気付くと「科学の客観性の限界についての話」だと思って読んでしまっていて、それはそれで楽しく読めました(本当は「コミュニケーションの話」として読もうとしていたはずなのですが、そうするとしんどくなりそうで、つい)。
下記のくだりで著者のことを好きになりました。アプリはシンプルなのが良いと思うのです。
——ここから引用——
エクセルで作ることが多いですが、最近ではエクセルよりかなりシンプルで使いやすいので、MacOS 付属のナンバーズというアプリで作ることも多くなりました。(p.177)
——引用ここまで——
気付くと「科学の客観性の限界についての話」だと思って読んでしまっていて、それはそれで楽しく読めました(本当は「コミュニケーションの話」として読もうとしていたはずなのですが、そうするとしんどくなりそうで、つい)。
下記のくだりで著者のことを好きになりました。アプリはシンプルなのが良いと思うのです。
——ここから引用——
エクセルで作ることが多いですが、最近ではエクセルよりかなりシンプルで使いやすいので、MacOS 付属のナンバーズというアプリで作ることも多くなりました。(p.177)
——引用ここまで——
源助さん(土地や地域社会の成り立ちに詳しいけど、それを伝えるあてがないまま暮らしているご老人)のくだりでいろいろ腑に落ちた。何かが足りない人たちが重なり合って、全体としての「人生」が成立するような感覚。そういう実感がないまま歳をとってしまった。今からでも間に合うのかな。
あと、旧字旧仮名で読んでみたい。
源助さん(土地や地域社会の成り立ちに詳しいけど、それを伝えるあてがないまま暮らしているご老人)のくだりでいろいろ腑に落ちた。何かが足りない人たちが重なり合って、全体としての「人生」が成立するような感覚。そういう実感がないまま歳をとってしまった。今からでも間に合うのかな。
あと、旧字旧仮名で読んでみたい。
そりゃあもう島本和彦なんだから面白くないわけがない。大満足。最後にポロっと書いてある少し優しい段落が心に残りました。
——以下引用——
甲子園でも優勝するのはたった一校だけ。あとはみんな負けるでしょう。大半の人は負けるんだから、きっと人は負けるために生まれるんです。ということは、世の中はきっと負けが楽しいように作られている。この世界はそんなふうに作られていると思っていいんじゃないかな。負けにこそ、味があると。(p.169)
そりゃあもう島本和彦なんだから面白くないわけがない。大満足。最後にポロっと書いてある少し優しい段落が心に残りました。
——以下引用——
甲子園でも優勝するのはたった一校だけ。あとはみんな負けるでしょう。大半の人は負けるんだから、きっと人は負けるために生まれるんです。ということは、世の中はきっと負けが楽しいように作られている。この世界はそんなふうに作られていると思っていいんじゃないかな。負けにこそ、味があると。(p.169)
「アグレッサーズ」が文庫化されたので再読(十年以上も前で何も覚えてなかったので)。
雪風〈改〉は「そうそう、こんなシーンあったなあ」とおぼろげな記憶を掘り起こしながら、グッドラックとアンブロークンアローは本当に何も覚えてなくて初めて読むような感覚で、勢いよく三冊読み切った。
やはり雪風はいいなあ。
「アグレッサーズ」が文庫化されたので再読(十年以上も前で何も覚えてなかったので)。
雪風〈改〉は「そうそう、こんなシーンあったなあ」とおぼろげな記憶を掘り起こしながら、グッドラックとアンブロークンアローは本当に何も覚えてなくて初めて読むような感覚で、勢いよく三冊読み切った。
やはり雪風はいいなあ。