「ファンシーな世界観に、ホラー要素を混ぜる」作り自体は、今時そう珍しくないはずだが、『My Melody & Kuromi』があざとい露悪に感じないのは、見里監督が両者を表裏一体のものとして捉えているのがよくわかるからなんだよね。
たとえば、ふわふわした綿は、マイメロたちのもこもこした体も表せるけど、同時にカビも表現できる素材でもある…みたいな（事実、カビはふわふわもこもこしてるので）。
普通に子どもは怖いかもな、みたいなシーンもあるが、時にはグロテスクなものとして牙を剥くこの世界の質感が、同時に世界のファンシーさにも確かな手触りを与えている。ストップモーションでしかできない素材による語りだ。

横からすみませんmamiさんの絵と文字ずっと楽しみにしてます😊　ポメラの薄手のポーチでしたら　www.yodobashi.com/product/1000... こっちも結構いい感じです😎