うーかんかん
banner
uh-kankan.bsky.social
うーかんかん
@uh-kankan.bsky.social
本を読んだり読まなかったり
あなたと友達になりたい
読んだ絵本/図書館の本。
文章量が少なく、内容も単純なので、赤ちゃんから読める絵本。カンガルーの子供がはじめて母カンガルーのポケットから出て、外で出会うものに驚いては"ママー!ポケット!"と叫んで逃げ戻るのを繰り返す。反復と、だんだん伸びていく母親との距離、絵本の定石を踏まえながら、のびのびした絵で跳ね回るカンガルーが可愛らしい。2歳の下の子はカンガルーが叫ぶ所で大笑いしていました。
November 20, 2025 at 7:13 AM
🐕
November 16, 2025 at 1:51 AM
読んだ絵本/図書館の本。
初っ端から本気の泥遊びを見せてくれる主人公・シャーロットに期待が高まる絵本。
昆虫標本や採集した木の枝や鳥の巣、飼っている蛇や小鳥や虫たち、観察スケッチ用の画材などでいっぱいのシャーロットの部屋。相棒のテディベア・ブルーノの豊かな表情。ワゴンレースや木登りといったワクワクする遊び。贈り物のお人形に、「わたしたちのやりかたに、なれてちょうだいね」なんて言いながらもシャーロットとブルーノと人形はどんどん仲良くなっていく。昔(ヴィクトリア朝?)のイギリス文学挿絵風の絵柄でパワフルな主人公が描かれてて面白い。
November 16, 2025 at 1:30 AM
夏に読んだ本。
図書館で見かけて装丁が素敵すぎたのと内容的にも興味を惹かれたので買ってきた本。改めて見ると題字は凝りすぎて不気味になり過ぎてる気がする。内容は不穏ではあるがホラーでは無い。
主人公の語りで話が進むので、もし同じ出来事を他の登場人物が、主人公の娘や隣人が、語ったらどのようなものになるだろうと考えて、物事も人物も多面的で、人が垣間見ることができらのはほんの一部だけなのだと、読んでる間ずっと思い知らされた。主人公と職場の青年の関係性が良い。最後の方、テストの結果の後での娘の台詞が鋭く重たく胸に刺さった。
誰かにとっては容易なことが、なぜ別の誰かにとってはこんなにも困難なのか。
October 25, 2025 at 9:14 AM
夏に読んだ本。
好きなイラストレーターの作品が挿画に使われている本たちを眺めていて気になったがネットでは品切重版未定(電子書籍はある)だったため図書館でかりてきた。著者中学3年生時の作文がSNSで話題になったことが出版のきっかけなのかな。理性的な本文の隙間には著者による落書きのような挿絵が描かれていてかわいい。今手元に本がないから不確かだけど、著者は自閉症と身体発育に関する障害があり、可能な限り努力してもその成果がこぼれ落ちていく悔しさがよく伝わってくる内容だった。最後にある著者の母の文章も良かった。
October 25, 2025 at 8:16 AM
今年の夏に読んだ本。
なんで手に取ったか忘れた。
絶対関わりたくないタイプの赤の他人とシベリア鉄道の二人用の客車で長距離旅行する話。読み始めてしばらくして、登場人物像と台詞とトイレの不潔さが嫌すぎて読めないかも〜と思ったものの、意外に順調に最後まで読めた。自分と全然異なる理解できない人、嫌いな人、無理な環境、理不尽な時代、そういう中で何も変えられなくても共に存在して生きていかないといけないんだよな、と読み終わった時にはなんだか不思議な興奮に浸った。
October 25, 2025 at 8:11 AM
この2冊、全然違う絵柄なんだけど、どこか形式が似ているな〜ウクライナの伝統か流派があるのかな、それともレイアウトとか装丁デザインの具合でそう感じるのかな?ってよくみたら、二人の画家はソ連芸術アカデミーで学んでいるとのこと、年代は違うだろうけどなんか納得した。
せっかくなので二つの絵本の結婚式を描いたページを並べてみました。『セルコ』画面右下のお皿にのせたソーセージを運ぶ🐕にご注目。

ほんまにロシアはウクライナ侵攻を今すぐやめて兵士を家に帰せよ。
September 30, 2025 at 6:05 AM
読んだ絵本。
ウクライナといえば、キーウの作家によるこの絵本。前に図書館で読んだ後に、古本屋で見つけて購入した。
婚約者の鍛冶屋のためにキノコや木苺を摘みに行った髪の美しい娘は、言いつけを破って森に入り、出会ったおにばばに馬にされてしまう。娘は知恵によって鍛冶屋とともにおにばばを焼き殺し、人に戻った娘と鍛冶屋はめでたく結婚式を挙げる。
繊細で優しい色彩で描かれる、昔の人々の衣装や暮らし、恐ろしい魔女(おにばば)がとても魅力的。
September 30, 2025 at 6:04 AM
読んだ絵本/図書館の本。
歳をとったことを理由に百姓の家を追い出された犬のセルコ。道で出会った親切な狼が一芝居打ってくれたおかげで、再び百姓の家に歓迎される。お礼にセルコは狼を百姓の上の娘の結婚式に招き、チーズや肉をたっぷりと振る舞うのだった。横で読み聞かせを聞いていた夫が「だれも泣かない『泣いた赤鬼』みたいな話だね」って言ってて笑った。人間の顔が全部怖くて面白い絵。題字や作者名の書き文字が良いな。
September 30, 2025 at 6:03 AM
(7月に)読んだ本、記録し忘れてた。
"怒りを開かれた場に置"く、そのやり方に興味ある。川野さんのはやり方は見習いたいと思う。
『をとめらよ素晴らしき人生を得よ』の巻末アンソロジーに納められている、穂積生萩が昭和天皇が死んだ日に雨が降ったことを詠んだ歌が面白くて、瀬戸は"生萩の異様なまでの自由さ、天衣無縫さが感じられる名歌"と書いている。

もとの身は雨乞いシャーマン・アマタラス死して慈雨ありぬ やるやおまへんか

けどやっぱ現在から見てもこの歌を詠むのは異能、って事は短歌が天皇制と仲良くやってるって事なんでしょうねって『現象録』を読んだから思う。
September 26, 2025 at 3:14 PM
読んだ本。
TLで称賛と共に何度も目にしたので購入。読む前に著者のポッドキャストを聞いたから、著者の声で脳内音読化された。詠まないで読むだけの私は短歌を楽しみきれないのでは?との思いがあって興味が薄れていたけど、この本は面白く読めた。特に穂積生萩が変すぎて興味湧いたし折口信夫がキモすぎる。釈迢空歌集を積んでるので複雑な心境。
ただ最近、『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』を読んだので、クリスティーを話題にした箇所で、1926年の失踪事件を"「意識」して、現実に計画した犯行"と書いてるのにはえー…となった。
September 26, 2025 at 2:20 PM
アニメ業界の中からフェミニズムを考える団体ができたこと、ZINEの発行が始まったこと、どちらも同業者としてとても嬉しく頼もしく感じています。イベントには行けなかったので通販で購入しました。思ってたより小さくてかわいらしい冊子だった!
vol.1にふさわしく自己紹介的な内容で、普段スタジオで隣に座ってる人がどういう経歴でどんな雇用形態でいくら貰ってるのか不明(だけど気軽には聞けない雰囲気)なうえに、ある日突然居なくなっている事が日常なので、書き手の実在が感じられる内容は好感が持てたし、とても興味深かったです。
これからの活動も応援してます!
September 20, 2025 at 4:49 AM
夏の初めに手持ちの本を読み返そうという気分になりアリステア・マクラウドを読んだのだけど、ここに書くような文章量の感想もなかなか書けない。なぜだろう。
クウネルのマクラウドのインタビューも読み返した。むかし本棚整理してクウネルのこの号を捨てた後にマクラウドの本を読んで好きになり、ネット検索でインタビューが載っていることを知り古本で買い直した思い出。
September 9, 2025 at 7:57 AM
読んだ絵本/図書館の本。
最寄りの図書館は分館で小さいのだが、なんとシドニー・スミスの私がまだ読んで無い絵本があるぞわーいとかりてきた。海辺の街の少年の一日に、海の底の真っ暗な炭鉱で働く父の姿がなん度も挿入される。光溢れる穏やかな少年の日常と、父の上に覆い被さる暗く分厚い地面のコントラスト。これは!私の好きなアリステア・マクラウド!の世界じゃないか〜!
全然知らない場所の全然知らない街や人の、人生の凝縮みたいな絵本でしみじみ感動した。
September 9, 2025 at 7:26 AM
巾着みたいなの落ちてた🥀なんて花だろう?
August 29, 2025 at 5:14 AM
読んだ絵本/図書館の本。
作家フランツ・カフカが1923年に、人形を失くして泣いている少女に会い、「人形はきっと旅に出たんだよ」と言って慰め、あたかも人形が旅をしているかのように書いた手紙を送ってやった、というエピソードを元に生まれた絵本。色鉛筆の優しい色彩とタッチで描かれた絵も地味な顔の主人公も可愛らしい。カバーを作り直して再出版してほしい。
毎回思うけど、絵に書かれた文字(この絵本では人形からの手紙)の翻訳を書き直す作業って誰がやってるのかな、クレジット無しだからやっぱり出版社の社員がやってるのかな?気になる。
August 26, 2025 at 4:39 AM
有名な絵本『どろんこハリー』を読んでいた夫が、この工事現場に無造作に置かれてるボンバーマンの爆弾みたいなのは何?と言っています。何?
August 21, 2025 at 9:49 AM
読んだ本。
伝記って面白くて大好き!
アガサ・クリスティは『アクロイド殺し』を読んだのとテレビドラマのミス・マープルを見ただけなので、1890年に生まれ二つの世界大戦を経験し1976年に85歳で亡くなったことや、第一次大戦時に結婚し戦時奉仕で病院や薬剤局で働いたこと、1922年にハワイでサーフィンをしたこと、1926年の出来事、二度目の結婚相手は14歳年下だったこと、第二次大戦中にも病院で働いたこと、エンタメ作家として文学的評価が低かったことなどなど…は全然知らなかった。
幼少期のアガサのお人形のような姿と、「ガンマン」の空想(強迫観念?)がとても興味深かった。
August 9, 2025 at 6:56 AM
登園路、風に飛ばされた百日紅の落花がころころ転がって吹き寄せられているのがとてもかわいらしかった。
August 1, 2025 at 3:44 PM
わーーーい予約してた本が届いて嬉しい✌️✌️
しかも1巻!これ連載続いてるんだ、うれし〜楽しみ。
July 31, 2025 at 6:11 AM
わーーい予約してた本が届いて嬉しい✌️
July 29, 2025 at 5:04 AM
最近目を惹かれる装丁というか装画は全てイラストレーター髙橋あゆみさん。もれなく欲しくなってしまう…が、一冊分厚いの買ったので我慢してる。
July 20, 2025 at 5:36 AM
読んだ本。
一作目を読み返し、続編を初めて読んだ。
一作目でも暴力描写含むハラハラする展開があったけれど、二作目はエンターテイメント性に富んだ内容で終始ハラハラドキドキであっという間に読み終わりました。
17歳の主人公の親は過保護で理解し合えない存在として描かれており、良い意味で親が子にしてあげられることの限界を感じるというか、親と他人の役割の違いを考えさせられた。
しかし、実は父親と血のつながりがないという設定にはどういう意味があるんだろう。スピロさんといい、「お父さん」といい、忍耐強く優しく対話してくれる男性キャラクターがたくさん出てくるけど、なぜ遺伝的父不在の設定が必要だったんだろうか。
July 18, 2025 at 2:35 AM
読んだ本。
バルトークの伝記が面白かったので、関連本を検索したら出てきたのでかりてきた。バルトークの民族音楽研究家としての側面を丁寧に追った内容で、私にとっては知らないこと・人だらけだったけれど、なかなか面白く読めた。音楽の分類の仕方が人によって違うとか、誰かがやった分類研究に対する評価とか、なるほど大変難しそうですねという気持ち。偉人につきものの、後世の人がバルトークの人生の中からどの部分を語りたがるか/語りたがらないか、というのも興味深い。
こうなったら、『バルトーク晩年の悲劇』も読んでみたいけどわが町の図書館には無かった…。
July 17, 2025 at 3:05 AM
読んだ本。
音楽や音楽家については全く無知なんですが、以前に図書館でかりて読んだ同シリーズの『シベリウス』がとても面白かったので、商品説明から気になったのを取り寄せてみた。
第一次対戦前のハンガリー周辺で蓄音機を担いで民謡採集し系統分類することで見えてくるもの、というのは研究としてものすごく面白いだろうなと思うし、戦争によって国境線や地域情勢が変化して調査ができなくなる/調査対象が殺戮・破壊されるのはどんなに無念だったろうかと思う。現代の研究者も同じよう状況だったりするんだろうな。腹立ちますね。
このシリーズはどんどん読みたい!
July 14, 2025 at 3:19 AM