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様々なジャンルの音楽と、その歴史に関心があります。
▼私を構成する42枚
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引退の噂も聞こえていたDavid Sylvianですが、今年はMelaine DalibertやLucrecia Daltとのコラボもうれしい驚きで。
ちなみに10代の私がアンビエントに目覚めたのは、Holger Czukayのコラボ作『Plight & Premonition』がきっかけ。ジャケットも含め、タルコフスキー映画を音楽化したような印象でした。
November 15, 2025 at 2:51 PM
William Basinskiの代表作『The Disintegration Loops』のリマスターがリリース。
約5時間にわたり連続再生されたテープループが次第に劣化し、徐々にフレーズが変化していくプロセスを追う実験は、Steve Reich、Brian EnoやAlvin Lucierのエコーを感じさせますね。
album.link/i/1828885536
November 14, 2025 at 12:51 PM
Charli xcxがJohn Caleを招聘したニューシングル「House」のMVを観てましたが。
Velvet Underground脱退直後にCaleがプロデュースした、Nicoの最高傑作『The Marble Index』が「元祖ゴス」と呼ばれていることも連想しましたね。ヴェルヴェッツ関連のソロ作では一番好きです。
album.link/i/1728713665
November 11, 2025 at 1:38 PM
菊地雅章さん最晩年の新音源『Hanamichi - The Final Studio Recording, Vol. II』がリリース。
死の2年前の2013年に、元ECMプロデューサーのサン・チョンと完成させた最後のソロ・セッションだそうで。深い静寂と寡黙なピアノの音の対比が素晴らしい、彼ならではの音世界。
album.link/i/1828939687
November 11, 2025 at 12:44 PM
Charli xcxがJohn Caleを招聘したニューシングル「House」。
一音だけでCaleと分かるヴィオラの音と、彼のポエトリーリーディングがリードする前半はVelvet Undergroundの1st、2ndを思わせます。
後半は若干俗っぽいですが、ノイジーなシャウトはノイズギターのようでもあり。
song.link/i/1851605886
November 11, 2025 at 10:39 AM
Tortoise の9年ぶりの新作『Touch』。
6曲目「Axial Seamount」のミニマルなグルーヴは、90年代から続くこのバンドの真骨頂という感じですね。
例えば、『Point』以降のコーネリアスのサウンドだって、Tortoiseの影響抜きには考えられないわけで。
song.link/i/1838686319
November 11, 2025 at 9:27 AM
Tortoise の9年ぶりの新作『Touch』。
音響派/ポストロックの始祖だった90年代の『Millions Now Living Will Never Die』『TNT』ほどの関心はなかったのですが。それでも通して聴くと新機軸も感じられますね。
1曲目「Vexations」のタイトルは、サティから取られているのか?
album.link/i/1838685653
November 11, 2025 at 9:26 AM
オタール・イオセリアーニ監督『歌うつぐみがおりました』(70年)は、どこかゴダール『勝手にしやがれ』を思わせるところもありますね。
何度も流れるバッハ「マタイ受難曲」のアリアは、監督と親交のあったタルコフスキーの『サクリファイス』に影響あたえたのでは?とも。
video-share.unext.jp/video/title/...
November 8, 2025 at 11:02 AM
ドローンミュージックの重要作を発表し続けている才人Kali Maloneの新作『Magnetism』は、CoilのDrew McDowallとのコラボ作品。
パイプオルガンをはじめ古から継承する「持続音」の可能性の追求しています。McDowallのギターサウンドはFenneszにも通じる感触もありますね。
album.link/i/1822852084
November 7, 2025 at 8:04 AM
U-NEXTでエドワード・ヤン監督『カップルズ』レストア版が配信開始。
『牯嶺街少年殺人事件』『エドワード・ヤンの恋愛時代』と進んできたレストアに、今年は『カップルズ』と年末に『ヤンヤン 夏の想い出』も控えていますね。サブスクでも全作品観られるようにしてほしい。
video-share.unext.jp/video/title/...
November 5, 2025 at 4:44 AM
Cornelius Cardew作曲の『Treatise』に新たな録音が。これまで1967年の初演のライブ音源や、Jim O'Rourkeらを中心としたライブ音源も愛聴してきましたが。今回はLarumとTaylor Depureeによる共演。
図形楽譜から読み解かれるサウンドは、電子音楽とフリージャズを繋ぐようで。
album.link/i/1842252111
November 4, 2025 at 9:43 AM
「未完の作品」の最終部の何か約束が違ったかのような宙吊り感に、どうしようもなく惹かれます。
例えばグレン・グールドは、バッハ「フーガの技法」の未完フーガの最終フレーズを、音量を落として日和ることなく突き放すように弾き切っていて。まるで美しい放送事故のよう。
song.link/i/179941007
November 3, 2025 at 10:56 AM
ビョルン・アンドレセンの訃報が流れていますが…
坂本龍一『smoochy』収録の「美貌の青空」の歌詞は、ルキノ・ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』へのオマージュ。
つまり坂本さんから、若き日のビョルンの姿に捧げられた歌だったと言っても過言ではないでしょう。RIP
song.link/i/926715281
October 27, 2025 at 6:08 AM
新潮文庫からジャン・コクトー『恐るべきこどもたち』の新訳版が刊行予定。
最近、ちょうど手元の東郷青児訳を読んだところでした。
近親相姦的な姉弟関係の悲劇は、現代の美しい「神話」といった感が。今回の新潮文庫の表紙は、コクトーが監督した白黒映画の世界観にも寄せているようにも思いました。
October 26, 2025 at 11:11 AM
昨年『Spectral Evolution』が好評を博したRafael Toralの新作『Traveling Light』。
「My Funny Valentine」などのスタンダード曲のモチーフをベースに、アンビエント的に引きのばされた即興が展開されます。パッヘルベルのカノンを引きのばしたイーノのアンビエントも連想。
album.link/i/1823944124
October 25, 2025 at 9:29 AM
ルー・リードがVelvet Underground時代の実験に立ち返った『Metal Machine Music』と、ブライアン・イーノの実質的なアンビエント第一作の『Discreet Music』。両者が同じ75年発表というのは、とても興味深いです。
ノイズとアンビエントは一見両極端な音像ながら、ドローン音楽という意味では表裏で。
October 23, 2025 at 8:50 AM
Jefre Cantu-Ledesmaの新作『September』。今年前半にリリースされた傑作アルバム『Gift Songs』制作時の音素材を使って構築されたのだとか。リリカルにくぐもった『Gift Songs』のアンビエンスをそのままに、さらに長尺のアンビエントになっているあたりは素晴らしく好みで。
song.link/i/1843957015
October 22, 2025 at 9:31 AM
岩波文庫のトーマス・マン『ファウスト博士』が重版になったそうですね。著者の自伝的な性格も濃い傑作だけに、入手しやすい状態になるのはうれしいばかり。久しぶりに読み返していますが、シェーンベルクやニーチェをモデルにした芸術家レーベルキューンの生涯を通じた、マンの芸術論でもありますね。
October 22, 2025 at 8:33 AM
Johann Johannssonや坂本龍一との共演でも知られるClarice Jensenの新作『In holiday clothing, out of the great darkness』は、自らが奏でるチェロの音にフォーカスした内容に。
バッハの無伴奏チェロ組曲の影響が色濃いフレーズをモチーフに構築したミニマルな展開ですね。
album.link/i/1814847842
October 17, 2025 at 12:38 AM
Sunn O))) が、Sub Popレーベル移籍第一弾EP『Eternity's Pillars b/w Raise the Chalice & Reverential』をリリース。
10代の頃に私が夢中だったメタルと、その後に追いかけたアンビエント/ミニマル/ドローン/ノイズが巧みに止揚された、本当に稀有なバンドですね。彼らは。
album.link/i/1839331470
October 16, 2025 at 8:13 AM
坂本龍一さんの『Black Messiah』評も印象的でした。

坂本龍一:「2014年にディアンジェロがすごく久しぶりに作品を出したでしょ。(…)アルバムの最初の2トラックのリズムのグルーヴがおもしろいんですよ。音符的にはドラムと上物がはっきりズレていて、ものすごくヘンなんだけど独特のグルーヴ」
October 15, 2025 at 4:17 AM
ディアンジェロの突然の訃報。彼の独特なタイム感が生むグルーヴは限られたジャンルの枠を超え、20世紀から21世紀にかけての音楽史上でも重要な「発明」だったのではないかと思います。
『async』制作時の坂本龍一さんも、「ズレ」をテーマに彼の音楽に注目されていました。
album.link/i/1440841365
October 14, 2025 at 11:51 PM
U-NEXTでジャ・ジャンクー監督の最新作『新世紀ロマンティクス』配信開始。
2001年以降22年間もかけて撮りだめされてきたライフワーク的な大作ですね。『青の稲妻』(2002年)や『長江哀歌』(2006年)撮影当時の映像たちが、パズルのように再構築されていて刺激的です。
video-share.unext.jp/video/title/...
October 11, 2025 at 9:11 PM
ノーベル文学賞を受賞した、ハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースロー。
恥ずかしながらお名前を聞いたことがない…と思ったら、タル・ベーラ監督の映画『ダム・ネーション』『ヴェルクマイスター・ハーモニー』『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』の原作者ということで、急に身近に感じます。
October 9, 2025 at 11:23 AM
今も一番よく聴き返す坂本龍一作品は、Alva Notoとの即興演奏ライヴ『Glass』。動画を観ても、教授が冒頭から奏でているクリスタルボウルの持続音が印象的で。その後も終始、美しい持続音が鳴り続けているこのライヴは、教授流のドローンミュージックと言ってもいいのかなと。
youtu.be/SaDQmhwv9oE?...
October 7, 2025 at 12:29 PM