ベンジャミン・クリッツァー
@benjaminkrtizer.bsky.social
哲学者・書評家/会社員(記者・編集者)
読んでいる本、街と自然の写真、ときたま映画やテレビの感想なんかを呟いていきます。
著書:『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』(2024/9/25 発売しました!)
https://x.gd/BvKrY
『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 』(現在4刷)
https://x.gd/veSGl
連絡先:davitrice0102@gmail.com
読んでいる本、街と自然の写真、ときたま映画やテレビの感想なんかを呟いていきます。
著書:『モヤモヤする正義:感情と理性の公共哲学』(2024/9/25 発売しました!)
https://x.gd/BvKrY
『21世紀の道徳:学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 』(現在4刷)
https://x.gd/veSGl
連絡先:davitrice0102@gmail.com
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モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室) | ベンジャミン・クリッツァー |本 | 通販 | Amazon
Amazonでベンジャミン・クリッツァーのモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)。アマゾンならポイント還元本が多数。ベンジャミン・クリッツァー作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またモヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学 (犀の教室)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
amzn.asia
最近のアメリカや兵庫での選挙結果を受けて、インターネット・SNSと政治がつながることの危険性や「うんざり」を感じた方、良いものとされているはずの「公共性」が安直で愚かなかたちで発揮されることを問題に思っている方、あるいはデモクラシーの意義そのものに疑問を抱いている方、よければ考えるきっかけや気持ちと施行を整理するために拙著『モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学』を手に取って読んでみてください。
とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。
amzn.asia/d/1hpLMcA
とくに終章の「これからの『公共性』のために」で、インターネットと政治との問題についてあれこれと論じております。
amzn.asia/d/1hpLMcA
先々週はハーバーマスの『討議倫理』の第3章を読み、『プラグマティズムの思想』(魚津郁夫)を読み通した。先週の後半からはジュリア・アナスの『徳は知なり』をじっくり読んでいます。読書メモを取るための時間と気力もなかなか取れない状況ですが…
November 11, 2025 at 11:50 AM
先々週はハーバーマスの『討議倫理』の第3章を読み、『プラグマティズムの思想』(魚津郁夫)を読み通した。先週の後半からはジュリア・アナスの『徳は知なり』をじっくり読んでいます。読書メモを取るための時間と気力もなかなか取れない状況ですが…
『AIを美学する なぜ人工知能は「不気味」なのか』吉岡洋
www.heibonsha.co.jp/book/b657005...
日曜日に流し読み。たまたま図書館で借りて放置していたんだけど、読んで見ると「フランケンシュタイン・コンプレックス」の話題が多くて、土曜日に観た『フランケンシュタイン』とニアピンなのがよかったです(著者もさっきの私も指摘している通り、『フランケンシュタイン』ってあんまり「フランケンシュタイン・コンプレックス」の内容ではないんだけど)。
しかし「日本は昔から『鉄腕アトム』があるようにフランケンシュタイン・コンプレックスが弱い」的な粗雑な文化論が出てきて冷めちゃった…
www.heibonsha.co.jp/book/b657005...
日曜日に流し読み。たまたま図書館で借りて放置していたんだけど、読んで見ると「フランケンシュタイン・コンプレックス」の話題が多くて、土曜日に観た『フランケンシュタイン』とニアピンなのがよかったです(著者もさっきの私も指摘している通り、『フランケンシュタイン』ってあんまり「フランケンシュタイン・コンプレックス」の内容ではないんだけど)。
しかし「日本は昔から『鉄腕アトム』があるようにフランケンシュタイン・コンプレックスが弱い」的な粗雑な文化論が出てきて冷めちゃった…
AIを美学する - 平凡社
AIを美学する詳細をご覧いただけます。
www.heibonsha.co.jp
November 11, 2025 at 11:27 AM
『AIを美学する なぜ人工知能は「不気味」なのか』吉岡洋
www.heibonsha.co.jp/book/b657005...
日曜日に流し読み。たまたま図書館で借りて放置していたんだけど、読んで見ると「フランケンシュタイン・コンプレックス」の話題が多くて、土曜日に観た『フランケンシュタイン』とニアピンなのがよかったです(著者もさっきの私も指摘している通り、『フランケンシュタイン』ってあんまり「フランケンシュタイン・コンプレックス」の内容ではないんだけど)。
しかし「日本は昔から『鉄腕アトム』があるようにフランケンシュタイン・コンプレックスが弱い」的な粗雑な文化論が出てきて冷めちゃった…
www.heibonsha.co.jp/book/b657005...
日曜日に流し読み。たまたま図書館で借りて放置していたんだけど、読んで見ると「フランケンシュタイン・コンプレックス」の話題が多くて、土曜日に観た『フランケンシュタイン』とニアピンなのがよかったです(著者もさっきの私も指摘している通り、『フランケンシュタイン』ってあんまり「フランケンシュタイン・コンプレックス」の内容ではないんだけど)。
しかし「日本は昔から『鉄腕アトム』があるようにフランケンシュタイン・コンプレックスが弱い」的な粗雑な文化論が出てきて冷めちゃった…
デルトロの『フランケンシュタイン』、原作に比べてハッピーエンドで後味悪くないところがよかった(冒頭で無駄に死んだ船員6名とか、主人公が死なせたのを「怪物がやった」と他人のせいにする天丼とか、人命の扱いの雑さはちょっと気になったけれど…)。
なにしろ学部生時代に原作をきちんと読んでいるので、構成を主として原作に寄せている部分もきっちり理解できたのはよかった。
「許し」や「父と子」がフィーチャーされているのはオリジナルだけれど、『フランケンシュタイン』では人工物が人間を超えることに対する恐怖(フランケンシュタイン・コンプレックス)は大して描かれおらず重要でもない、というのはキチンと出ていたね。
なにしろ学部生時代に原作をきちんと読んでいるので、構成を主として原作に寄せている部分もきっちり理解できたのはよかった。
「許し」や「父と子」がフィーチャーされているのはオリジナルだけれど、『フランケンシュタイン』では人工物が人間を超えることに対する恐怖(フランケンシュタイン・コンプレックス)は大して描かれおらず重要でもない、というのはキチンと出ていたね。
November 11, 2025 at 8:12 AM
デルトロの『フランケンシュタイン』、原作に比べてハッピーエンドで後味悪くないところがよかった(冒頭で無駄に死んだ船員6名とか、主人公が死なせたのを「怪物がやった」と他人のせいにする天丼とか、人命の扱いの雑さはちょっと気になったけれど…)。
なにしろ学部生時代に原作をきちんと読んでいるので、構成を主として原作に寄せている部分もきっちり理解できたのはよかった。
「許し」や「父と子」がフィーチャーされているのはオリジナルだけれど、『フランケンシュタイン』では人工物が人間を超えることに対する恐怖(フランケンシュタイン・コンプレックス)は大して描かれおらず重要でもない、というのはキチンと出ていたね。
なにしろ学部生時代に原作をきちんと読んでいるので、構成を主として原作に寄せている部分もきっちり理解できたのはよかった。
「許し」や「父と子」がフィーチャーされているのはオリジナルだけれど、『フランケンシュタイン』では人工物が人間を超えることに対する恐怖(フランケンシュタイン・コンプレックス)は大して描かれおらず重要でもない、というのはキチンと出ていたね。
Reposted by ベンジャミン・クリッツァー
『メアリ・シェリー 『フランケンシュタイン』から〈共感の共同体〉へ』シャーロット・ゴードン
www.hakusuisha.co.jp/book/b653716...
金曜日に電車読書で読み始め、日曜日に読み終わり。
VSIからは文学系もいっぱい出てるんだけど、邦訳は本書の他は『カフカ』と『文学理論』くらい。
『フランケンシュタイン』に留まらずその後にメアリ・シェリーが書いた作品も紹介しつつ、母であるメアリ・ウルストンクラフトが唱えていたフェミニズムのメッセージをシェリーも一貫して唱え続けていたこと、それも後期になるにつれて作品のフェミニズム性が深化していったことを強調する、という内容
www.hakusuisha.co.jp/book/b653716...
金曜日に電車読書で読み始め、日曜日に読み終わり。
VSIからは文学系もいっぱい出てるんだけど、邦訳は本書の他は『カフカ』と『文学理論』くらい。
『フランケンシュタイン』に留まらずその後にメアリ・シェリーが書いた作品も紹介しつつ、母であるメアリ・ウルストンクラフトが唱えていたフェミニズムのメッセージをシェリーも一貫して唱え続けていたこと、それも後期になるにつれて作品のフェミニズム性が深化していったことを強調する、という内容
メアリ・シェリー - 白水社
北村紗衣さん推薦! SF/現代ホラーの産みの母の人生『フランケンシュタイン』はメアリ・シェリーが十代で執筆した代表作だが、人口に膾炙している怪物の視覚的イメージが先行しているからか、この物語が誕生した
www.hakusuisha.co.jp
July 1, 2025 at 6:31 AM
『メアリ・シェリー 『フランケンシュタイン』から〈共感の共同体〉へ』シャーロット・ゴードン
www.hakusuisha.co.jp/book/b653716...
金曜日に電車読書で読み始め、日曜日に読み終わり。
VSIからは文学系もいっぱい出てるんだけど、邦訳は本書の他は『カフカ』と『文学理論』くらい。
『フランケンシュタイン』に留まらずその後にメアリ・シェリーが書いた作品も紹介しつつ、母であるメアリ・ウルストンクラフトが唱えていたフェミニズムのメッセージをシェリーも一貫して唱え続けていたこと、それも後期になるにつれて作品のフェミニズム性が深化していったことを強調する、という内容
www.hakusuisha.co.jp/book/b653716...
金曜日に電車読書で読み始め、日曜日に読み終わり。
VSIからは文学系もいっぱい出てるんだけど、邦訳は本書の他は『カフカ』と『文学理論』くらい。
『フランケンシュタイン』に留まらずその後にメアリ・シェリーが書いた作品も紹介しつつ、母であるメアリ・ウルストンクラフトが唱えていたフェミニズムのメッセージをシェリーも一貫して唱え続けていたこと、それも後期になるにつれて作品のフェミニズム性が深化していったことを強調する、という内容
町田は駅周辺にデパートが4件・スタバが6件あるというくらいには都会で商業も盛んで(チェーン店はほぼ全てある)、サカゼンのおかげで30㎝の靴下も易々と入手できるくらいには便利であり、毎月のレベルで大々的な祭りをやっているんですが、一方で田舎でもあるので地産地消のお野菜や総菜のレベルも高い。
結果として、大量にある居酒屋や飲み屋に行くことはほとんどなくて、飲むときには総菜を買って家で晩酌することが以前に比べてもはるかに多くなった。おかげで金銭的に余裕が出て、ワインも色々と選べるようになったわけだけど……(それでもせいぜい1本1200円前後だが)。
結果として、大量にある居酒屋や飲み屋に行くことはほとんどなくて、飲むときには総菜を買って家で晩酌することが以前に比べてもはるかに多くなった。おかげで金銭的に余裕が出て、ワインも色々と選べるようになったわけだけど……(それでもせいぜい1本1200円前後だが)。
日曜日は粥とか春雨とかを中華料理屋で食い、町田の市街地で「キラリ☆まちだ祭」を見物に。なんかヨサコイとかやっていました。屋台でバターナッツかぼちゃとポロネギを各100円で購入できました。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
November 11, 2025 at 8:05 AM
町田は駅周辺にデパートが4件・スタバが6件あるというくらいには都会で商業も盛んで(チェーン店はほぼ全てある)、サカゼンのおかげで30㎝の靴下も易々と入手できるくらいには便利であり、毎月のレベルで大々的な祭りをやっているんですが、一方で田舎でもあるので地産地消のお野菜や総菜のレベルも高い。
結果として、大量にある居酒屋や飲み屋に行くことはほとんどなくて、飲むときには総菜を買って家で晩酌することが以前に比べてもはるかに多くなった。おかげで金銭的に余裕が出て、ワインも色々と選べるようになったわけだけど……(それでもせいぜい1本1200円前後だが)。
結果として、大量にある居酒屋や飲み屋に行くことはほとんどなくて、飲むときには総菜を買って家で晩酌することが以前に比べてもはるかに多くなった。おかげで金銭的に余裕が出て、ワインも色々と選べるようになったわけだけど……(それでもせいぜい1本1200円前後だが)。
日曜日は粥とか春雨とかを中華料理屋で食い、町田の市街地で「キラリ☆まちだ祭」を見物に。なんかヨサコイとかやっていました。屋台でバターナッツかぼちゃとポロネギを各100円で購入できました。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
November 11, 2025 at 7:58 AM
日曜日は粥とか春雨とかを中華料理屋で食い、町田の市街地で「キラリ☆まちだ祭」を見物に。なんかヨサコイとかやっていました。屋台でバターナッツかぼちゃとポロネギを各100円で購入できました。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
中心部からやや離れたシバヒロ広場でも農業祭がやっているとのことで向かったが、途中で鼻詰まりがひどくなったので喫茶店に避難。コーヒーだけいただいたが他のどのテーブルも美味しそうなホットケーキを注文しており、しかし鼻詰まりのせいで匂いを楽しむことすらできず。
喫茶店でダラダラし過ぎていたせいでシバヒロにいったらもう農業祭の皆さんは撤収していて、すごすご市街地に戻る。その後は家で野菜蒸したり炒めたりして晩酌。
土曜日は朝から行動して11時午前にヒューマントラストシネマ渋谷で『フランケンシュタイン』を鑑賞。
原宿まで歩きTABAYA United Arrowsのカフェに。2年くらい前に行ったときは狭いバースペースしかなかったがホスピタリティも豊かでコーヒーもリーズナブルかつおいしかった記憶があるけど、だいぶ拡大改装されてメニューも一新されて、なんか浅煎りなのか薄口なのかわからんコーヒーが700円してションボリ…。ただ店員は悪い人そうではなかったのと、立地の割には広いのでゆっくりはできました。でも資本主義の波は感じさせられましたね。
その後は表参道までお散歩して帰りました。
原宿まで歩きTABAYA United Arrowsのカフェに。2年くらい前に行ったときは狭いバースペースしかなかったがホスピタリティも豊かでコーヒーもリーズナブルかつおいしかった記憶があるけど、だいぶ拡大改装されてメニューも一新されて、なんか浅煎りなのか薄口なのかわからんコーヒーが700円してションボリ…。ただ店員は悪い人そうではなかったのと、立地の割には広いのでゆっくりはできました。でも資本主義の波は感じさせられましたね。
その後は表参道までお散歩して帰りました。
November 11, 2025 at 7:44 AM
土曜日は朝から行動して11時午前にヒューマントラストシネマ渋谷で『フランケンシュタイン』を鑑賞。
原宿まで歩きTABAYA United Arrowsのカフェに。2年くらい前に行ったときは狭いバースペースしかなかったがホスピタリティも豊かでコーヒーもリーズナブルかつおいしかった記憶があるけど、だいぶ拡大改装されてメニューも一新されて、なんか浅煎りなのか薄口なのかわからんコーヒーが700円してションボリ…。ただ店員は悪い人そうではなかったのと、立地の割には広いのでゆっくりはできました。でも資本主義の波は感じさせられましたね。
その後は表参道までお散歩して帰りました。
原宿まで歩きTABAYA United Arrowsのカフェに。2年くらい前に行ったときは狭いバースペースしかなかったがホスピタリティも豊かでコーヒーもリーズナブルかつおいしかった記憶があるけど、だいぶ拡大改装されてメニューも一新されて、なんか浅煎りなのか薄口なのかわからんコーヒーが700円してションボリ…。ただ店員は悪い人そうではなかったのと、立地の割には広いのでゆっくりはできました。でも資本主義の波は感じさせられましたね。
その後は表参道までお散歩して帰りました。
昨日はダリア園などに行き、町田でコーヒー飲んだ後に晩酌。『ゴーストバスターズ(2016)』や『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない』を流していました(どちらも再視聴です)。
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
November 3, 2025 at 9:12 AM
昨日はダリア園などに行き、町田でコーヒー飲んだ後に晩酌。『ゴーストバスターズ(2016)』や『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない』を流していました(どちらも再視聴です)。
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
今日は二日酔い気味のなか本を読み、昼メシ食ってカフェ、買い物を済ませてから長時間かけて向こう数日のメシを作って仕込み…。
金曜日までの低気圧や雨で結構疲れていたせいか、前日に酒を飲まなかった日曜日も10時間寝て行動が遅れてしまい、また読んでいる本も面白くないものが多かったので、せっかく天気の良い三連休を充分に活かせなかったという後悔が多少…。でもまあ休息と雑事はしっかり済ませたので、今週は平日も読書を頑張れそう
『哲学者たちの動物園』ロベール・マッジョーリ
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
哲学者たちの動物園 - 白水社
カントの象、ニーチェのライオン、デリダの猫、ドゥルーズとガタリのマダニ……古今東西37人の思想家たちは、動物をどのように論じたか? イラストも楽しい、哲学者ガイドブック。
www.hakusuisha.co.jp
November 3, 2025 at 8:59 AM
『哲学者たちの動物園』ロベール・マッジョーリ
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
www.hakusuisha.co.jp/book/b203855...
日曜の午後に読み始め、月(祝)の午前に読み終わり。『リベラリシオン』に連載されていたコラムをまとめたものということで体系性はあまりないが、軽い読み物としてはヨシ。各哲学者の著作からの引用もかなり多いが、普段は読み飛ばしちゃうような引用文であっても、動物について書かれているとなるときちんと読んでしまうね。
動物倫理的な視点の薄さはやや気になったが(ときおり「動物愛護家」や「菜食主義者」に対する揶揄とまではいかないが皮肉が顔を出すし)、あとがきで補完されてたから許してやろう。
『カール・シュミット入門――思想・状況・人物像』ラインハルト・メーリング
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
『カール・シュミット入門』(書肆心水)
shoshi-shinsui.com
November 3, 2025 at 8:47 AM
『カール・シュミット入門――思想・状況・人物像』ラインハルト・メーリング
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
shoshi-shinsui.com/978491021324...
月(祝)の午後に読み始めたが、訳者あとがきでも書かれている通り正統派の「入門書」ではぜんぜん無かったので、あきらめ気味に流して読み終わり。
人物・時代および理論や著作を順序だてて説明してくれればいいんだけどそうはなっておらず、シュミットそのものについてもその他の思想家や時代状況に関しても要求される前提知識が多過ぎて、繰り返すがまったく入門書になっておらず。
大陸系の思想家でも英語の人が書いた入門書を選ぶべし、という事例がまた一つ積み重なりました。
現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえも人々は激しく対立している。このような分断の中では「何が正しいことか」についての判断はそれぞれのコミュニティの重視する価値によって異なっており、一つの「正義」を主張することはしばしば他のコミュニティの「正義」との衝突を招く。…
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
科学哲学会2025サテライトイベント
科学哲学会サテライトイベント 「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」 現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえ...
docs.google.com
November 2, 2025 at 1:32 AM
現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえも人々は激しく対立している。このような分断の中では「何が正しいことか」についての判断はそれぞれのコミュニティの重視する価値によって異なっており、一つの「正義」を主張することはしばしば他のコミュニティの「正義」との衝突を招く。…
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
科学哲学会2025サテライトイベント
科学哲学会サテライトイベント 「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」 現在、私たちは分断された社会の中に生きていると言われる。20世紀半ば以降の大きなイデオロギーや社会的価値の喪失は、異なる文明圏の間の対立を露わにした。さらに近年ではジェンダーや性的指向、民族性や文化などのアイデンティティに基づく軋轢も顕著である。科学やテクノロジーに対する態度によってさえ...
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November 2, 2025 at 1:31 AM
科学哲学会サテライトイベント
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
「現代において正義をいかに語ることができるか――感情と理性と公共性をめぐって」
2025年11月28日18時~20時
中央大学(多摩キャンパス) 、Zoomウェビナー
朱喜哲先生と講演を行います。
docs.google.com/document/d/1...
昨日は二子玉川で『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』を鑑賞。オープニングのアニメーションは非常におしゃれだし、前半は「久しぶりに良質なヒューマンドラマを映画館で観られているな」と思い楽しんでいたけど、終盤はちょっと露悪的な方向に極端になり過ぎていて、オチもブリティッシュでブラックなユーモアというよりも単なる悪趣味であるように感じられた。
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
November 2, 2025 at 1:23 AM
昨日は二子玉川で『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』を鑑賞。オープニングのアニメーションは非常におしゃれだし、前半は「久しぶりに良質なヒューマンドラマを映画館で観られているな」と思い楽しんでいたけど、終盤はちょっと露悪的な方向に極端になり過ぎていて、オチもブリティッシュでブラックなユーモアというよりも単なる悪趣味であるように感じられた。
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
誇張されているだけで夫婦の普遍的な問題を描いた作品、と観ることもできなくはないけど、それにしては妻も夫もキャリアと物質的なモノにいくらなんでもこだわり過ぎて、感情移入が全然できず
夫婦がセラピーに向き合わない描写がこの作品の最も重要なポイントかな、とは考えました
『討議倫理』 J.ハーバーマス
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
討議倫理 | 法政大学出版局
トウギリンリ 978-4-588-00832-0 9784588008320 4-588-00832-3 4588008323 1310 討議倫理 叢書・ウニベルシタス ソウショウニベルシタス J.ハーバーマス 清水多吉 朝倉輝一 ハーバーマス,J. シミズタキチ アサクラコウイチ 法政大学出版局 ホウセイダイガクシュッパンキョク 討議とは何か,討議倫理とは何か。了解と意志形式のプロセスとしての実
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November 2, 2025 at 1:15 AM
『討議倫理』 J.ハーバーマス
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日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
www.h-up.com/books/isbn97...
日曜日の朝から読み始め。
ハーバーマスの他の本と同じく、よく考えると言っていることはそこまで難解でないようにも思えるし、特に本書はテーマのおかげで馴染みの深い英語圏の倫理学や政治哲学の議論に惹き付けたりしながら読むことができてはいるんだけど……なにしろ要求してくる前提知識が多過ぎ、用語も難解でしんどい!ここらへんは悪い意味で「大陸的」というか、反面教師的に、分析哲学の美点を久しぶりに認識させられました。
わからんところはすっ飛ばして本質的なところだけに着目するタイプの読書をしてしまうことにします。
『社会学をはじめる——複雑さを生きる技法』宮内泰介
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
社会学とは何か - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
ミネルヴァ書房は、人文・社会科学の学術出版社です。人文・法経・教育・心理・福祉の書籍を中心に刊行しています。
www.minervashobo.co.jp
November 2, 2025 at 1:10 AM
『社会学をはじめる——複雑さを生きる技法』宮内泰介
www.minervashobo.co.jp/book/b82403....
土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
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土曜日に電車で流し読み。
第一章では社旗額とは「意味世界の理解」であるという議論が全面に出されていて、昨年の同時期に読んだ盛山和夫の『社会学とは何か』を思い出しました。また、アンケート調査で得られたデータを圧縮・分析して理論を提示するまでの流れが、具体例と共に、類書に比べて非常にわかりやすく説明されていた点がよかった。
一方で、強調される「社会学とは対話である」というテーゼは文系のだいたいの学問に当てはまるじゃんと思ったり、規範性を重視する点にもやや疑念が。
『「覚える」と「わかる」——知の仕組みとその可能性』 信原幸弘
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
『「覚える」と「わかる」』信原 幸弘|筑摩書房
筑摩書房『「覚える」と「わかる」』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
November 2, 2025 at 1:02 AM
『「覚える」と「わかる」——知の仕組みとその可能性』 信原幸弘
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木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
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木曜朝と金曜の出勤電車で読了。記憶や理解、思考や発見など、人間の心理的なものの中でも感情というよりも「理性」に属する物事のメカニズムや特徴について、平易な言葉で実にわかりやすく解説されている。この平易さや本質をゴリッと取り出して提示してくる手法は、心理学者ではなく哲学者でないと実現できないだろうなと思った。
『啓蒙思想2.0』で出てきた、人間の理性は鉛筆や紙などの道具とセットで成り立つという議論が本書でも紹介されていたところが印象的。
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀祐樹
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
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木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀 祐樹|筑摩書房
筑摩書房『希望の思想 プラグマティズム入門』の書誌情報
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November 2, 2025 at 12:53 AM
『希望の思想 プラグマティズム入門』大賀祐樹
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木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
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木曜日に電車読書で流し読み。プラグマティズムの枠外から外れそうな公共哲学や政治哲学(リップマンやロールズなど)の話も多くあるのが印象的でした。
『デイヴィドソン 行為と言語の哲学』 サイモン・エヴニン
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
デイヴィドソン - 株式会社 勁草書房
S.エヴニン 著
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November 2, 2025 at 12:49 AM
『デイヴィドソン 行為と言語の哲学』 サイモン・エヴニン
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金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
www.keisoshobo.co.jp/book/b26876....
金曜日の出勤前と、土曜日の朝に読みましたが、時間をかけて読めば理解できそうではあるが図書館の返却期限が迫る中急いで読む分には抽象的で難解過ぎるので断念気味に読み終わり。
「特殊者」などの形而上学っぽい用語がよく使われているあたりが難解さに拍車をかけていると思う。『それは私がしたことのなのか』でデイヴィドソンの行為論・理由論を説明しているくだりはかなり上手なのだったのだなと認識できたのが成果か。言語論については「哲学のエッセンス」シリーズの本で勉強しようかな。
『入門 政治思想史』 リチャード・ワットモア
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
入門 政治思想史 -リチャード・ワットモア 著/齋藤純一/稲村一隆 訳|全集・その他|中央公論新社
www.chuko.co.jp
October 29, 2025 at 4:50 AM
『入門 政治思想史』 リチャード・ワットモア
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
www.chuko.co.jp/zenshu/2025/...
火曜日に狛江の喫茶店で読み始め、北見駅のベンチで読了。
「西洋(とくに欧米)中心の思想史研究を相対化し、男性中心の思想史から自覚的に離れることを説く」と紹介されてはいるが、終盤で著者がエクスキューズしているように、なんやかんや西洋男性が中心。
主に批判の対象とされているのはカノン中心の思想史研究や、抜粋されたテキストに基づく理論的な政治哲学研究かな。
ケンブリッジ学派やコゼレックなどに紙幅が割かれている点は特徴的。しかし全体的には焦点が定まらずぼんやりした内容だったような…。
昨日は有給。妻の誕生日祝い(2回目)のため、朝に読書と感想を終えた後に登戸でランチしてから徒歩で狛江を経由して喫茶店を挟みつつ妻職場のある喜多見まで行きました。
October 29, 2025 at 4:44 AM
昨日は有給。妻の誕生日祝い(2回目)のため、朝に読書と感想を終えた後に登戸でランチしてから徒歩で狛江を経由して喫茶店を挟みつつ妻職場のある喜多見まで行きました。
ペアリングコースではシャンパン、白✖️3、赤羽✖️2、デザートワインをいただいたけど、赤2種はそれぞれスパイシーなのと本格派なボルドーとで、とりわけ美味しかった。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
October 28, 2025 at 3:26 AM
ペアリングコースではシャンパン、白✖️3、赤羽✖️2、デザートワインをいただいたけど、赤2種はそれぞれスパイシーなのと本格派なボルドーとで、とりわけ美味しかった。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
香りも味わいも白に比べて赤のほうが多層的で深いという、当たり前かもしれないことを再確認いたしました。
ワイン、家ではカルロ・ロッシやフランジアの3リットルBOXでしか飲まず、安物の赤を量飲むと悪酔いのリスクが高いので白ばっか。
その惰性で信州のおみやげワインもつい白にしたんだけど、ねぎ味噌せんべいとかエリンギ炒めや煮物などおみやげ惣菜に合うのは赤だったわけで、こういう惰性も減らさなければ。
松本のフレンチで妻の誕生日ディナーに行ったり、会社関係の会食の予定があったりと、ここしばらくは豪勢な食事の機会がやたらと集中しているので、ここぞというタイミングで『食の哲学』を手に取った次第です。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
「理想的な観察者とは、対象と距離を置き理性的で思慮深く、芸術作品を特定の歴史的、技法的文脈の中で理解することができる観察者だ」(p.37)という18世紀的な発想では、口の中に入れて体に取り込む食べ物は「無関心性」を持ちようがないということで美的評価の対象にならないとされていたけど、ソムリエが「鑑賞」を行い評価の「尺度」も明確に存在するワイン文化は芸術と似ていますよね、という話。
「ワインの趣味が良いとは、評判の良いワインを知っていて、それ注文して人を感心させることではなく、ワインのどんな特徴が人を喜ばせるかをしっかり弁えていることだ」(p.49)
「ワインの趣味が良いとは、評判の良いワインを知っていて、それ注文して人を感心させることではなく、ワインのどんな特徴が人を喜ばせるかをしっかり弁えていることだ」(p.49)
October 28, 2025 at 1:59 AM
松本のフレンチで妻の誕生日ディナーに行ったり、会社関係の会食の予定があったりと、ここしばらくは豪勢な食事の機会がやたらと集中しているので、ここぞというタイミングで『食の哲学』を手に取った次第です。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。
松本行きの特急あずさでワインに関するくだりを読んでいたおかげで、ディナーの際に提供されたワインもじっくり嗅いだり考えたりしながら味わうことができました。
ワイン、自分で選ぼうとしたらどうしても値段を見ちゃうので、奮発する場合には最初からペアリングコースにしておくのが正解だとわかった。
ドイツ、イタリア、フランス、オーストラリア、長野と各国のワインを飲めて違いを味わえたのが経験としてよかったです。