「モルスァ」で検索するのもまたよろし。

永瀬王座は52金を省略するというリスクを負った作戦で、後手ながら主導権を握ることに成功し、藤井七冠を追い詰めましたが、最後の最後にその負債が牙を剥きましたね。
今現在のプロ将棋での後手の難しさが凝縮されているような気も。

こんなん「ご都合主義じゃない？」って指摘されることを開発チームが懸念しなかったわけがない。
それでもこれで行ける、これで行くべきだとチームは判断したわけです。
１プレイヤーとしてもそのは判断には拍手喝采です。
「ゲームというメディアで体験するストーリー」として最高レベルの演出を楽しませてもらいました。

ティアキンのエンディングの構成「でもこれ安易なハッピーエンドじゃね？」と言う視点で見てしまうと一気に醒めてしまいかねないリスクのある作りだとは思うんですが、このゲームを遊んだ実に多くの人々がそこでしか味わえない強い印象と感動を記憶したことを考えると、ゼルダの開発チームは賭けに勝ったのでしょう。
当該記事の筆者は、その趣向から醒めた感情でゲームを終えてしまったようで、それについてはご愁傷さまとしか言えないですが、それが普遍的意見かというとまた別の話ですからね。