2020年コロナ禍にあるエディントンという街でマスク反対派の保安官がひょんな勢いで市長選に立候補。陰謀論、人種主義、警察、暴動、デモ、社会階層など様々な要素でいびつに分断していく社会を描き出す。終盤にかけて事態が暴走していく様とオチは胸糞で、さすがアリ・アスターだなと笑。
様々な立場の陣営や登場人物が出てくるが、共通なのは、全員がSNSとスマホ画面の「奴隷」だということ。皮肉てんこ盛りの強烈な風刺映画で、現代社会の問題を喉元にぶすりと突きつけられる感覚に痺れる。アリ・アスターほんと化け物監督すぎるし、俳優陣の演技も圧巻。
2020年コロナ禍にあるエディントンという街でマスク反対派の保安官がひょんな勢いで市長選に立候補。陰謀論、人種主義、警察、暴動、デモ、社会階層など様々な要素でいびつに分断していく社会を描き出す。終盤にかけて事態が暴走していく様とオチは胸糞で、さすがアリ・アスターだなと笑。
様々な立場の陣営や登場人物が出てくるが、共通なのは、全員がSNSとスマホ画面の「奴隷」だということ。皮肉てんこ盛りの強烈な風刺映画で、現代社会の問題を喉元にぶすりと突きつけられる感覚に痺れる。アリ・アスターほんと化け物監督すぎるし、俳優陣の演技も圧巻。
くらくらする程の圧巻の映像美に目を奪われながら、絶望に苦しむスタントマンの青年と少女が1つのおとぎ話で優しくつながっていくストーリーに心震える。こんなにも「完璧だ…」と思う映画、ほんとに久々に観た気がする。映画館で見れて本当によかった泣。
くらくらする程の圧巻の映像美に目を奪われながら、絶望に苦しむスタントマンの青年と少女が1つのおとぎ話で優しくつながっていくストーリーに心震える。こんなにも「完璧だ…」と思う映画、ほんとに久々に観た気がする。映画館で見れて本当によかった泣。
リトアニア国立図書館ユダヤ研究センターのセンター長(レンペルティエネさん)から直々にYIVOの歴史に関する講演を聞けるとは!面白かった〜。D. フィッシュマンの「紙部隊」についてのこの著書はリトアニア本国でもかなり影響が大きかったとのこと(フムフム)。
リトアニア国立図書館ユダヤ研究センターのセンター長(レンペルティエネさん)から直々にYIVOの歴史に関する講演を聞けるとは!面白かった〜。D. フィッシュマンの「紙部隊」についてのこの著書はリトアニア本国でもかなり影響が大きかったとのこと(フムフム)。
大使館時代の友達と久々会うので遊び呆けて研究進まない未来しか見えない。
大使館時代の友達と久々会うので遊び呆けて研究進まない未来しか見えない。
🍊🇵🇸ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』は昨今のガザの窮状からパレスチナ問題に少しでも興味がある人は絶対に読んで欲しい。表題作「太陽の男たち」で登場人物たちの境遇のあまりのむごさと救いのなさに呆然とするも、パレスチナに生きる人々や難民たちの現実を物語にしてきた筆者の命懸けの叫びに今こそ耳を傾けるべきだと。なお筆者は自動車に爆弾を仕掛けられて36歳で亡くなっている。
💀愛してやまない深緑野分さんの『カミサマはそういない』も人怖系から奇怪な話を中心に大満足の短編集。まじで今まで読んできた深緑野分さんの作品全てが面白くて怖い…。笑
🍊🇵🇸ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』は昨今のガザの窮状からパレスチナ問題に少しでも興味がある人は絶対に読んで欲しい。表題作「太陽の男たち」で登場人物たちの境遇のあまりのむごさと救いのなさに呆然とするも、パレスチナに生きる人々や難民たちの現実を物語にしてきた筆者の命懸けの叫びに今こそ耳を傾けるべきだと。なお筆者は自動車に爆弾を仕掛けられて36歳で亡くなっている。
💀愛してやまない深緑野分さんの『カミサマはそういない』も人怖系から奇怪な話を中心に大満足の短編集。まじで今まで読んできた深緑野分さんの作品全てが面白くて怖い…。笑
ルシア・ベルリンの短編集『掃除婦のための手引き書』は、正直最初は「ふーむ…」って感じだったんだけど、読めば読むほど繊細で時に歪でかと思えば笑い飛ばすような数々の話にのめり込む。自分の言語化能力が乏しすぎて上手く説明できないのが悔しいけど好きな人はどツボにハマると思う。
『異常』はぶっ飛び設定の最高SF✈️!ネタバレ絶対できないけど、設定の奇抜さだけじゃなくて人間関係の描写とかも手が凝ってて、まあそりゃあんだけ話題になるわと納得の一冊。 #読書記録
ルシア・ベルリンの短編集『掃除婦のための手引き書』は、正直最初は「ふーむ…」って感じだったんだけど、読めば読むほど繊細で時に歪でかと思えば笑い飛ばすような数々の話にのめり込む。自分の言語化能力が乏しすぎて上手く説明できないのが悔しいけど好きな人はどツボにハマると思う。
『異常』はぶっ飛び設定の最高SF✈️!ネタバレ絶対できないけど、設定の奇抜さだけじゃなくて人間関係の描写とかも手が凝ってて、まあそりゃあんだけ話題になるわと納得の一冊。 #読書記録
この中だとマルコ・バルツァーノの『この村にとどまる』が圧巻の読書体験だった。歴史にもまれ、体制に抗いながら生きる人々の静かで力強い感情に打ちひしがれる。
訳者関口英子さんのあとがきの以下一文がこの本の特徴を見事に現してると思います。「強靭なまでに抑制の利いた語り口の端々にはしかし、巨大な力にのみこまれ、大切な日常を奪われた者のみが知る感情が滲み出ている。」
さすが本好き界隈で絶賛されていた理由がよくわかる。まだの人はぜひ…!
#読書記録
この中だとマルコ・バルツァーノの『この村にとどまる』が圧巻の読書体験だった。歴史にもまれ、体制に抗いながら生きる人々の静かで力強い感情に打ちひしがれる。
訳者関口英子さんのあとがきの以下一文がこの本の特徴を見事に現してると思います。「強靭なまでに抑制の利いた語り口の端々にはしかし、巨大な力にのみこまれ、大切な日常を奪われた者のみが知る感情が滲み出ている。」
さすが本好き界隈で絶賛されていた理由がよくわかる。まだの人はぜひ…!
#読書記録
🏎️『F1』はただただ渋くてかっこよすぎるブラピを2時間半ずーーーっと見せつけてくる至高の映画だった。ストーリーはベタだけどそれがまた気持ち良く、レースシーンも迫力満載で夏ぴったりのテンションぶち上げ爽快映画!
🏎️『F1』はただただ渋くてかっこよすぎるブラピを2時間半ずーーーっと見せつけてくる至高の映画だった。ストーリーはベタだけどそれがまた気持ち良く、レースシーンも迫力満載で夏ぴったりのテンションぶち上げ爽快映画!
主軸はハラハラ&ホラーものだけど(そんな怖くないから苦手な人も安心)、根底にあるブルースやジャズの「ブラックカルチャー」の描写、白人やKKKと主人公たちの関係とが絶妙に絡まり合ってて濃厚な2時間半。なんといっても監督は『ブラックパンサー』のR. クーグラーだからそりゃ絶対おもろいんよ。一人二役のマイケル・B・ジョーダンは眼福すぎて鼻血でる。
主軸はハラハラ&ホラーものだけど(そんな怖くないから苦手な人も安心)、根底にあるブルースやジャズの「ブラックカルチャー」の描写、白人やKKKと主人公たちの関係とが絶妙に絡まり合ってて濃厚な2時間半。なんといっても監督は『ブラックパンサー』のR. クーグラーだからそりゃ絶対おもろいんよ。一人二役のマイケル・B・ジョーダンは眼福すぎて鼻血でる。
⛪️『教皇選挙』の映像と色彩のコントラストの美しさといったらもう…。もう絵画やん…ってなるシーンもあって大満足
🧪『サブスタンス』は前評判通り良い意味でぶっ飛んでたけどルッキズム、老いと若さ、女性のステレオタイプとか切実なテーマを扱ってて見応え抜群。デミ・ムーアの迫真の演技も最高。
✈️『M:Iファイナル・レコニング』は、もう言う事ないっすよ。頭空っぽにしてイーサンたちのド派手なアクション楽しむのみ。これぞ映画館でみる映画!!
🎬『マキシーン』は正直うーん…。前2作品が良すぎたから期待しすぎたのかも…。
⛪️『教皇選挙』の映像と色彩のコントラストの美しさといったらもう…。もう絵画やん…ってなるシーンもあって大満足
🧪『サブスタンス』は前評判通り良い意味でぶっ飛んでたけどルッキズム、老いと若さ、女性のステレオタイプとか切実なテーマを扱ってて見応え抜群。デミ・ムーアの迫真の演技も最高。
✈️『M:Iファイナル・レコニング』は、もう言う事ないっすよ。頭空っぽにしてイーサンたちのド派手なアクション楽しむのみ。これぞ映画館でみる映画!!
🎬『マキシーン』は正直うーん…。前2作品が良すぎたから期待しすぎたのかも…。
友達がお勧めして貸してくれた『さみしい夜のページをめくれ』は主人公タコジローの物語を通して読書の楽しさや本の選び方を教えてくれる教養書のテイストも入った本。読書には困ってない自分でも、色んな本が色んな形で言及されるから読みたい本が無限に増えて危険。ならのさんのイラストで溢れるページたちも素敵だし、とにかくタコジローが愛おしい笑。Germanistikをかじった人間なのに今になってようやく『飛ぶ教室』読んだ。滅多に泣くことない自分だが、何でもない場面なのに電車じゃなかったらボロ泣きしてただろう箇所がいくつもあって、ケストナー作品の素晴らしさを改めて痛感。 #読了
友達がお勧めして貸してくれた『さみしい夜のページをめくれ』は主人公タコジローの物語を通して読書の楽しさや本の選び方を教えてくれる教養書のテイストも入った本。読書には困ってない自分でも、色んな本が色んな形で言及されるから読みたい本が無限に増えて危険。ならのさんのイラストで溢れるページたちも素敵だし、とにかくタコジローが愛おしい笑。Germanistikをかじった人間なのに今になってようやく『飛ぶ教室』読んだ。滅多に泣くことない自分だが、何でもない場面なのに電車じゃなかったらボロ泣きしてただろう箇所がいくつもあって、ケストナー作品の素晴らしさを改めて痛感。 #読了
B. シュリンク『帰郷者』は前作の『朗読者』があまりにも良すぎて期待値が高すぎたのかラストが物足りない感じがしちゃった〜。でも文体は相変わらず好みすぎるのでまた違う作品も読もうっと。前から気になってた『嫉妬論』も感情(の歴史)・社会・政治から嫉妬について議論されててめっさおもろかった。後輩が貸してくれた『複眼人』、余裕で今年上半期ベストなんだが。救い用のない人間の愚かさとそれでも溢れる温かさ、自然の美しさと恐ろしさ、SFと現代世界の交わり、希望と虚無感、瑞々しいのに生々しい描写とか全てが愛おしくて読みながら終始悶絶。深緑野分さんの解説も最高。 #読了 #読書記録
あとクリーピー可愛すぎるから。ぬいぐるみ普通に一般販売してくれ。頼む。よしよしさせてくれ。
あとクリーピー可愛すぎるから。ぬいぐるみ普通に一般販売してくれ。頼む。よしよしさせてくれ。
松沢先生の新書は読む時だけじゃなく歴史研究の論文を書く時にも心がけるべきポイントが盛り沢山で面白かった。
J. T. グロスの『隣人たち』は東欧のホロコースト扱う文献内では転換点的な研究の一つとしてかなりの頻度で言及されてる割と重要な著書だと思うんだけどいつか訳されたりしないのかな〜。まあ英語で比較的読みやすい分量ではあるのだけど。
D. ストーンの『終わらぬ歴史』みたいなおっきな文脈の話してくれる本には本当に助けられる。あとストーンの著作の註釈は二次文献の宝庫だと思ってる。
松沢先生の新書は読む時だけじゃなく歴史研究の論文を書く時にも心がけるべきポイントが盛り沢山で面白かった。
J. T. グロスの『隣人たち』は東欧のホロコースト扱う文献内では転換点的な研究の一つとしてかなりの頻度で言及されてる割と重要な著書だと思うんだけどいつか訳されたりしないのかな〜。まあ英語で比較的読みやすい分量ではあるのだけど。
D. ストーンの『終わらぬ歴史』みたいなおっきな文脈の話してくれる本には本当に助けられる。あとストーンの著作の註釈は二次文献の宝庫だと思ってる。
今邑彩はいいぞ〜。短編集の『鬼』と『よもつひらさか』読んでどハマりして以来全作制覇に向けてちまちま読んでる。『そして誰もいなくなる』は後半4回位「なにっ?!」って騙されたしクリスティ好きとしてはたまらん内容。こんな良質なミステリー書くのにあんま知られてない気がする。あとは安定の横山秀夫。
今邑彩はいいぞ〜。短編集の『鬼』と『よもつひらさか』読んでどハマりして以来全作制覇に向けてちまちま読んでる。『そして誰もいなくなる』は後半4回位「なにっ?!」って騙されたしクリスティ好きとしてはたまらん内容。こんな良質なミステリー書くのにあんま知られてない気がする。あとは安定の横山秀夫。