八日
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八日
@yoka8.bsky.social
八日目に、まだなにかあるのなら。
美しいということは、それだけ監督が冷静なんだろうと思った。どれを映して映さないか、何を語って語らないか、どうすれば現代人の琴線に触れるのか。理性的に構成して作り上げられた作品は冷たくも美しかった。
「大地に生きる」
#TOKYOFILMEX
November 30, 2025 at 11:56 AM
2本目の映画が怖くて、脈拍がずっと変な動きしてた。現実に戻れてこれほどホッとしたのは久しぶり。メンタル来る、怖さだった……。
November 8, 2025 at 11:16 AM
サエボーグの犬がグロテスクだった。ラテックスのテラテラした皮膚にウルルンな瞳で愛嬌と怯えをまき散らしながら、かわいそうで、愛おしくてたまらない。守ってあげたい。美しくて哀しいと思った。
「この世界に生きること」スパイラル
November 3, 2025 at 7:35 AM
チケ取り、行きたかったやつ取れなかった。うわん。
October 18, 2025 at 11:13 AM
新文芸坐のシネマテークで「祈り」を見て、ラスト、あの眼差しに足元から崩れ去るような空恐ろしさを感じた。
彼が祈りの果てに得たものは、神に愛されたという万能感だったのかもしれない。それも、ドラッグでハイになってる状態に近いような、そんな万能感。祈りとはなんなのか。神を思い続けた先にあったのは、新しいドラッグなのか。そんな疑念がわいてきてしまった。
大寺さんの解説を聞きたかった(事情で帰らざるを得ず)。もやもやが募る。とはいえ今年ベスト級の良作。素晴らしい作品。見れてよかった。
October 17, 2025 at 2:28 PM
なんというか、私にとっては物語は終わるけど、登場人物たちの長い長い道は、むしろ謎を解かれてからが始まりなわけで、そう思うと気が遠くなる。試練、生きるにあたってそんな試練を課さなくても、と謎を解いた張本人に八つ当たりしたくなる。
つまりは、それほどのめりこめる本だったわけだけれど。霧雨のそぼ降る日に読むんじゃなかった。薄ら寒い。
『禁忌の子』
October 11, 2025 at 11:58 AM
尋ね人を探しながら諦めていく過程が、ただただ美しかった。諦めるというよりは、別れる覚悟を決めていく、かな、どちらかというと。まるで愛がはがれ落ちるように、経済発展のために建物が瓦礫となる。そして再生へと向かうように、帰路の船が湿潤な山を背景に川面を切って前に進む。
最後、隔世の感があるほど近代化した大洞の街で、ロボットにトドメを刺してもらったんじゃないかと思う。見れてよかった。大変良かった。
「新世紀ロマンティクス」
#映画
October 3, 2025 at 2:48 PM
牛に人間を見ては、それはエゴではないかと戒める。
牛と人の間を行ったり来たりしながら牛を見続けていた。別に映画の見方に正解はないけど、これは牛の日常、搾乳や生殖や出産や放牧を監督の目を通して徹底して観察した作品であって、人間の感情が入る余地はないんだけど、どうしても入れてしまう人間(私)は弱いし、牛が感情を持ちつつ管理されていると見て自分を投影しているのは、もはや愚かだし、と隅っこで思いながら見るのは割と辛かった。この監督が人間を撮った作品は、良作だろうけど、きっとえぐいだろうな、とか思ったり。
「COW」
September 26, 2025 at 1:57 PM
好きで見に行く展覧会と、見ねておかば!という謎の衝動に駆られて見に行く展覧会とあって、「素描展」は前者。
素描、習作の類が無類に好きで、それは作者の検討や思考の跡、視点が見れて面白いからだ。何を考えていたか透けて見えそうな作品を前にすると、作者と対話してる気になる。今回特に天使の羽を描く場所を検討したんじゃないかと思う作品が秀逸で、現実に羽を生やした人間なんていないから、羽が生えるならやはり肩甲骨のあたりだろうか?などと、少し薄めのタッチで描き入れてるあたりが興味深かった(違うかもだけど)。
こんなにまとまって見る機会がないから後ろ髪をガッツリ引かれながら後にした。面白かった。
September 21, 2025 at 6:41 AM
「時代のプリズム」がとても面白く苦しく。特に、柳幸典《ザ ワールド フラッグ アント ファーム 1991―アジア》が静かにキレッキレだった。
蟻の巣で国旗を表す試みは、蟻(小さなもの)に国旗が「喰い散らかされる」ことで国という枠組みの取るに足らなさを、反面外来から侵入されること(「外」があること)で国がより意識されてしまうことも気付かされ、また蟻によって「他国」の砂が持ち込まれ道ができることはグローバル化や共生への希望にも思え、でも行き場のない砂が空白に山を作っていて、その空白にしか集えない砂はどうするんだろうと愕然としたりした。多義性があった。
まだ蟻生活してんのかな。
September 15, 2025 at 1:25 AM
Nerholを見ながら、ずっと「連続性」のことばかり考えていた。
線ではなく層としての連続性。同じ写真やstone paperを層状にして、そこに彫るという行為で新たなイメージを生み出す。いや、連続性ではなく同一性か?いや、木の表面に錫を流したり、木を切って貼ったのは同一性ではなく連続ではないか……

だから、ポッカリとあいた空間が異様に心地よかった。不在が、ここが「つながってない」ことが、よかった。
……確かに木でつながっているようにも思う。けど、この空間に安心を見た。
Nerhol「種まきと烏」埼玉県立近代美術館
August 31, 2025 at 9:11 AM
バラがとても好きだと気づいた。バラとともに生きよう。
#記憶を飼う 10
May 11, 2025 at 11:04 AM
「動物誌、植物誌、鉱物誌」は単なる博物学ドキュメンタリーではなく、動物や植物、そして人間にどういう「力」が使われてきて、どういう扱いをしてきたか、がテーマではないかと思った。全体を俯瞰してみて、徹底して観察され実験され管理される様子が示されていることに気付く。淡々と映像が流れるだけだけど、グロテスクな映画だった。素晴らしかった。
#映画 #イタリア映画祭
May 6, 2025 at 12:42 PM
浮世絵現代、すごかった。
ロッカクアヤコは「ロッカクアヤコみ」が増してた気がしたし、興味がなかった塩田千春が初めて身近に思えたし、李禹煥はらしさが全く損なわれていなかった。
絵師の個性そのままを彫師や摺師が再現しつつ、彼らが間に入ることで、咀嚼され、親しみやすくなっている気がする。特に全く謎だった塩田千春を、初めて見てみたい、いや、見なければ、と思えたほどには。すごかった。
#浮世絵現代
April 29, 2025 at 8:20 AM
今日はため息がはかどる。今も一行書いて、はあ、と大きく息をはいた。
どうらや今日、頭と体が「疲れている」という認識で一致したらしい。
確かにここ最近、眠れないしお腹は空かないし食べる気力もないし、でも動かなきゃでキリキリ舞いだった。それでも「疲れている」という意識は全くなかった。
体は相当へばってたらしい、今日、しんどさというしんどさが一気に襲いかかってきてやっと、疲れていたんだと気づいた。
そうしたら食べれた。そうしたら息を吸えた。大きく息を吸ってはいて、初めてツツジが香ることに気づいた。目に痛いほどのピンクのツツジが、むんっと香った。美しかった。
#記憶を飼う 8
April 27, 2025 at 12:47 PM
ブドウがおいしい。みずみずしくて甘い。今日を祝す。
#記憶を飼う 8
April 22, 2025 at 11:44 AM
タリーズのロイヤルミルクティーは天使の甘さ。ふんわりした甘さ。良き。
#記憶を飼う 7
April 20, 2025 at 2:19 PM
楽しかった、が鱗のようにはがれ落ちてる日で、やるせない、というより、どうしようもなさに、あえぐような日だった。
#記憶を飼う 6
April 19, 2025 at 1:13 PM
昨日も今日も飼いたいほどの記憶はなかったけど、ただ、空気が柔らかかった。それだけはある。
#記憶を飼う 5
April 17, 2025 at 1:35 PM
風の強い日は苦手だ。吹きすさぶ風にすべての気力が尽きて、そのままうずくまって石になりたくなる。石になりたい。石。そう思いつつ見上げた空に、飛行機が飛んでいた。飛行機。飛行機に乗りたい。ただ無闇に、どこへ行くでもなく、飛行機に乗りたい。
#記憶を飼う 4
April 15, 2025 at 1:32 PM
サワサワしている。心が。
落ちた枯れ葉が、風に踊らされて舞い上がるわけでもなく、地面を這い回り続ける、そんな感じ。
#記憶を飼う 3
April 14, 2025 at 1:59 PM
過去イチかわいいバナナを買った。
スーパーに入った途端目に飛び込んできた、3割引の茶色いバナナ。熟成派ではあるけど、明日まで持つかなと思いつつ、でも、かわいい。かわいすぎる。買った。食べた。甘い。コクのある柔らかでとろけるような滋養のある甘さ。体が安心してほぐれるのがわかる。力の入りがちな顔面がフニャって笑い顔になる。おいしかった。嬉しかった。楽しかった。完璧だった。
#記憶を飼う 2
April 13, 2025 at 1:44 PM
「終わりの鳥」見て、確かに面白かった。
面白かったんだけど、ずっと違和感があって、それは「娘が母親にとってあんなに「良い子」でよかったのか?」という事かもと今気づいた。
母親のことが大好きで、母親と一緒にいたいと思っているし、自分の死の恐怖よりも残された後の母親を心配して、なんなら死後も(鳥を介して)導いてくれる。基本無欲だし、ティーンらしい反抗も見せるけど、それすら傷にはならず思い出になる程度。残される側にはありがたい子、みたいな。そんな扱いに見えてしまった。
母親のことが好きで、死にゆく前に少しでも長く一緒にいることこそが彼女の幸せであり願いだったのなら、いいんだけど。
#映画
April 13, 2025 at 8:36 AM
アーチ扉の上のエンブレムのレリーフ、温かそうなベージュのモルタルの壁、外開きの窓を連ねたコロニアルな家。今日、水道橋から本郷まで、まさかの急な坂を上りながら、意匠を凝らしきった建物をいくつも見つけた。私の東京はここに隠れていた。
#記憶を飼う
April 12, 2025 at 1:09 PM
苦しいくらい桜が咲いている。
April 5, 2025 at 2:19 AM