ベンジャミン・クリッツァー
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ベンジャミン・クリッツァー
@benjaminkrtizer.bsky.social
哲学者・書評家/会社員(記者・編集者)

読んでいる本、街と自然の写真、ときたま映画やテレビの感想なんかを呟いていきます。

著書:『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』(2024/9/25 発売しました!)
https://x.gd/BvKrY

『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 』(現在4刷)
https://x.gd/veSGl

連絡先:davitrice0102@gmail.com
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最近のアメリカや兵庫での選挙結果を受けて、インターネット・SNSと政治がつながることの危険性や「うんざり」を感じた方、良いものとされているはずの「公共性」が安直で愚かなかたちで発揮されることを問題に思っている方、あるいはデモクラシーの意義そのものに疑問を抱いている方、よければ考えるきっかけや気持ちと施行を整理するために拙著『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』を手に取って読んでみてください。

とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。

amzn.asia/d/1hpLMcA
モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室) | ベンジャミン・クリッツァー |本 | 通販 | Amazon
Amazonでベンジャミン・クリッツァーのモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)。アマゾンならポイント還元本が多数。ベンジャミン・クリッツァー作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
amzn.asia
年末年始、スマホはやってもPCは開かないことを決定。

年末年始こそ哲学の本をゆっくり、といきたいところだがここ最近は哲学の本ばかりで飽きてきたので、そろそろ進化や人類学系の本も読んでおこうかな。
December 27, 2025 at 4:27 AM
『唯識入門』 多川 俊映
www.shunjusha.co.jp/book/b489321...

読み始めました。近々、奈良に旅行する予定なので。
唯識入門 - 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも
「私」とは一体何か。深層心理を徹底的に考える「唯識」思想を極めて平易に解説する仏教入門。 多川 俊映 著
www.shunjusha.co.jp
December 27, 2025 at 4:24 AM
Reposted by ベンジャミン・クリッツァー
Xがなかったらたぶん漫画家になれてなかったからXには恩があるけど、ジャンケットバンクの獅子神さんも「お前は恩人だ。受けた恩は仇で返す」って言ってたし、Xから受けた恩は仇で返したいと思っている
December 26, 2025 at 4:41 AM
クリスマス当日
December 26, 2025 at 2:06 AM
有給取ってのクリスマスイブは南町田にて。夜は町田のイタリアンでした。
December 26, 2025 at 2:03 AM
日曜日は友人らと秋葉原→三鷹の友人宅でM1。

土曜日は相模大野のカフェに行ったりしました。
December 26, 2025 at 2:01 AM
『アウグスティヌス』(コンパクト評伝シリーズ)  ヘンリー・チャドウィック

www.kyobunkwan.co.jp/publishing/a...

21日に読み始め、26日に読み終わり。クリスマスシーズンなので。

哲学者・思想家の入門書は英語圏のが優れていることが多いという考えだけど、キリスト教思想家については前提となる知識・問題意識が日本と英米とで変わってくるので、日本人による入門書の方が導入としては良いかな、と思うことになった。

とはいえ、1章「アウグスティヌスの精神的形成」の伝記的・歴史的な記述は、ローマ帝国末期の北アフリカという珍しい時代・場所なこともあり読み物として面白い。
コンパクト評伝シリーズ 3 | 教文館出版部
オックスフォード大学出版部刊行の「過去の巨匠たち」(Past Masters)シリーズから精選された、最新の評
www.kyobunkwan.co.jp
December 26, 2025 at 12:16 AM
『宗教の哲学』 ジョン・ヒック

www.keisoshobo.co.jp/book/b26851....

クリスマスシーズンということで先週の木曜日あたりに読み始め、日曜日に読み終わり。

神学で扱われるようなトピックを分析哲学的な手法で、またあくまで特定の宗教の観念を前提とはしない……というのが「宗教の哲学」というジャンルだけど、とはいえ、やはり前提や問題意識はユダヤ-キリスト教的。

4章「悪の問題」は「神は完璧だというならなぜこのよに悪や悲惨が存在するのか」というテーマを扱っているけど、文学でもよく出てくる題材なだけあって、他の章より面白く読めました。
宗教の哲学 - 株式会社 勁草書房
J.ヒック 著
www.keisoshobo.co.jp
December 25, 2025 at 11:54 PM
M-1、3年振りにリアルタイムで観れたけど、大当たり回で大満足。1stで外れがひとつもなかったのも、ファイナル3組がそれぞれ1stと同じ〜上回るネタやってくれたのもよかったです
December 21, 2025 at 2:31 PM
映画の制作や企画にかかる時間を考えると時期はズレているはずだけど、第二次トランプ政権なこのご時世に警鐘を鳴らす映画や、人道的で王道的なメッセージを唱える映画が多く・面白く感じる年でした。

あと気候変動や動物が関わってくる映画がちらほらあったのも印象的。

私は(アメリカの)制作陣や世間と問題意識や前提知識を共有できていたので楽しめたけど、そうじゃない相手との感想や評価のズレがけっこう目立ってしまったな(分断…)。

俳優MVPはセバスチャン・スタンですね。

あと忘れていたけど『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』も年内に観るかもしれないので、同作がランクインする可能性もあるか。
もう今年は映画を観る予定なので、年間ベスト15を挙げます。

①『スーパーマン』

②『ワン・バトル・アフター・アナザー』

③『サンダーボルツ』

④『教皇選挙』

⑤『ジェイ・ケリー』

⑥『ブルータリスト』

⑦『WEAPONS/ウェポンズ』

⑧『罪人たち』

⑨『ANORA アノーラ』

⑩『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

⑪『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』

⑫『Flow』

⑬『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』

⑭『顔を捨てた男』

⑮『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』
December 17, 2025 at 1:00 AM
もう今年は映画を観る予定なので、年間ベスト15を挙げます。

①『スーパーマン』

②『ワン・バトル・アフター・アナザー』

③『サンダーボルツ』

④『教皇選挙』

⑤『ジェイ・ケリー』

⑥『ブルータリスト』

⑦『WEAPONS/ウェポンズ』

⑧『罪人たち』

⑨『ANORA アノーラ』

⑩『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

⑪『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』

⑫『Flow』

⑬『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』

⑭『顔を捨てた男』

⑮『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』
December 17, 2025 at 12:43 AM
『理性の夢Ⅱ ソクラテス、プラトン、アリストテレス』 アンソニー ゴットリーブ

www.koyoshobo.co.jp/book/b667334...

月曜朝に読み始め、火曜に流し読んでの読み終わり。

あまり知らない哲学者たちが登場する前巻に比べると知っている3人なのはいいのだが、3人にしかいないのに前巻よりページ数は多く、一人当たりの哲学者に付き数十ページ、節や見出しが一切付けられることもなくダラダラとまとまりのない説明が続くのがとにかくキツい。
ぜんぜん明快じゃないし、ユーモアは相変わらず滑っていてつまらない!今年読んだ邦訳書でもワーストに入るかも。けっこう期待していただけに悲しい…
理性の夢Ⅱ - 株式会社晃洋書房
明解でユーモアある語り口で古代ギリシア哲学を紐解く。 Ⅱではソクラテス、プラトン、アリストテレスを収録。
www.koyoshobo.co.jp
December 16, 2025 at 5:55 AM
Reposted by ベンジャミン・クリッツァー
《サイン本》『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』ベンジャミン・クリッツァー(著) 発行:晶文社
yorunoyohaku.com/items/69319c...
日々、ニュースやSNSを見てはモヤモヤしてませんか…?
そんな方におすすめの本です。
少し厚いですがそれだけ内容も充実。年末年始にゆっくり読むのもおすすめです。
最近のアメリカや兵庫での選挙結果を受けて、インターネット・SNSと政治がつながることの危険性や「うんざり」を感じた方、良いものとされているはずの「公共性」が安直で愚かなかたちで発揮されることを問題に思っている方、あるいはデモクラシーの意義そのものに疑問を抱いている方、よければ考えるきっかけや気持ちと施行を整理するために拙著『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』を手に取って読んでみてください。

とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。

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モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室) | ベンジャミン・クリッツァー |本 | 通販 | Amazon
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December 15, 2025 at 2:37 PM
日曜日は新百合ヶ丘にて『エディントンへようこそ』。アリ・アスターは『へレディタリー』依頼です。

キャストは豪華だし、予告も内容が面白そうだったので結構期待していたが、前半はアリ・アスターらしく(?)コロナ禍や現代のSNSの諸々におけるイヤーな感じを上手く描いていてよかったし、主人公(ホアキン・フェニックス)の問題のある人間性と共感できる要素を同時並行的に上手に描けていてよかったと思うけど、BLMのデモ描写とかはさすがに戯画的過ぎてよろしくないと思った。

後半のサスペンス展開はダラダラし過ぎている撮影も良くないし、結局いろんなトピックが投げっぱなしの取っ散らかりで、総合的にはビミョーだね。
December 15, 2025 at 10:31 AM
金曜に出席した忘年会があまりに楽しくなく過ぎて、ヒジョーに悲しかった土曜日は昼前に起きてダラダラすごしたのちに、半ば腹いせ的に近所のスーパーで半額も待たずに前から気になっていたやや高めの総菜を購入したりカルディで赤ワイン買ったりしてからのお家で豪遊。おかげでまあまあスッキリしましたの。豪遊と言っても宅飲みだから常識的な金額に収まるし。しかし半額でない総菜って半額総菜の二倍の値段がするわけだから、やっぱり大したもんだよなあ。
December 15, 2025 at 10:28 AM
とはいえパート1である本書では丸々「ソクラテス以前の哲学者たち」が扱われており、彼らについて一冊の本にわたって読んだことは無かったので、そこはさすがに勉強になった。

●タレスの重要さは「世界は水でできている」と言ったこと自体ではなく自分の主張に「理由」を与えようとしたこと、ミレトスは世界を把握するために自分たちの「理性」を用いた、などの説明は「哲学のはじまり」がわかりやすくて印象的です。

●文字も重要だけど「競争的な公的論争」が普及していたことがギリシア都市国家で哲学が発展した背景にあるとのこと。

●「数」を重視してラッセルも賛辞していたピュタゴラス派は神秘主義的な思想をしていたのは有名
『理性の夢Ⅰ』 アンソニー・ゴッドリープ

www.koyoshobo.co.jp/book/b458151...

金曜夜に電車読書で読み始め、土曜に読み進めて日曜日に読み終わり。

古代哲学史の邦訳本って意外とないし、そのなかでも最近のものなので期待していましたが、「ユーモア」や「ウィット」が滑り散らかして本文を理解するためのノイズにしかなっていない、というイギリス人が書いた本にたまにあるパターンに当てはまっており結構ガッカリ…。やたらとシェイクスピアが引用されているのもなんだかなあ。
理性の夢Ⅰ - 株式会社晃洋書房
明快で溌剌としたユーモアある語り口で 2600年に及ぶ偉大な哲学者たちの著作が、織物がほどけるように綴られる。
www.koyoshobo.co.jp
December 14, 2025 at 11:55 PM
『理性の夢Ⅰ』 アンソニー・ゴッドリープ

www.koyoshobo.co.jp/book/b458151...

金曜夜に電車読書で読み始め、土曜に読み進めて日曜日に読み終わり。

古代哲学史の邦訳本って意外とないし、そのなかでも最近のものなので期待していましたが、「ユーモア」や「ウィット」が滑り散らかして本文を理解するためのノイズにしかなっていない、というイギリス人が書いた本にたまにあるパターンに当てはまっており結構ガッカリ…。やたらとシェイクスピアが引用されているのもなんだかなあ。
理性の夢Ⅰ - 株式会社晃洋書房
明快で溌剌としたユーモアある語り口で 2600年に及ぶ偉大な哲学者たちの著作が、織物がほどけるように綴られる。
www.koyoshobo.co.jp
December 14, 2025 at 11:46 PM
・論理実証主義的で合理主義的なウィーン学団が非ドイツ的でユダヤ的であるとして極右から敵視されていた、という点は冒頭から中盤までは大きなトピックだったけど、後半だとそういう話じゃなくなっていた気がする。

ドイツ(ナチス)の極右は「形而上学」を擁護し理性・論理を嫌悪していたみたいだけど、そうなると、同じく「ユダヤ的」とされたフランクフルト学派にとってはむしろナチスは理性主義だから駄目だったという見方をしていた点が気になる。実存主義や論理実証主義だけでなくフランクフルト学派についてもこういった群像劇てきな新刊本がほしいな(マーティン・ジェイの『弁証法的想像力』は古過ぎるしつまらなかったので…)。
『シュリック教授殺害事件――ウィーン学団盛衰史』

www.shobunsha.co.jp?p=8986

日曜日から読み始め。8章を読み終わったところです。

時代的には『オックスフォードの女性哲学者たち』(や『実存主義者たちのカフェ』)の前段階、そしてテーマ的にはなんせ論理実証主義の人たちなので真逆であると、相補的な読書になっていいですね。この2冊の翻訳が同じ年に出たというのはやはり意義があることだな。

両方に共通して登場するウィトゲンシュタインだが、そのキャラクター性どころか語っている哲学すらまるで別のもののように思わされるところが面白い。いまのところノイラートとカルナップが魅力的。
シュリック教授殺害事件 | 晶文社
――ウィーン学団盛衰史 デイヴィッド・エドモンズ 著 児玉聡/林和雄 監訳 杉村文/鈴木英仁/高木博登/立場貴
www.shobunsha.co.jp
December 14, 2025 at 10:59 PM
Reposted by ベンジャミン・クリッツァー
『シュリック教授殺害事件――ウィーン学団盛衰史』

www.shobunsha.co.jp?p=8986

日曜日から読み始め。8章を読み終わったところです。

時代的には『オックスフォードの女性哲学者たち』(や『実存主義者たちのカフェ』)の前段階、そしてテーマ的にはなんせ論理実証主義の人たちなので真逆であると、相補的な読書になっていいですね。この2冊の翻訳が同じ年に出たというのはやはり意義があることだな。

両方に共通して登場するウィトゲンシュタインだが、そのキャラクター性どころか語っている哲学すらまるで別のもののように思わされるところが面白い。いまのところノイラートとカルナップが魅力的。
シュリック教授殺害事件 | 晶文社
――ウィーン学団盛衰史 デイヴィッド・エドモンズ 著 児玉聡/林和雄 監訳 杉村文/鈴木英仁/高木博登/立場貴
www.shobunsha.co.jp
December 10, 2025 at 12:10 AM
そして真にゲンナリするのは、仕事を持った大人なのに社会とか公共とかいう概念を持っていない人ばっかりなこと…
December 12, 2025 at 9:46 AM
さらにゲンナリするのは、人々の認知に関わる仕事を職業としているのにヒューリスティックとかバイアスとかの概念を知らないであろう人が多々いることと、知っていてもそれを悪用することを悪いと思ってない人が多々いること
December 12, 2025 at 9:38 AM
クマ関係の報道や世間の反応、明らかに利用可能性ヒューリスティックとかのバイアスに依存してるけど、ワクチンや放射能に対する反応には冷笑する層もクマにはバイアスかかっているのがゲンナリ
December 12, 2025 at 9:28 AM