石川監督の過去作品にも通じるアイデンティティの揺らぎや偽りの語りを通して描かれる戦後の長崎を生きた女性の物語。50年代女優にみごとに変身した広瀬すずと二階堂ふみが朝ドラ「カーネーション」のふたりに見えたり、広瀬と三浦友和が「山の音」の原節子と山村聰を連想させたり
石川監督の過去作品にも通じるアイデンティティの揺らぎや偽りの語りを通して描かれる戦後の長崎を生きた女性の物語。50年代女優にみごとに変身した広瀬すずと二階堂ふみが朝ドラ「カーネーション」のふたりに見えたり、広瀬と三浦友和が「山の音」の原節子と山村聰を連想させたり
ロシア革命に翻弄される男女の愛を描いた3時間越えの大河ドラマで、いきなり序曲が5分ほど続いたのでビビった。デビッド・リーン監督らしい壮大な歴史ドラマだけど、描かれるのは道ならぬ愛。そういえばリーン監督「逢びき」(1945)も道ならぬ恋に惑う中年男女の悲恋映画だったなあ。
ロシア革命に翻弄される男女の愛を描いた3時間越えの大河ドラマで、いきなり序曲が5分ほど続いたのでビビった。デビッド・リーン監督らしい壮大な歴史ドラマだけど、描かれるのは道ならぬ愛。そういえばリーン監督「逢びき」(1945)も道ならぬ恋に惑う中年男女の悲恋映画だったなあ。
南北戦争の徴兵逃れの敬遠な青年がいつのまにかアウトローになっていくまでを詩的な映像をまじえながらもリアリズムで描いていく。監督はこの5月に亡くなったロバート・ベントン。ゴードン・ウィリス撮影の映像。
南北戦争の徴兵逃れの敬遠な青年がいつのまにかアウトローになっていくまでを詩的な映像をまじえながらもリアリズムで描いていく。監督はこの5月に亡くなったロバート・ベントン。ゴードン・ウィリス撮影の映像。
およそ30年。トムも頑張ったんだなあ。
およそ30年。トムも頑張ったんだなあ。
極端にいえば、169分の大冒険は、最後の1分ほどの別れの場面を見るためだったのかもしれない。俳優トムの半生を費やした長大なシリーズ映画の終幕となるのは、意外なほどにあっさりとしてさりげない別れの場面で、オーバーな感傷もなければ、余計な台詞がただのひとつもない。顔を見合わせるだけで語り尽くされている。そしてあのとびきりの笑顔を観客に見せて闇の中に消えていく老ハントは、まさに我らが名優トム・クルーズだった。
極端にいえば、169分の大冒険は、最後の1分ほどの別れの場面を見るためだったのかもしれない。俳優トムの半生を費やした長大なシリーズ映画の終幕となるのは、意外なほどにあっさりとしてさりげない別れの場面で、オーバーな感傷もなければ、余計な台詞がただのひとつもない。顔を見合わせるだけで語り尽くされている。そしてあのとびきりの笑顔を観客に見せて闇の中に消えていく老ハントは、まさに我らが名優トム・クルーズだった。
見どころは、いつものようにトムの曲芸的な身体を張った超絶アクションとお仲間とのチームプレイ。これまでの過去作の回想や伏線、意外な人物の再登場が散りばめられて「完結編」感がすごい。シリーズの大団円を見届けるといういささかの感傷と共に観劇した。ただ、ちょっと長い。トムの情熱を最後まで見届けるべく169分の長丁場をトイレ中座しないという不可能ミッションに挑んだ。
すこし感傷的でさりげないエンディングは、私の好みでとても良かったな。
見どころは、いつものようにトムの曲芸的な身体を張った超絶アクションとお仲間とのチームプレイ。これまでの過去作の回想や伏線、意外な人物の再登場が散りばめられて「完結編」感がすごい。シリーズの大団円を見届けるといういささかの感傷と共に観劇した。ただ、ちょっと長い。トムの情熱を最後まで見届けるべく169分の長丁場をトイレ中座しないという不可能ミッションに挑んだ。
すこし感傷的でさりげないエンディングは、私の好みでとても良かったな。
子どもと一緒に映画を見るのはひさしぶり。一人で行動するのが楽しいらしく、誘っても袖にされる日々が続いたのだが、今回一緒に見られたのでトムに感謝だ。もしかすると最終作かもしれず、1作目を見たのはまだ独身のころで、その後、幼い子供と一緒に見ることが多くて、いまや成人となった子どもと見る完結編(かもしれない)は感無量であるというと少し大袈裟だけど。
子どもと一緒に映画を見るのはひさしぶり。一人で行動するのが楽しいらしく、誘っても袖にされる日々が続いたのだが、今回一緒に見られたのでトムに感謝だ。もしかすると最終作かもしれず、1作目を見たのはまだ独身のころで、その後、幼い子供と一緒に見ることが多くて、いまや成人となった子どもと見る完結編(かもしれない)は感無量であるというと少し大袈裟だけど。
中高年にとって、最高にインポッシブルなミッションは、
この169分の長丁場を中座せずに観続けることなんだけど、
今回、飲料水を飲む量を最小限にして、エンドロールまでなんとかミッションをコンプリートしたので信じられない快挙でした。
やればできるということをトム・クルーズから教わった。
中高年にとって、最高にインポッシブルなミッションは、
この169分の長丁場を中座せずに観続けることなんだけど、
今回、飲料水を飲む量を最小限にして、エンドロールまでなんとかミッションをコンプリートしたので信じられない快挙でした。
やればできるということをトム・クルーズから教わった。