田中 純 / TANAKA Jun
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田中 純 / TANAKA Jun
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ヘッダー画像はポジターノにて、「セイレーンの群島」リ・ガッリを望む。「私は、私自身の教育のために役立ったノートを、若干の人々に提示する一人の autodidacte[独学者]である」(ジョルジュ・ソレル)。
「みんな落ちるところまで落ちると、却って気分がさっぱりしたような錯覚を抱いてしまう」というのはよくわかる。安吾の『堕落論』にも大きく共感するところはあるのだが。文化や芸術に対する反権威主義的なうっすらとした大衆的反感というものはつねに存在していて、文化・芸術の内側からの「さっぱりしたい」という清算願望がそれに結びつくと、徹底したヴァンダリズムに至りかねない。
November 3, 2025 at 2:23 AM
ショーレムが伝えている、ベンヤミンに連れてゆかれたパリのクリュニー美術館で眼にしたという、ユダヤ教の祈禱文が書かれた小麦の粒2つを思い起こさせる。それに似て、極度に小さな字でびっしりと書き込まれたベンヤミン自身のノートもまた。
October 1, 2025 at 10:39 AM
後者は英文学の素養に基づく安定した語り口。作家の自伝をテーマにしていることと「携帯遺産」という発想は、ベンヤミンの『幼年時代』を連想させる。作中にも『パサージュ論』やヴァールブルクの『ムネモシュネ・アトラス』に言及した、「亡命・避難の精神」をめぐる叙述がある。アウトサイダー・アート展で主人公が出会う、蛇羽宇奥作《図語録(すごろく)》という宇宙模型的作品がオブジェとして非常に魅力的。これもまた一種の筺。大英博物館所蔵のPrayer nutが参照されているように、いずれも「胡桃の中の世界」。
October 1, 2025 at 10:39 AM
註と解説が本文の2倍あるベンヤミン関係の翻訳原稿を編集部に送ったきり、何の音沙汰もなく、宙ぶらりんの状態。
September 26, 2025 at 5:09 AM
ブログではベンヤミン関係の書籍についても触れている。
before-and-afterimages.jp/news2009/2025/
2025年 – Before- & Afterimages Blog
before-and-afterimages.jp
September 26, 2025 at 5:09 AM
このイメージについては、次で触れた。
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September 26, 2025 at 5:09 AM