自分で撮った動物の写真も時々貼る。
歴史学者である著者が旅行記などから中世の旅とはどのようなものだったのかを描き出す。とはいえ中世の旅行記には行ったこともないのに想像で書いたものもあるので注意が必要w 旅の目的は巡礼と交易が主だったようで(旅があまりに苦難の連続なので物見遊山の旅人が少ないのは当然だ)、巡礼ならヨーロッパからエルサレム、交易であればもっと東方(インドや中国)までの旅が紹介されている。時折はさまれる旅の注意や、作法などのコラムが楽しい。それにしても、落書きしたり、記念物の石を削り取って持ち帰ったり、人間はあまり変わらないのねw
歴史学者である著者が旅行記などから中世の旅とはどのようなものだったのかを描き出す。とはいえ中世の旅行記には行ったこともないのに想像で書いたものもあるので注意が必要w 旅の目的は巡礼と交易が主だったようで(旅があまりに苦難の連続なので物見遊山の旅人が少ないのは当然だ)、巡礼ならヨーロッパからエルサレム、交易であればもっと東方(インドや中国)までの旅が紹介されている。時折はさまれる旅の注意や、作法などのコラムが楽しい。それにしても、落書きしたり、記念物の石を削り取って持ち帰ったり、人間はあまり変わらないのねw
素晴らしい。
中世ドイツ研究の第一人者が『ハーメルの笛吹き男-伝説とその世界-』に続いて著した、中世ドイツにおける庶民生活の素描。農民、共同浴場主、パン屋、牧人、乞食等、当時の社会を構成するの人々の生活を描き出す。ただ職業の解説に留まらず、その背後にある中世的価値観が楽しい。
歴史書からはこぼれ落ちてしまう”その他大勢“の庶民がこんなに面白いとは。
世界史の教科書を参考にしながら読むと、より理解が深まるとおもう。
#読書
素晴らしい。
中世ドイツ研究の第一人者が『ハーメルの笛吹き男-伝説とその世界-』に続いて著した、中世ドイツにおける庶民生活の素描。農民、共同浴場主、パン屋、牧人、乞食等、当時の社会を構成するの人々の生活を描き出す。ただ職業の解説に留まらず、その背後にある中世的価値観が楽しい。
歴史書からはこぼれ落ちてしまう”その他大勢“の庶民がこんなに面白いとは。
世界史の教科書を参考にしながら読むと、より理解が深まるとおもう。
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>RP
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umick.shop-pro.jp?pid=187116900
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演出が面白かった。内容も90分でバチッと決めてくれてた。
妹が失踪した。聴覚障害を持つ姉は、かつて2人で暮らしたマンションで暮らし始める。妹はどこに?夜な夜な響く騒音の正体とは?
『仄暗い水の底から』しかり、『残穢』しかり、集合住宅ホラーは佳作が多い気がする。住んでいるだけで顔の見えない相手の影響を強く受ける、という点がポイントなのかしら。
10/10 公開 映画『層間騒音』公式サイト share.google/iMJOt1mbmzJD...
演出が面白かった。内容も90分でバチッと決めてくれてた。
妹が失踪した。聴覚障害を持つ姉は、かつて2人で暮らしたマンションで暮らし始める。妹はどこに?夜な夜な響く騒音の正体とは?
『仄暗い水の底から』しかり、『残穢』しかり、集合住宅ホラーは佳作が多い気がする。住んでいるだけで顔の見えない相手の影響を強く受ける、という点がポイントなのかしら。
10/10 公開 映画『層間騒音』公式サイト share.google/iMJOt1mbmzJD...
大筋は知っていたが、全編通してみるのは初めて。チャンバラシーンが現代の時代劇よりも遥かに生々しかった。俳優やエキストラの少なくない人々が、実際に戦争していたのもあるのかしら。
ラストシーンの印象が鮮烈。戦争が終わって生産活動に精を出す農民と、生き残って置いていかれた侍達の対比が凄い。
三船敏郎や宮口精二がカッコよかった。
七人の侍 新4Kリマスター版 2025 10.17-11.06 3週間限定上映 share.google/JwS6qJZATWFL...
大筋は知っていたが、全編通してみるのは初めて。チャンバラシーンが現代の時代劇よりも遥かに生々しかった。俳優やエキストラの少なくない人々が、実際に戦争していたのもあるのかしら。
ラストシーンの印象が鮮烈。戦争が終わって生産活動に精を出す農民と、生き残って置いていかれた侍達の対比が凄い。
三船敏郎や宮口精二がカッコよかった。
七人の侍 新4Kリマスター版 2025 10.17-11.06 3週間限定上映 share.google/JwS6qJZATWFL...
1954年に撮られた207分の映画が今みてもこんなバキバキに面白いのは凄いことだ。マジモンの黄金クラシックでありながら、時代劇、サムライ映画としても実は相当に特殊な映画なんじゃないかと思う。
「侍」の廃れと死を描くビターな味わいに貫かれながらも(しかし完璧なラストだ)、『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンさながらの(?)三船敏郎の輝きを筆頭に、敗戦を経てアイデンティティを揺らがされながらも次の時代に移りゆく戦後日本に確かに存在した煌めきを映し取った、一世一代の青春映画のような趣きも感じた。
もし未見ならこれを機にぜひ(ちゃんと休憩も挟むのでご安心)
1954年に撮られた207分の映画が今みてもこんなバキバキに面白いのは凄いことだ。マジモンの黄金クラシックでありながら、時代劇、サムライ映画としても実は相当に特殊な映画なんじゃないかと思う。
「侍」の廃れと死を描くビターな味わいに貫かれながらも(しかし完璧なラストだ)、『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンさながらの(?)三船敏郎の輝きを筆頭に、敗戦を経てアイデンティティを揺らがされながらも次の時代に移りゆく戦後日本に確かに存在した煌めきを映し取った、一世一代の青春映画のような趣きも感じた。
もし未見ならこれを機にぜひ(ちゃんと休憩も挟むのでご安心)
興味深かった。
「茶柱が立つ日は縁起が良い」とか、「丙午の年に生まれた女性は気が強い」みたいな俗信や迷信について、アマチュア民俗学者が記したエッセイ。初版が1965年ということで、今から60年前の日本における迷信の受容のされ方がわかるのは面白い。
個人的に気に入ったのは次の一節。
"鬼門、裏鬼門も昔の人の科学的な合理主義だったなどと説くのはいけない。根拠はそういう見解とはまったく別なこじつけから出ているのだからである。"
このくだり、60年後のTwitterでもやってたよ。
#読書
興味深かった。
「茶柱が立つ日は縁起が良い」とか、「丙午の年に生まれた女性は気が強い」みたいな俗信や迷信について、アマチュア民俗学者が記したエッセイ。初版が1965年ということで、今から60年前の日本における迷信の受容のされ方がわかるのは面白い。
個人的に気に入ったのは次の一節。
"鬼門、裏鬼門も昔の人の科学的な合理主義だったなどと説くのはいけない。根拠はそういう見解とはまったく別なこじつけから出ているのだからである。"
このくだり、60年後のTwitterでもやってたよ。
#読書