しています。

鳥取市. 2023/12/10.
February 25, 2024 at 2:46 AM
ここに各種図鑑に掲載されたアシナガタケ、及び 𝘔𝘺𝘤𝘦𝘯𝘢 𝘱𝘰𝘭𝘺𝘨𝘳𝘢𝘮𝘮𝘢 の簡単な特徴を示します。

日本国内では「晩秋から冬にかけて落ち葉上から発生する、柄が極めて長く、柄表面に条線をもち、全体が褐色〜灰褐色のクヌギタケ型(mycenoid)菌」をまとめてアシナガタケとしているケースが散見されますが、慎重になった方が良い気がします。

市販の図鑑では「きのこ大図鑑」に掲載されたアシナガタケが他のものとかなり特徴が異なる点に留意が必要です。
February 25, 2024 at 2:44 AM
アシナガタケ 𝘔𝘺𝘤𝘦𝘯𝘢 𝘱𝘰𝘭𝘺𝘨𝘳𝘢𝘮𝘮𝘢

アシナガタケとされるものは複数の種が混ざってるか、あるいは種差がかなり大きいと思われる(主観)のですが、本学でよく見られるのは、側シスチジアの先端がよく伸びる特徴を有しています。

・スイスのキノコ図鑑に掲載されている𝘔𝘺𝘤𝘦𝘯𝘢 𝘱𝘰𝘭𝘺𝘨𝘳𝘢𝘮𝘮𝘢と日本産アシナガタケは明らかに別種です。

・原記載は情報が少なく、文章のみで比較するのは困難ですが、日本産の方と類似性があるので、スイス図鑑の方に誤りがある可能性があります。

・青木図版などの仮称種は胞子の大きさなどで区別されており、種差なのか別種なのかが少し微妙です。
February 25, 2024 at 2:38 AM
あと気になったのは、2枚目の骨格菌糸を「シスチジア」と表現した文献が散見されること。

シスチジアは菌糸先端に見られる異型"細胞"という認識だったので、これもシスチジア(つまり、骨格菌糸は分岐や隔壁を持たない・持ちにくいので1細胞が非常に大きく、シスチジアに該当する部分が極めて大きいので少し疑問)になるのか〜と思いました。

なぜ骨格菌糸先端と言わずシスチジアというのでしょう。どっちでも良いのかな。

菌学会発行の用語集パラパラめくってみます。
February 24, 2024 at 12:24 AM
カミウロコタケ 𝘗𝘩𝘭𝘦𝘣𝘪𝘰𝘱𝘴𝘪𝘴 𝘤𝘳𝘢𝘴𝘴𝘢

菌糸には主に厚壁で隔壁・分岐を持たない(もちにくい)骨格菌糸(2枚目)と、薄壁で隔壁・分岐をたくさん持つ生殖菌糸(3枚目)があり、この2つの菌糸を持つタイプを2菌糸型と言います。

カミウロコタケ・スミレウロコタケ・ツクシカワタケなどを肉眼的形質のみで見分けている情報も多いですが、本来的にはここも確認するべきだと思います。

カミウロコタケは2菌糸型です。

紫で可愛いです。
February 24, 2024 at 12:17 AM
こんばんは

もしかすると近所だったかもしれませんね笑
February 23, 2024 at 3:09 PM
あまりにも大きな地衣類を発見してテンション上がりました。

菌類好きとして、そろそろ地衣類も勉強しなきゃなと思ってはいます。思ってはいます。

可愛いですしね。
February 22, 2024 at 3:45 AM
担子器は4胞子性で傘表面の様子が少し特徴的です。(中央が窪み、溝線が数本確認され、粉状)
February 22, 2024 at 2:12 AM
わわ、ありがとうございます!!
勉強になります...!!

これもさび病なんですね!
一応標本はとってあるので、おうち帰ったら顕微鏡観察してみようと思います!

ありがとうございます!!
February 22, 2024 at 2:10 AM
興味深い植物病原菌見つけた。

名古屋市. 2024/2/22.

いつも見るササ類のごま黒やに病菌とは目で見た病徴が異なります。
これが ササ類黒やに病菌 なのか!(出先なので帰ったら日本植物病害大事典で調べます)
February 22, 2024 at 1:39 AM
スギノオチバタケ𝘔𝘢𝘳𝘢𝘴𝘮𝘪𝘶𝘴 𝘤𝘢𝘱𝘪𝘵𝘢𝘵𝘶𝘴

鳥取市. 2023/12/2

シスチジアの先端が頭状に膨れるという面白い特徴を持ってます。学名の種小名もここから来てるぽいですね。

全長は3-5mmで極めて小型です。

【顕微鏡的特徴】
胞子: 7.75μm×4.13μm(avg.)。嘴状突起を持ち、油滴を少量含み平滑で無色。Q値は1.9-2.3程度で長楕円〜円筒形(n=50)。

シスチジア: 45μm×9μm(avg.)で、先端が頭状。側シスチジアや傘シスチジアも同形(n=6)。

共に×2000でフロキシン封入.
February 22, 2024 at 1:31 AM
詳細で網羅的な観察が求められますね。

できるだけ、色々な形質や特徴に着目して観察する癖をつけたいと思います...!!

安定した形質としてそれらが現れているのか、あるいは例外的にそれらが現れているのかという判断には同種と思われるサンプルをいくつも観察することも重要そうですね。

根気が要りそうですが、できる範囲で観察をしていきたいと思います!
本当にありがとうございます。
February 18, 2024 at 10:41 PM
返信ありがとうございます!

たまたまこうなることもあるんですね...勉強になります。

であれば、こういう形質が見られるからといって広義のアワタケ属であると判断するのはあまりにも早計そうですね...

色々な観点から判断するようにしたいと思います。
ありがとうございます...!!
February 18, 2024 at 10:30 PM
おお!!
たしかにそうですね
集計に関する手法は変わってしまいますが、上手くいけば集計できるかもしれませんね!!
February 18, 2024 at 1:20 PM
アミガサタケシーズンが来たらアミガサタケフィードなるものができるのかな
February 18, 2024 at 1:06 PM
お忙しい中失礼します。

この写真のものは、アワタケ属に特徴的な「管孔壁が柄に長く垂生する」に該当しますか?

他の写真のオオダイアシベニイグチではそういう様子をあまり感じなかったので気になりました。
February 18, 2024 at 12:11 PM
ヒメノガステル属 𝘏𝘺𝘮𝘦𝘯𝘰𝘨𝘢𝘴𝘵𝘦𝘳 sp.

大阪市内でもこの子だけはよく見かけます。
それ以外の地下生菌(ニセショウロ属を除く)は見たことがないですね。
February 18, 2024 at 9:27 AM
硬質菌は成熟の度合いを見極めるのが難しくて検鏡もあまりあてにならないので、肉眼的な差を読み取れるようになりたいです。

オツネンタケとニッケイタケはアミロイド反応に差があるとする情報がどこかにあったはずですが、それらも今後ぜひ観察してみたいです。
February 17, 2024 at 10:42 PM
今日のキノコはニッケイタケ 𝘊𝘰𝘭𝘵𝘳𝘪𝘤𝘪𝘢 𝘤𝘪𝘯𝘯𝘢𝘮𝘰𝘮𝘦𝘢 です。

オツネンタケとの違いが、いまいちわかっていません(教科書通りの光沢の有無や色合い、発生場所の差といった違いは知ってるのですが、いまいちピンと来ない違いなんですよね...)。

原記載も目を通しましたが、明確な差は読み取れず。

学名で検索する限り、発生地の違い(オツネンタケは砂地や焼け跡に発生すると言われることがある)はあまりあてにならなくて、光沢の有無が識別として有用なのかな...??という印象です。色合いも絶妙に違いますね。

しっかりとした違いが気になるところではあります。
February 17, 2024 at 10:37 PM
僕が見たアカハテングタケだと思われる子のひだはこんな感じです。

肉色っぽく見える...??じゃなくて、明らかに「アカハ」なんですよね。

なので、っぽく見えるは全部ツルタケダマシ(と思われるもの)だと思っています。

ツバがなければバライロツルタケ(仮)と思うほどちゃんと赤いです。
February 17, 2024 at 7:19 AM
おはようございます。今日のキノコは

ツルタケダマシ𝘈𝘮𝘢𝘯𝘪𝘵𝘢 𝘴𝘱𝘳𝘦𝘵𝘢

だと思ってるやつです。アカハテングタケは確実にそうだと思える子に出会ったことがあるのでよくわかるんですが「ひだが肉色っぽいように見える」は多分全部ツルタケダマシ(と呼ばれているもの)だと思います。

アカハテングタケのひだの赤さは目に見てはっきり分かります。

経験則になりますが、ツルタケダマシの方が小さい気がします...??(胞子はよく観察されるので成熟はしている)
February 17, 2024 at 7:15 AM
本当ですね!かわいいです!

緑変性が弱く、子実体が小型で晩冬〜初春(僕が見かけたのは3月です)に発生することを特徴としているようです。
February 17, 2024 at 6:22 AM
クロコブタケもかなり謎で、構内では子囊の有無、子囊殻の大きさ、メルツァーへの反応性の違いなどで少なくとも3パターンは確定でいます。(それが種差なのかを決定するのは早計だと思いますが。)

特に写真右側のタイプのものは、子囊殻が極めて大きく、肉眼的で球状である点で左側のタイプとは大きく異なります。これらは共にクロコブタケとして投稿されているのをよく見ますが、顕微鏡下でもかなりの差があり、謎です。
February 16, 2024 at 9:22 AM