澁谷浩次
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澁谷浩次
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yumbo / 現実レコーズ / Genjitsu Films / 喫茶ホルン
【現実レコーズbase shop→ https://genjitsu.base.shop
【yumbo Bandcamp→ https://yumbo1.bandcamp.com
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次回、そして多分今年最後のyumboは大阪2DAYSです。原マスミ、コルネッツという憧れの2組と連続で共演するという栄誉に与りました。会場の雲州堂は席数が多くはなく、2日間ともに渾身の内容にする心算でおりますので、早めのご予約をお薦めします!!!
今年の647本目は『バイオ・インフェルノ』を観た。こういう話の常として重箱の隅をつつくような疑問は多々あるものの、達人ディーン・カンディに緊急事態の建物の内部を撮りまくられたら抗いようがない。武装して研究所に侵入しようとする集団の胸糞悪さはアメリカ映画の伝統である。
November 11, 2025 at 3:34 AM
ある即興演奏のセッションに誘われた時のこと。始まる前に、初対面のミュージシャンたちが「打ち合わせしよう」と言うので何かと思ったら、「まず僕と君がジワジワとやり始めて、盛り上がってきたら君が入ってきて...」と、全体の「流れ」を2〜3人の独断で決めようとしたので、呆れてしまった。「悪いけど、僕はその『流れ』には乗れない」と言ったけど、誰も僕の意見など聞いていないようだったので、本番でも構わず思うように演奏した。結果的には、その話し合いにたまたま加わっていなかった人だけがグループの中で良い演奏をしていた。
November 10, 2025 at 11:27 PM
今年の646本目は『やぶれかぶれの砦』を観た。話の鍵となる国境の河が良く撮れていると思ったら、撮影はアーヴィング・グラスバーグだった。50代を目前にしたジョエル・マクリーは渋くて良いのだが、イヴォンヌ・デ・カーロを見つめる目だけが、孫を見つめる好々爺のそれになってしまっている。
November 10, 2025 at 10:31 PM
ブックストアペロンパーでのサイレント映画友の会in秋田はおかげさまで盛況のうちに終了しました。秋田の素敵な面々と知り合えて幸せな一夜となりました。ありがとうございます。ペロンパーでは念願のトレイシー・ソーンの本を購入。かなり良い品揃えの本屋さんでした。店内BGMがオレンジ・ジュース。
November 8, 2025 at 3:22 PM
ソールドになってしまいましたが、明日はこちらへ。
1896〜1914年の初期映画の傑作をセレクトしました。
秋田は中学校の修学旅行以来!
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November 7, 2025 at 6:50 AM
今年の645本目は『Trois sous de poireaux』を観た。ジョルジュ・アトの演出によるアンドレ・デードの酔っ払いものは『Boireau déménage』の独特な輝きに及ばないものの、ネギを振り回しながらフラフラ歩く姿の微笑ましさは悪くない。簡単なパンショットも見ることができる。
November 6, 2025 at 11:28 PM
今年の644本目は『Boireau à l’école』を観た。ボワローの少年時代を描く「前日譚」的なノリがムカつくが、子供の頃から何事も真っ当に出来ず、厄介な異物として社会からつまみ出される姿は少々哀れでもある。小学校に地下牢があるのは唯一の笑える要素かもしれない。
November 6, 2025 at 11:07 PM
今年の643本目は『想い出』を観た。スーパーヒーローになれないカーク・ダグラスの不甲斐なさこそがこの映画の「誠実さ」を保証しているが、常に死の影をちらつかせるダニー・ロバンには、それは何の役にも立たない。多少二人の距離が近づく可憐な演出がリトヴァクの職人芸を再確認させてくれる。
November 6, 2025 at 6:37 PM
今年の642本目は『Les malheurs de Madame Durand』を観た。ご婦人が町のあちこちで小さな問題を起こした末に下水道に落ちてしまうが、町の人々の協力によって無事救出され家に帰る。下水道の非日常的空間を彷徨うご婦人、というイメージの効果だけを狙ったのだろう。
November 6, 2025 at 5:00 AM
今年の641本目は『Boireau déménage』を観た。ワインを飲みながら引っ越し作業をする男たちを淡々と描いたオフビートな喜劇。初期映画の奥ゆかしさが極まっている。事態を過剰にエスカレートさせず、死の予感すら漂わせる淋しい着地点を恐れないセンスの良さ。
November 6, 2025 at 4:33 AM
今年の640本目は『指紋なき男』を観た。アンソニー・クインがギラギラした目で女たちの間をウロチョロし、謎解きに励む。決まって最終的に誰が誰なのか分からなくなっていくので、このような映画は全く好きではないが、絶対に目を合わせないベルボーイのジェイ・アドラーが渋くて良かった。
November 5, 2025 at 5:28 PM
今年の639本目は『ヘンリー八世の私生活』を観た。時代劇であるからこそ、いやますチャールズ・ロートンの生命体としての実在感。まだ駆け出しのマール・オベロンは自己主張をする猶予も与えられず早々に処刑されるが、「変な顔の女」として登場するエルザ・ランチェスターは印象的だ。
November 5, 2025 at 8:34 AM
今年の638本目は『Le Maestro Do mi sol do』を観た。メリエスが好み似たようなものが複数撮られている楽器の怪異だが、これはアイディアの豊富さとタイミングの精巧さによって、特に注目すべきものになっている。終盤の煙の意味は分からないが、それ自体が言語のように現れる。
November 4, 2025 at 9:56 PM
今年の637本目は『La danseuse microscopique』を観た。ブライトン派の怪作『The Doll's Revenge』に先立つ5年前、朗らかで無害ではあるが同じ遠近法・二重露光のダンス人形をメリエスも撮っていた。手品師の助手が口から卵を吐き出すトリックには悪魔的な情緒の欠落を感じる。
November 4, 2025 at 9:26 PM
『アラン・ドワン初期傑作選』Allan Dwan's Early Masterpieces [Japanese Subtitles]

50年の長きにわたって活躍したアメリカ映画のパイオニア、アラン・ドワンが監督デビュー時に手がけた、素朴なレリーフのような西部劇的フォークロア集。全作品日本未公開。

www.youtube.com/watch?v=sDLS...
『アラン・ドワン初期傑作選』Allan Dwan's Early Masterpieces [Japanese Subtitles]
YouTube video by Genjitsu Films
www.youtube.com
November 4, 2025 at 3:45 AM
今年の636本目は『Le Nain』を観た。1910年代などは異形の者への差別が普通だった、などといういいかげんな空想を一撃で否定する証拠である以上に、ブラウニングの『フリークス』以前に準備されていた、障害者の感情を描いたドラマ。劇作家の正体を知った時の女優のチンピラ感が凄まじい。
November 4, 2025 at 2:27 AM
今年の635本目は『La maison des lions』を観た。ルネ・カールが猛獣使いのようにライオンたちを鞭でコントロールする様子を見せることが全てだったのかもしれないが、カールにも制御不能な雄ライオンへの対処法はドラマとしてあまりに粗末で腹立たしい。アラン・ドワンならどう撮っただろうか?
November 4, 2025 at 1:42 AM