すわぞ
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140字小説を書きます。『再掲』と付いてるものは、X(Twitter)でも前にポストしたものです。
X、mixi2、タイッツー等もIDは同じsuwazoです。
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吸血鬼と人間シリーズはこちらからどうぞ
吸血鬼「日本、なんか川の数多くない? 行動範囲めっちゃ狭いんだけど」
人間「故郷に帰れよ」

#吸血鬼と人間
友人が拾った赤ん坊を我が子として育てたら、成長するにつれて月を見て泣くようになったという。かぐや姫ではないかと言うと何バカなことをという顔をされた。暫くして友人宅を訪ねたら、巨狼がヘソ天で寝ていた。「人狼の仔だったよ」泣いていたのではなく『鳴いていた』だったらしい。
#140字小説
February 5, 2026 at 1:39 PM
「子供の頃からシンデレラの物語が好きだったわ。ある意味でね」老婦人は語る。「皆が私を馬鹿にした。誰も私の夢を理解しなかった。でも私は諦めなかった。頑張って夢を叶えたの」「シンデレラになった?」「まさか。魔法使いのおばあさんになったのよ」彼女は女子奨学金の創設者である。
#140字小説
再掲です
February 5, 2026 at 10:01 AM
これこれ
February 5, 2026 at 8:34 AM
万能だから!
February 5, 2026 at 8:22 AM
すっごく覚えがあると思ったら持ってたコレ
BL系の単行本買ったら中に「訪問販売員が真の万能ネギを売りつけていって、ネギで釘も打てるし何でもできたのだが家の人がそれを味噌汁の具にしてしまう、そして万能なのでそれもちゃんと美味しい」という数ページのコントみたいな漫画を添えてて大変好きであった
上記の漫画に当然BLの要素は欠片もないのだった
February 5, 2026 at 8:21 AM
えっくすのインプレゾンビほんとひっどいな……
February 4, 2026 at 11:20 PM
魔法のランプを手に入れた。魔神に「あと5kg痩せたい」と言ったら毎日のランニングに伴走してくれたし、「人気店のスイーツ食べたい」と言ったら行列に並ぶのに2時間付き合ってくれた。今日は「好きな人と映画行きたい」と言って魔神の手を引っ張って一緒に映画を観に行った。
#140字小説
February 4, 2026 at 12:26 PM
花魁の前に現れたのは狐だった。怪我して死にかけたのを人の男に救われた。人に化けて恩返ししたいが人の美醜がわからない。美しいと評判の貴女の姿に化けてもよいか。「いいとも」花魁は言う。「私の顔と姿で、愛する男と添い遂げるといい。私には叶わぬ望みを叶えてくれたら私も嬉しい」
#140字小説
再掲です
February 4, 2026 at 10:00 AM
巫女である彼女の予知が外れたことはなかった。ただ一つを除いて。彼女は世界中をたずね、そしてやっと見つけ出した。田舎町で、片足隻眼の男は鼻歌まじりに芋の皮を剥いていた。「あなたを探してた」世界が滅びる予知は、当たるはずだった予知は、外れた。「守ってくれたのはあなたね?」
#140字小説
February 3, 2026 at 11:59 AM
孤児の少女が大怪盗に拾われてから数年がたった。「いつかあんたの本名を教えてくれるって言ったでしょ。まだ駄目?」「そうだな、こんなに長く一緒にいたしな」彼は言った。「俺にはもともと親も名前もなかったんだ。お前が名前を付けてくれよ」お前になら、いいよ。それを本名にするよ。
#140字小説
再掲です
February 3, 2026 at 10:00 AM
アダムがさらに食べようと取ったリンゴが手から滑って地上に落ちるのを見たイヴが万有引力の法則を発見し、蛇は「歴史を端折りすぎだろ」と言いました
February 3, 2026 at 9:23 AM
俺は私立探偵なのだが、アパートの大家の婆さんは俺を便利屋と呼んで草むしりだの迷い猫探しだのの仕事を勝手に受けてくる。で、草むしりに行けば泥棒と鉢合わせし、猫を探せば轢き逃げを目撃する。「婆さんアンタ何者?」「この町の正義の味方さ」煙草の煙をスパーと顔に吹き付けられた。
#140字小説
February 2, 2026 at 12:19 PM
王妃は亡くした子のかわりに犬の仔を可愛がった。しまいには成長した犬の許嫁として下級貴族の娘を城に入れた。大犬と共に城内を好きにうろつく娘を、人々は犬嫁と嘲った。実際確かに彼女は犬のようにあちこちを嗅ぎ回っていた……王妃の秘密の依頼で。幼い王子を暗殺した首謀者を探して。
#140字小説
再掲です
February 2, 2026 at 10:00 AM
「私、山神の生贄になるの」娘が仲良しの狐にぼやくと、貰った餌を食べながら狐は不思議そうに首をかしげた。翌月、花嫁衣装で山に来た娘が見たのは、息絶えた大蛇を銜えた大狐だった。「帰るがよい」村へ戻った娘の元に、仲良しの狐がまた遊びに来る。新しい山神だとはまだ誰も知らない。
#140字小説
February 1, 2026 at 11:46 AM
絵画を始めた友人が、描いた絵を私に隠すようになった。今までどんなに下手でも笑ったりしたことないのに。こっそり絵を盗み見て、わかった。上手くなったから見せられなくなったのだ。上手くなって、それが私であることが明らかになったから。今までの下手な絵も全て私だったのだ。全て。
#140字小説
再掲です
February 1, 2026 at 10:00 AM
「殿下、これがご所望の魔法の鏡です。お妃希望のご令嬢たちの真の望みを映しだす。……あの令嬢は金目当て、不作が続く領地のため。あの令嬢は権力目当て、貧民街に病院をたてる許可のため。あの令嬢は立場の弱い弟の後ろ楯になるために。他様々。殿下、彼女らの覚悟、お知りなさいまし」
#140字小説
再掲です
January 31, 2026 at 10:00 AM
「わたくしも頑張って人と交流して仲良くなろうとしましたけど、ほんの三、四十年もたたないうちに向こうは腰が痛いとか足が痛いとか病気がどうとかばかり言い出して話題が合わなくなって、人づきあいって難しいなって思いましたわ」(エルフ談)
January 31, 2026 at 6:06 AM
つい夫を殺してしまった私を助けてくれたのはホームレスの男だった。何の関わりもないのに。「なぜ優しいの」手際よく死体の始末をしながら男が答える。「旦那、浮気してたんだろ」「ええ」「あんたが作ったオニギリを毎朝公園のゴミ箱に捨ててた」「ええ」「オニギリ美味かったよ」
#140字小説
再掲です
January 31, 2026 at 2:17 AM
「かつて、人間があまりに増えたので、困った妖精たちは人間のいない森や海などに去った。しかし人間は森も海も開発してどこでも来るようになったので、仕方なく妖精たちは、せめて多くの人間が無視するところに居るようになった」「どこに?」「貧民のところさ」「ハハハ」「ハハハ」
#140字小説
January 30, 2026 at 1:41 PM
父は死後にやっと認められた画家だった。狂気をはらんだ作風が高く評価されている。一番好きな絵を聞かれて私が選んだのは明らかな駄作、平凡な風景画だった。「私はこれが好き」父が情熱と狂気を封印して描いた絵。どんな家の壁にも飾れる絵。金のため、娘の病の薬を得るために描いた絵。
#140字小説
再掲です
January 30, 2026 at 10:01 AM
そして僕は死んでしまったのだが、幽霊にはならず、オバケになることにした。落書きみたいなコミカルなやつ。赤ん坊や幼い子供は僕を見ると楽しそうに笑う。寂しい人にはおどけて踊ってみせる。恨みを募らせた悪霊にもそうした。僕がいま一緒に踊っているオバケたちは、その元悪霊たちだ。
#140字小説
January 29, 2026 at 1:37 PM
「おい」頭を小突かれた。「若いもんが呑気に座ってんじゃねえよ。年寄りを敬え」老人に無理やり立たされ、席を奪われた。「しけた顔してんな、さっさと降りちまえ」尻を蹴られて舟から降ろされた。……気がつくと病室だった。あの老人は僕を助けてくれたのだ。三途の川の渡し舟で。
#140字小説
再掲です
January 29, 2026 at 10:16 AM
若い頃、傷ついた竜を助けたことがあると思い出した。礼がしたいと言われて、「綺麗になりたい」と答えた。「すぐに変えることはできぬが、毎日少しずつ綺麗にしてやろう」長い年月が過ぎ、年老いて白髪も皺も増えた私の前にあの竜が現れて、言った。「おお、まこと綺麗になったな」
#140字小説
January 28, 2026 at 11:43 AM
美人だが男が変わる度に趣味も服装も化粧も変わる友人と久しぶりに会ったら、ピンクの髪で現れたので驚いた。「どこで待ち合わせしてもすぐ見つけられるでしょ?」今の彼氏は相貌失認で人の顔が覚えられないのだそうだ。「私が綺麗でなくても好きでいてくれるんだ」友人はすっぴんだった。
#140字小説
再掲です
January 28, 2026 at 10:00 AM
「貴女が生まれ変わるのを何百年も待ってた」突然宇宙船に攫われて宇宙人に言われた。はるか昔死んだ地球人の恋人と、全く同じDNAなのだという。「悪いけど生まれ変わりとかじゃないと思う」懐かしさとか愛情とか全然感じないしと言ったら宇宙人が泣き出したので、ちょっと可哀想になった。
#140字小説
January 27, 2026 at 11:11 AM