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読書が好きな70代。diversityを尊重したい。
サイディア・ハートマン「母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅」 榎本空訳を読み終わった。内容を理解するのに時間が掛かった。
 作家で研究者のハートマンが、嘗て奴隷が旅した大西洋奴隷航路を遡り、ガーナへと旅をする思索の物語。奴隷になるとはどういうことか? 更にその奴隷制の後を生き、今を生きるとはどういうことか。ガーナの各地での人々との出会い、奴隷貿易の悲惨な記録。
 中でも私にショックだったのは自分が学校で教えられた奴隷制度は全くの表面的な一部だけで何も知らなかったと言うこと。
 部族同士が争い、征服した村の人間を奴隷として売り飛ばす…。
 中でも第8章「母を失うこと」が圧巻。
January 24, 2026 at 6:12 AM
梨木香歩「小さな神のいるところ」を読了。
 作者は山小屋を持っているようで、野鳥や植物などに関係する記述が多い。野鳥の種類をカラ類やゲラ類と呼ぶ言い方があることを、これを読んで初めて知った。
 気候変動や社会に関するコメントも所々にあって、それも面白かった。気軽に読める。
 『サンデー毎日』に連載を単行本化したエッセイ集。
January 23, 2026 at 4:45 AM
「女の子の背骨」市川沙央を読み終わった。
「オフィーリア23号」と表題作の「女の子の背骨」の2つの話が載っている。「オフィーリア23号」
「女性には存在も本質も無い。女性は存在しない。非在なのだ」とするオーストリアの反ユダヤ的なユダヤ系哲学者オットー・ヴァイニンガー卒研のテーマだった那緒(なお)。彼が拳銃自殺した日と自分の誕生日が同じだったので、ヴァイニンガーの生まれ変わりだと考えている主人公。
那緒の恋人美葉(みは)は、小さな劇団の主宰者。三島由紀夫の「憂国」を映像化した作品を作ろうと目論んでいる。同時にそれをPornhubにupして金を稼ごうとも考えている。
(続く)
December 25, 2025 at 12:35 PM
アンドレイ・クルコフ「灰色のミツバチ」沼野恭子訳を読み終わった。

ドンバス地方の小さな村で年金で暮らすセルゲイ・セルゲーイチは、ミツバチを飼って生活している。ロシア語を話す49歳のウクライナ人。
村には小さいときからの喧嘩友達で同じ歳のパーシャと二人しか残っていない。この村はウクライナ軍と対立する親ロシア派の分離主義者の前線の間のグレーゾーンにある。
村人は戦闘が始まって最初の砲弾が教会に当たって直ぐに逃げ出した。

如何に戦争が悲惨で無駄なことか、無意味なことで争っているかなどが描かれている。「灰色」にもいろいろな意味が込められていた。
December 3, 2025 at 4:19 AM
「鉄の時代」J.M.クッツェー くぼたのぞみ訳 河出文庫を読了。

末期のガンを患った70歳の退職した元ラテン語教師の女性。
舞台は南アフリカ、ケープタウンの白人住宅街。ときは1986年の8月と9月、アパルトヘイトが崩壊し始めた時期。
その最後の日まで、自分の死をどう受け止め、どのように生きているか、激動の時代をどう生きたかを、アメリカに住む娘に送る遺書を書く。
それを託すのは彼女の家に住みついたホームレス。

アパルトヘイトの実態も知らずに読み始めてショックを受けた!
くぼたのぞみ氏の解説も素晴らしかった。重い本。
November 5, 2025 at 11:57 PM
「眼の奥の森」 目取真俊 影書房
を読み終わった。
80年前の沖縄。米軍に占領された北部の小さな島で起きた悲惨な事件。独り復讐に立ち上がった少年。
そのときの問題は今の沖縄にも繋がる。在日米軍は本土に1万人、あの狭い沖縄に2万5千人もいる。
たくさんの人に読んで貰いたくなった。
September 29, 2025 at 7:15 AM
「自転車泥棒」吳 明益 訳 天野健太郎 文藝春秋
を読み終わった。
主人公が7歳頃に無くなった父親の自転車が、車体番号から20年後に見付かった話を軸に、戦禍のため、哀悼さえ許されなかった時代を描いている。
第2次世界大戦史、台湾史、台湾の自転車史、動物園史、蝶の工芸史、⋯などと関わりがある話が幅広く展開される。
August 31, 2025 at 9:04 AM
ハン・ガンの「別れを告げない」を読み終わった。
夢と現実を行き来するような文章で、ちょっと詩的な雰囲気を感じた。
物語の背景には凄惨な事件がある。それも全く知らなかった。
August 6, 2025 at 5:34 AM
この前の日曜日に図書館から借りて昨夜に読了。
一日に1章ずつ読んだが重かった。それ以外、言葉が思い付かない。
事件に付いて調べていて、読み出したのが45年前の同じ5月18日の日曜日だと気付いた。
May 25, 2025 at 6:57 AM
「あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかも
しれない」
クリステン・R・ゴドシー
訳 高橋璃子 河出書房新社

規制なき資本主義は女性を苦しめる。社会主義のやり方を取り入れれば、私たちの暮らしはもっと良くなる。
新自由主義のもとでは、私たちの身体も、関心も、愛情も、すべては売買の対象にされている。
うまくやれば、社会主義は女性の経済的自立を促し、働きやすさを整え、仕事と家庭のバランスを改善し、さらにいえば、セックスの質も向上させてくれる。
より良い未来を考えるためには、過去の失敗から学ぶことが欠かせない。20世紀東ヨーロッパの社会主義を再検討することで、見えてくるものがあるはず。
May 15, 2025 at 12:34 PM
アダニーヤ・シブリーの「とるに足らない細部」(訳 山本薫)を読んだ。
二部構成で第一部は、1949年に起きたイスラエル部隊によるベドウィン少女のレイプ殺人を、部隊の指揮を執る中尉の視点から描いている。
第二部は2004年に生まれたパレスチナの女性が、自分の誕生日が少女の殺された日と同じだという些細なことを理由に、事件の詳細を追い求めるという現在のパレスチナの緊張に満ちた話が続く。ラストも衝撃的な終わり方。
May 6, 2025 at 7:27 AM
クリステン・R・ゴドシーの「エブリデイ・ユートピア」 髙橋璃子訳をやっと読了した。
ピタゴラスを曾祖父とするユートピアの実践の歴史、その形態、家族の在り方、核家族の問題、子どもの育て方、「所有」の問題など幅広い分野にわたってよく調べて書いてあった。
集団で暮らし、共同で子どもを育てるありかたなどがあちこちで実践されていたし、今も行われていることも新鮮な驚きだった。
時間があったら手に取って欲しい本。
April 23, 2025 at 12:39 AM
女の子が出来ないと分かった時に連れ合いが買った内裏雛。
周りの小さいお雛様は人に貰ったものや、旅先の土産物屋で見付けて買って来たお雛様たち✨
February 26, 2025 at 8:17 AM
「音を視る 時を聴く」、3時に行ったら40分待ちで、50分くらいで入場出来た。
帰りに見たら20分待ちだったけれど、閉館が6時だから視るのが駆け足になりそう💦
February 20, 2025 at 8:44 AM