メタセコイアの森が神秘的で良い。
メタセコイアの森が神秘的で良い。
戦前の満州から物語が始まり、主要人物たちは数奇な運命によってひとところに手繰り寄せられる。高度成長期における昭和の闇の部分が端々に感じられて、どこか遠い昔のことのように読んでいたが、不意に、これは現代の闇の話と変わらないではないかと気づいた。
そう言う意味ではまだ物語は続いているのかもしれない。
戦前の満州から物語が始まり、主要人物たちは数奇な運命によってひとところに手繰り寄せられる。高度成長期における昭和の闇の部分が端々に感じられて、どこか遠い昔のことのように読んでいたが、不意に、これは現代の闇の話と変わらないではないかと気づいた。
そう言う意味ではまだ物語は続いているのかもしれない。
10年以上前に、当時新横浜にあった三省堂書店で金魚の柄の扇子を買った。日焼けして変色してしまっているが今でも夏場は重宝している。扇子のいいところは何といっても折りたためる点だ。団扇だとどうしてもリュックの中で嵩張るし他の荷物に押されて変に折れ曲がってしまったりするが、扇子は畳んでしまえば案外丈夫で場所も取らないので容易にしまえる。そして扇子は何となく涼しげな気分になれる。もし売場に扇子を展開するなら他にも雑貨や家電などを揃えて「涼を持ち運ぶ」なんてフェアにするかもしれない。扇子を売るのが目的か、涼しくなる時間を提案するのが目的か。切り口で見方は変わる。
10年以上前に、当時新横浜にあった三省堂書店で金魚の柄の扇子を買った。日焼けして変色してしまっているが今でも夏場は重宝している。扇子のいいところは何といっても折りたためる点だ。団扇だとどうしてもリュックの中で嵩張るし他の荷物に押されて変に折れ曲がってしまったりするが、扇子は畳んでしまえば案外丈夫で場所も取らないので容易にしまえる。そして扇子は何となく涼しげな気分になれる。もし売場に扇子を展開するなら他にも雑貨や家電などを揃えて「涼を持ち運ぶ」なんてフェアにするかもしれない。扇子を売るのが目的か、涼しくなる時間を提案するのが目的か。切り口で見方は変わる。
青山さんはちょっとだけ人生の先輩で世代でいえばほぼ同世代だ。私も年齢とともに今まで出来てきたことが出来なくなってきたり、体力的にも精神的にも少しずつ不自由に感じてきている。しかしその緩やかな変化を受け入れて、自己肯定感を高めていくことで心身ともに穏やかになれると本書からは感じられた。また、心地よい空間を求めて部屋を借りたり、日々のちょっとしたストレスを遠ざけることでもっと人生が楽になれると思うことは、昨年の秋に引っ越した時に同じようなことを考えていたのでとても共感できた。
青山さんはちょっとだけ人生の先輩で世代でいえばほぼ同世代だ。私も年齢とともに今まで出来てきたことが出来なくなってきたり、体力的にも精神的にも少しずつ不自由に感じてきている。しかしその緩やかな変化を受け入れて、自己肯定感を高めていくことで心身ともに穏やかになれると本書からは感じられた。また、心地よい空間を求めて部屋を借りたり、日々のちょっとしたストレスを遠ざけることでもっと人生が楽になれると思うことは、昨年の秋に引っ越した時に同じようなことを考えていたのでとても共感できた。
ここの店主さんは店主ではなく点主なのですね。面白い。
ここの店主さんは店主ではなく点主なのですね。面白い。
全ての本が新しいことに価値がある訳ではないので、こういう偶然の出会いが感じられる売場は棚を見ていて楽しい。売れ筋は切らしちゃいけないけど売筋ばかりの売り場はその店で買わなくてもいいや、と思ってしまう。偶然の出会いは大事。
全ての本が新しいことに価値がある訳ではないので、こういう偶然の出会いが感じられる売場は棚を見ていて楽しい。売れ筋は切らしちゃいけないけど売筋ばかりの売り場はその店で買わなくてもいいや、と思ってしまう。偶然の出会いは大事。