(ミシェル・ヴィノック『ミッテラン カトリック少年から社会主義者の大統領へ』大嶋厚訳、吉田書店、2016年、p. 113)
(ミシェル・ヴィノック『ミッテラン カトリック少年から社会主義者の大統領へ』大嶋厚訳、吉田書店、2016年、p. 113)
日本の一部知識層が、スターリン批判について「ソ連のそれは浅いが中国のそれは深い」という、「中国寄り」とも思える反応を示したということは、ある先生の書評で僕は知りましたが、この感情には僭越ながら「右翼じゃない」という装いを纏った民族主義的な何かを感じます。
日本の一部知識層が、スターリン批判について「ソ連のそれは浅いが中国のそれは深い」という、「中国寄り」とも思える反応を示したということは、ある先生の書評で僕は知りましたが、この感情には僭越ながら「右翼じゃない」という装いを纏った民族主義的な何かを感じます。
俺は国粋社会主義者であれ新自由主義者であれ旧套墨守のマルクス主義のソフィストであれ人間という害虫どもに一切の価値を認めない。
俺は国粋社会主義者であれ新自由主義者であれ旧套墨守のマルクス主義のソフィストであれ人間という害虫どもに一切の価値を認めない。
アジアの変種については「農村から都市を包囲する」というポル・ポトに引き継がれた発想自体がきわめて変則的で、「何でもあり」と受け止めるべきではないでしょうか。
アジアの変種については「農村から都市を包囲する」というポル・ポトに引き継がれた発想自体がきわめて変則的で、「何でもあり」と受け止めるべきではないでしょうか。
そして犠牲者たちの悲しみや怒りを背負って段々と体が黒く変じて行った主人公が、最後まで明るい目の輝きを失わなかったのと対照的に、無そのもののように白い体と闇に染まった目。
そして犠牲者たちの悲しみや怒りを背負って段々と体が黒く変じて行った主人公が、最後まで明るい目の輝きを失わなかったのと対照的に、無そのもののように白い体と闇に染まった目。
もう誰も覚えていないと思いますがフィリップ・ブロフィー監督『バイオ・スキャナーズ(Body Melt)』(1993年)という駄目な映画もオーストラリア製で、おかしな製薬会社の作ったビタミン剤を服用した人の舌とかが異常成長して体を破壊するという駄目な映画で、今から思うと邦題は『スキャナーズ』にかけたものか。こういったものを幼いころから見続けてきたことで僕は寛容の精神を涵養されたとも耐えることを学んだともいえましょう。
もう誰も覚えていないと思いますがフィリップ・ブロフィー監督『バイオ・スキャナーズ(Body Melt)』(1993年)という駄目な映画もオーストラリア製で、おかしな製薬会社の作ったビタミン剤を服用した人の舌とかが異常成長して体を破壊するという駄目な映画で、今から思うと邦題は『スキャナーズ』にかけたものか。こういったものを幼いころから見続けてきたことで僕は寛容の精神を涵養されたとも耐えることを学んだともいえましょう。
(スティーブン・コトキン「トランプとロシア ── 愚かなるがゆえの無罪」。『フォーリン・アフェアーズ・リポート 2019年7月号』フォーリン・アフェアーズ・ジャパン、p. 55)
(スティーブン・コトキン「トランプとロシア ── 愚かなるがゆえの無罪」。『フォーリン・アフェアーズ・リポート 2019年7月号』フォーリン・アフェアーズ・ジャパン、p. 55)
僕がここ最近で読んだ、挿絵がない本で気に入った場面のひとつは、ケン・フォレットの『巨人たちの落日』に出てくる、あらゆる支配の正当性を認めないという信条を奉じる隻眼の女性ジャーナリストが、第一次大戦中にずっと傍らにいた上院議員に「はしたない、あんな脂ぎったギリシア人と話し込んだりして」と窘められ、「彼は別に脂ぎっちゃいないし旦那でもないくせに文句を言われる筋合いはない」と言い返したら遂に求婚される場面です。
俺も隻眼でアナーキストの女性記者をどっかで出しちまいそうだ。
僕がここ最近で読んだ、挿絵がない本で気に入った場面のひとつは、ケン・フォレットの『巨人たちの落日』に出てくる、あらゆる支配の正当性を認めないという信条を奉じる隻眼の女性ジャーナリストが、第一次大戦中にずっと傍らにいた上院議員に「はしたない、あんな脂ぎったギリシア人と話し込んだりして」と窘められ、「彼は別に脂ぎっちゃいないし旦那でもないくせに文句を言われる筋合いはない」と言い返したら遂に求婚される場面です。
俺も隻眼でアナーキストの女性記者をどっかで出しちまいそうだ。
なお僕より社会の成績が良く、現在ではIT企業を営む成功者は「現状を変更する必要がない」という消極的な姿勢を積極的にとっていますが俺をサンドバッグ扱いしていたので不幸になれ。
なお僕より社会の成績が良く、現在ではIT企業を営む成功者は「現状を変更する必要がない」という消極的な姿勢を積極的にとっていますが俺をサンドバッグ扱いしていたので不幸になれ。
そういやチェコ事件後の正常化の時期についての論文集があったがプラハの春壊滅後の「ドゥプチェク派」狩りについても扱われているのだろうか。気になって来たが円安が当分続くことが確定したようで参った。
そういやチェコ事件後の正常化の時期についての論文集があったがプラハの春壊滅後の「ドゥプチェク派」狩りについても扱われているのだろうか。気になって来たが円安が当分続くことが確定したようで参った。
作り手の知識に著しく高低差があり、しかもそれについて無自覚であることは明らかなので僕の「好み」ではありません。
作り手の知識に著しく高低差があり、しかもそれについて無自覚であることは明らかなので僕の「好み」ではありません。
それはそれとしてフィンランド政府は継続戦争の最中には民族主義的な同化政策を占領下に置いた地域で行っていたといい、コトキンのスターリン伝第三巻で扱われていることが望まれる。
それはそれとしてフィンランド政府は継続戦争の最中には民族主義的な同化政策を占領下に置いた地域で行っていたといい、コトキンのスターリン伝第三巻で扱われていることが望まれる。
「モーロトフは駄目だ、モーロトフは駄目だ、お前はボーブリコフより嘘つきだ」
(”Niet Molotoff”, 1942)
フィンランド語では引用符の最初と最後が同じ形らしく、「本当か?」と思ったら本当にそうらしい。
「モーロトフは駄目だ、モーロトフは駄目だ、お前はボーブリコフより嘘つきだ」
(”Niet Molotoff”, 1942)
フィンランド語では引用符の最初と最後が同じ形らしく、「本当か?」と思ったら本当にそうらしい。
我慢の限界が来たので高騰している古本に三千円余計に払うことにしましたが、ディルレヴァンガー伝といい本が届かないという事態が続き、事態がこの先も悪化していく前兆のようにも思えて微妙な気分です。
我慢の限界が来たので高騰している古本に三千円余計に払うことにしましたが、ディルレヴァンガー伝といい本が届かないという事態が続き、事態がこの先も悪化していく前兆のようにも思えて微妙な気分です。
僕とて元は自らを右翼と位置づけていたのであるから右翼というだけで攻撃はしないが単に無能だったり私腹を肥やしたりすることを「祖国防衛」で糊塗している類の南アメリカのカウディーリョのような国賊に対しては容赦など不要だし慈悲心など持てるはずがないということが大倭豊秋津洲の国粋主義者の間でこれほど共有されていないとは自分が右翼だと思っていた時には想像もしていませんでした。
僕とて元は自らを右翼と位置づけていたのであるから右翼というだけで攻撃はしないが単に無能だったり私腹を肥やしたりすることを「祖国防衛」で糊塗している類の南アメリカのカウディーリョのような国賊に対しては容赦など不要だし慈悲心など持てるはずがないということが大倭豊秋津洲の国粋主義者の間でこれほど共有されていないとは自分が右翼だと思っていた時には想像もしていませんでした。
僕の基準ではナチス・ドイツ占領下とかソヴェト同盟の影響下にあるとかの「そもそも政治参加の権利が消滅している」とか「投票制度はあるが国民が政策を決める権利ではなく国民が忠誠心を示すための制度になっている」という状況が普通なので、参政権というものは義務という以上に世界でそれが許されている状況自体が特権的でさえあると思っていますが、大倭豊秋津洲では義務教育の過程で「自主性の放棄」と「政治への関心の衰退」が助長されているのではないかと思うこともないわけでなく、何も考えず現政権を継続させてしまう人がいるとしても驚きはしません。
僕の基準ではナチス・ドイツ占領下とかソヴェト同盟の影響下にあるとかの「そもそも政治参加の権利が消滅している」とか「投票制度はあるが国民が政策を決める権利ではなく国民が忠誠心を示すための制度になっている」という状況が普通なので、参政権というものは義務という以上に世界でそれが許されている状況自体が特権的でさえあると思っていますが、大倭豊秋津洲では義務教育の過程で「自主性の放棄」と「政治への関心の衰退」が助長されているのではないかと思うこともないわけでなく、何も考えず現政権を継続させてしまう人がいるとしても驚きはしません。
ロマノフ朝については、ロシア内戦中に偽ドミートリイ的なものが一人も出て来ず、ニコラーイ二世の勅書を捏造したりしていた白軍でさえ真剣に君主制の復活を支持している者がほぼ皆無だったという点に取り返しがたい権威失墜が表れているのではないかと思います。
ロマノフ朝については、ロシア内戦中に偽ドミートリイ的なものが一人も出て来ず、ニコラーイ二世の勅書を捏造したりしていた白軍でさえ真剣に君主制の復活を支持している者がほぼ皆無だったという点に取り返しがたい権威失墜が表れているのではないかと思います。