宮本綾
竹村和子『フェミニズム』と吉澤夏子『女であることの希望 ラディカル・フェミニズムの向こう側』がそれぞれ冒頭で話している内容が今日ではとても重要性を増している。要はフェミニズムは「女であること」から出発しているが「女であること」に拘泥し続けるのはフェミニズムではない(少なくともそのような"フェミニズム"は思想としての強度を保とうとしてもすぐに限界を迎えてしまう)ということではないかと思う。
February 17, 2026 at 9:51 AM
グラムシの言葉として引用される「現在は怪物の時代だ」というフレーズが、実際にはグラムシが言った言葉ではないという。極右政治家の演説から、最近ではルトガー・ブレグマンの講演に至るまで、グラムシが言ってないこのフレーズがヨーロッパで流行っているらしい。
www.theguardian.com/world/2026/f...
‘The time of monsters’: everyone is quoting Gramsci – but what did he actually say?
Line handily sums up people’s bewilderment at state of world, but it isn’t quite what the Marxist thinker wrote
www.theguardian.com
February 16, 2026 at 2:45 AM
シルヴィア・フェデリーチへの最新のインタビュー。1970年代後半までの半生を振り返る。
www.e-flux.com/journal/160/...
Looking Back with Silvia Federici: A Conversation - Journal #160
Andreas Petrossiants talks to Silvia Federici about her childhood in Italy and her political radicalization.
www.e-flux.com
February 15, 2026 at 3:59 AM
ヴェロニカ・ビーチがブレイヴァマン批判をしていたことを思い出し調べたが、残念ながらまとまった著作はUnequal Work(『現代フェミニズムと労働』の邦題で翻訳)以外は数えるほどしかなさそう。おそらく筋痛性脳脊髄炎を発症し教職から離れたことが要因と思われるが、一方でユニバーシティ・カレッジ・ロンドン病院の患者として患者の権利の擁護のため活動し、NHSの市場化に反対するなど晩年も精力的に行動していたことを知った。個人的にはこっちの活動に興味がある。
www.theguardian.com/world/2021/j...
Veronica Beechey obituary
Other lives: Feminist sociologist, activist and health campaigner
www.theguardian.com
February 13, 2026 at 10:18 AM
デヴィッド・ハーヴェイの本ってこんな早くから翻訳されていたのかと思いながら読んだ。
ndlsearch.ndl.go.jp/books/R10000...

マルクスとブレイヴァマンへの批判の紹介が参考になった。最近の労働過程についての論文がこのあたりの議論をまともに紹介してくれないのでまったくわからなかったが、リアルタイムで行われていた論争をハーヴェイがまとめてくれていたので助かった。
空間編成の経済理論 : 資本の限界 上 | NDLサーチ | 国立国会図書館
ndlsearch.ndl.go.jp
February 13, 2026 at 9:50 AM
「社会運動で人間関係作って維持するためのコツ」は「とにかく足し算。引き算はしない」。いい言葉ですね。
February 12, 2026 at 10:59 AM
Reposted by 宮本綾
父に「社会運動で人間関係作って維持するためのコツってある」って聞いたら「とにかく足し算。引き算はしない」って返ってきた
わかるような、わかんないような……
February 9, 2026 at 10:40 AM
『生命の網のなかの資本主義』で知られるジェイソン・ムーアのセミナーが開始されるらしい。同書の理論を再考し「生命の労働理論」を展開する。
thenewcentre.org/seminars/cap...
The Labor Theory of Life: Capitalism in the Web of Life Revisited | The New Centre for Research & Practice
Jason W. Moore revisits Capitalism in the Web of Life, developing a labor theory of life that links class struggle, imperialism, and climate crisis within capitalism’s world-ecology.
thenewcentre.org
February 12, 2026 at 9:49 AM
初期近代ヨーロッパ研究の第一人者であるCarla Frecceroの訃報。寡聞にして知らなかったが、ルネサンス期の文学や文化をクィア理論などを用いて分析した"Queer/Early/Modern"(2006)が代表作のよう。邦訳文献には2001年にフィルムアート社から出版された『映画でわかるカルチュラル・スタディーズ』があった。
www.filmart.co.jp/books/978-4-...

Distinguished Professor of Literature Carla Freccero dies at 69
news.ucsc.edu/2026/01/dist...
Distinguished Professor of Literature Carla Freccero dies at 69
Carla Freccero, distinguished professor and chair of the Literature Department and a beloved mentor to hundreds of graduate students, died this week at Stanford Hospital, surrounded by loved ones. She...
news.ucsc.edu
February 5, 2026 at 12:00 PM
自分のブログが論文で言及されていることを知った。
www.academia.edu/145690845/Vo...
February 5, 2026 at 1:02 AM
キャシー・ウィークスの新刊が今年出版されるとのこと。アンジェラ・デイヴィス、シュラミス・ファイアストーン、ダナ・ハラウェイという3人の象徴的なフェミニストの仕事を考察する。
www.dukeupress.edu/abolition-ar...
Abolition Archives, Feminist Futures
www.dukeupress.edu
February 3, 2026 at 4:33 AM
Reposted by 宮本綾
発達障害で解雇、会社に賠償命令 横浜地裁「差別的で違法」 | NEWSjp news.jp/i/1389552248... 20260129

"高木勝己裁判長は、解雇は「差別的で原告の人格権を侵害する違法なものだ」と指摘した"

一審の原告最終意見陳述書 - Yokohama2021_disableddismissalのブログ yokohama2021-disabled-dismissal.hatenablog.com/entry/2026/0... 20260128
発達障害で解雇、会社に賠償命令 横浜地裁「差別的で違法」 | NEWSjp
障害者介護事業所に勤務する男性が発達障害があることを伝えたところ解雇されたとして、運営会社に300万...
news.jp
January 30, 2026 at 12:50 AM
戦後映像芸術アーカイブの中の人の記事が流れてきたので思い出したが、彼が反トランスであることはもっと知られるべきだと思う
x.com/pjmiaofficia...
x.com
January 26, 2026 at 9:45 AM
『季刊 経済理論』の特集は「マルクス主義フェミニズムと脱近代家族」なのだが、P○SSEと利害関係のある学者ばかりなので内容に懸念がある。彼らほど近代家族規範を内面化している集団はいないからだ。そしてその懸念は巻頭言の「特集にあたって」を読むことでさらに強まった。
www.sakurai-shoten.com/content/book...
www.sakurai-shoten.com
January 22, 2026 at 11:47 AM
すみません、間違えました...

2023年にジョー・リトラーのインタビュー本Left Feminismが出ていて、Feminist Theoryの特集はその本のレビューでした。フレイザーらのインタビューはその本に収録されていて、ウィークスらはインタビュアーではなくレビュアー。
lwbooks.co.uk/product/left...
January 21, 2026 at 12:40 AM
昨年のFeminist Theory 26号に「左翼フェミニズム」(Left Feminism)の特集があることを知る。インタビュアーはキャシー・ウィークスら5名で、ナンシー・フレイザー、ヴェロニカ・ガーゴ、ウェンディ・ブラウン、リン・シーガル、アンジェラ・マクロビーら錚々たるフェミニストがインタビューに答えている。
journals.sagepub.com/doi/10.1177/...
Special section: Left Feminisms - Kathi Weeks, Francesca Sobande, Janet Newman, Alison Hearn, Kate Soper, Jo Littler, 2025
journals.sagepub.com
January 20, 2026 at 11:58 AM
代理表象の話が出てきたので引用したが、2000年代前半にあれだけ話題に上ったナショナリズムの議論を最近ではとんと聞かなくなったし、ここに書かれているような基本的な認識すら共有されているかあやしいと感じてしまう。引用したもう一つの理由は、著者らの指摘が高市早苗首相に対する評価にそのまま当てはまるからであるが、しかしながら、それすらも正しく認識できている論者がほとんどいないのではないかと疑うほどには、ナショナリズムとレイシズム、そしてセクシズムをめぐる議論は後退していると感じる。
January 1, 2026 at 9:22 AM
「レイシズムとナショナリズムの一方が他方を構築しあうという性質を無視する場合には、反レイシズム運動は国民という集団性と和解し、レイシズムに対する救済策を国民の境界線の内側という居心地よい領域のなかで追求することになる。それが多くの場合に意味するのは、国家の支配的な制度内に利益代表者を置こうとする運動である。これが最も粗雑な形態をとる場合には、現行の英国政府がこれまでにないほど民族的に多様であり、高い地位(つまり権威ある地位)にも黒や褐色の顔がみられるという事実を祝福することになるかもしれない。
January 1, 2026 at 9:19 AM
入社してちょうど20年なので磁器婚式ですね、って言われたらこいつキモイなって思うだろ。なんでマルクスでその喩えを出して許されると思うんだよ。むしろ共産主義者ならその喩えはやっちゃいけないだろ。「家族の廃止」を訴え続けてきた思想なんだから。
December 31, 2025 at 6:15 AM
こういう喩えをしちゃうのがセクシストなんだよなあ...

>「大学でマルクスに出会い、ちょうど今年が私とマルクスの磁器婚式(20周年)である。」
bunshun.jp/bungeishunju...
ご両親は共産党ですか | 斎藤 幸平 | 文藝春秋PLUS
親子のかたちは時代を映す。昭和59年から40年続いた長寿連載、一号限りの豪華リバイバル よく、こう聞かれる。「今どき、マルクスなんて、ご両親は共産党員ですか」、と。だが、ちょっと待ってほしい。マルク…
bunshun.jp
December 31, 2025 at 6:07 AM