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雷(らい)のWeb活動用垢。人見知りで無言フォロー常習者。趣味は絵を描いたり文章を書いたり。ファンタジーとオカルトが大好き。シリアスとギャグを行ったり来たり。リル学に参加中。
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ロシア民話のレーシーは森の精霊であり、ときにキノコの姿をとるというけど、こいつをキノコのモンスターといえるかどうか…。
人間がキノコになったマタンゴや、キノコが人間になったマイコニド、体の一部がキノコ群であるカイェリ、化けキノコのくさびらや一本ダタラとは、別カテゴリーだよな~。
>Mack, C. K. & Mack, D.(1998)『A Field Guide to Demons, Fairies, Fallen Angels, and Other Subversive Spirits』(NY, Owl Books, Henry Holt and Company, 1999, p.111)
November 16, 2025 at 1:15 PM
>Scott, W.『The Works of John Dryden』(London, Ballantyne, J., 1808)
>Barrington, M.『Grahame of Claverhouse, Viscount Dundee』(London, Secker, M., 1911)
>Stephen, T.『The Life and Times of Archbishop Sharp, (of St. Andrews)』(London, Rickerby, J. & Lane, S., 1839)
November 13, 2025 at 12:26 PM
セントアンドリュース大司教James Sharp(1618~1679)は暗殺者に2度襲われたが、1度目の襲撃は失敗した。2度目の襲撃は成功したが、ソーサリーやウィッチクラフトを実践していたとされる大司教の遺体は傷ひとつ無く、銃弾が当たった場所にはアザがあるばかりだったという。(ただし、検死でデマと判明)

しかしScottは、ふつうウォーロックが「男性の魔術師」を意味することを踏まえて、「鉄や鉛で傷つけられないようにする呪文や呪術」と「ウォーロック」に、Drydenが想定したような関係性は無い、と結論づけている。
November 10, 2025 at 12:57 PM
ダンディー子爵John Graham(1648~1689)は、くりかえし戦闘から生還し、暗殺を回避したことで、スコットランド南西部の民衆から、闇の力の特別な保護下にあり不死身なのだと信じられていた。ふつうの銃弾では子爵を傷つけることができず、彼の命を奪ったのは銀の弾丸だったという物語も伝わっている。
November 10, 2025 at 12:56 PM
Drydenが活躍した時代、スコットランド人は、悪魔の呪文によって銃撃をまぬがれることができると信じていた。Walter Scottは『The Works of John Dryden』(1808)の註釈で、銃弾では傷つかないと噂されたJohn Grahamと、銃撃を受けても遺体にアザしか残らなかったといわれたJames Sharpに言及している。
November 10, 2025 at 12:55 PM
トロイアの英雄アイネイアスが戦闘中に負傷したことについて、英国の詩人John Dryden(1631~1700)は「思うに、彼は、スコット人がよく言うところの、鉄に害されないとも、鉛に害されないともいわれる男、warluck(ウォーラック)ではなかったのだろう」と述べている。warluckとは、warlockの異綴である。
November 10, 2025 at 12:55 PM
秋田事件の柏木第六(1882)の「世ニ伝フ、鉄砲ハ退魔ノ効験アリト」という供述と、仏教運動家の妹尾義郎(1910-1911)の「退魔せよ」「退魔すべく」という日記の記述を探しあてたときは最高に興奮した。ひとしきり用例を集めて、「いや、まだあるはずだ」と探し方を変えた途端に見つけたのが嬉しかった。

「退魔」は豊田有恒の造語といわれ、本人もそう考えていたっぽいけど、豊田の出身地・前橋市に隣接する伊勢崎市には退魔寺があり、灯台下暗しともいえる。だけど、じゃあオレは隣町の神社の名前をぜんぶ知っているかというとそんなことはないから、いわゆる「車輪の再発明」だったのだろうなと思う。
October 18, 2025 at 11:49 AM