たかしま
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taka7sh1.bsky.social
たかしま
@taka7sh1.bsky.social
侑日にお熱。下書き件メモ帳だと勘違いしている
自分のバレーのために最良のトスを上げてきたツムが、初めて誰かのためにトスを上げたいと思う。だって自分がいちばんショヨを知っている。その座は誰にも譲りたくはない。そう思うから。いてもたってもいられずツムは動画と知人を頼りにショヨの元へと向かう。こっちのが無理なく二人の心を描けそう。
November 12, 2024 at 12:05 PM
もどかしさに知らず拳を握っていた。確かにショヨはそのチームを引っ張っているけど、それだけだ。あの強烈な存在感も囮としての機能も、切り込むように高らかなスパイクも、何ひとつ機能していない。多分チームのレベルが低いのだ。ショヨをうまく使いこなせるセッターがいない。俺だったら、もっと自由に、高らかに、ショヨを飛ばせてやれるのに。今までツムは、自分ができる最大に丁寧でスパイカーのためにトスを上げてきた。誰が相手でも変わらない。俺が「打たしたる」トス。でも今ツムの中に芽生えたのは、ショヨのためにトスを上げたいという欲。彼のために、ショヨの最高を引き出すトスをあげられるのは、俺だけだという自負が浮かぶ。
November 12, 2024 at 12:00 PM
そこで思い出した話があるんだけど、トルコにいるショヨの話て私どこかで書きましたっけ?書いてないならこれ使いたいな。あとで探します。たとえばショヨとツムの別れから5年が経過。ツムは35歳で現役を引退。同世代ではいちばん遅い引退を迎えた年に、ショヨが今もバレーを続けていると知る。ネット上に投稿された荒い動画。人の判別もできない程度のその動画の中に、ツムはショヨの姿を見つける。姿形で判断したわけじゃない。初めて見た時に覚えたような、鮮烈な存在感で気付いたのだ。コートを縦横無尽に駆け、高く飛ぶ。今も変わらぬ姿に胸が詰まるような心地だった。けれどチームはショヨの存在をうまく使いこなせていないのは明白で。
November 12, 2024 at 11:52 AM
先の展開を考えてて、さっくり決めてた仮の章立ての段階では、ツムが自分の心に気づいてすぐにショヨを迎えにいくかな?と思っていたけどいまいちしっくりこなくて。あれこれ考えてみたけど、バカやったツムがすぐに迎えに行ったとしてもショヨの心を動かせないからうまく展開しないんだなと気づく。バレーを放り投げてショヨを迎えにいくなんて完全にショヨの心を無視してる。そんなの誰も望んでない。だからツムは自分のバレーをまっとうする必要があって、そのためには少なくとも数年が必要。というかむしろ、ショヨの心を蔑ろにしてきたツムは、気づいた自分の心はそのままに、手を伸ばすことをやめるんじゃないかなと。
November 12, 2024 at 11:44 AM
じゃあ、どうしてショヨはツムの提案を受け入れて、それから離れることを決めたのか。次に考えるべきはここ。
November 11, 2024 at 10:51 AM
だからそこに特別な感情を覚えることはある種当然で。でもそれはバレーの話であって、恋愛の話じゃない。だから芽生える種はそこにあったとしても、恋の自覚はBJ時代にあるべきかなと思ってて。ショヨにとって、心を揺れ動かすほどに嬉しいことってなんだろうって考えた時に、本当の意味でショヨが選んだ遠回りをまっすぐに認めてくれることなんじゃないかなと考えた。だってインドアのためにビーチを経由するなんて無謀だし、芽が出なければ無為な時間になってしまう。その挑戦をかっこいいとてらいなく言い、その先もショヨの挑戦をバカにするでもなく受け入れるバレー馬鹿なところにあるんじゃないかな。その歓喜に触れて、恋を自覚する。
November 11, 2024 at 10:50 AM
ツムの思考の進み方と行動はなんとなく見えているけど、ショヨの感情が見えないので考えてみる。大前提としてショヨはツムのことが好きである。今回はじまりはあんトスに置くんだけど、それは淡い恋の芽生えであって自覚はもっと先。バレーにおいて高さを持たなかったショヨだけど、高く飛べることを武器に勝ち上がってきた。でもそれは影の存在ありきで、自分一人に価値はないと痛いくらいに知っている。ユースにも県内選抜にも選ばれなかったショヨにとって、初めて名指しで選んでくれたのはツムだったんじゃないかな。それも敵としてではなく、仲間として。倒したいと言われることはあっても、トスをあげるといってくれたのはきっとツムだけ。
November 11, 2024 at 10:50 AM
原点回帰の話を忘れないうちに書いておく。ツムのバレーの根っこは「おっちゃんが打たしたる」にあると思ってて、スパイカーが打ちやすい、上手になったと錯覚するようなセットを信条にしてる。だからツムは誰がスパイカーであろうと関係なく、自らの最高のセットでどんなスパイカーも打たせることができる。それがツムの根幹。だけどツムが初めて自らの手で飛ばせてみたいと思ったのがショヨ。ただそこにボールがくると信じて飛ぶ姿に感動を覚え、スパイカーのためのセットではなく、最高の一打のためのセットをすればそれに応えてくれる存在に初めて出会ったから、ツムにとってショヨは特別なんだと思う。誰でも同じではなく、ショヨが特別。
November 10, 2024 at 3:23 PM
αとΩの真似事なんてしたくない。うなじを噛んだって、ついた傷はそのうち綺麗に消えるのだ。むなしいだけのままごとをしたところで、残るのはささくれみたいな痛みだけ。受け入れる場所がぬかるむこともなければ、精を吐き出したって宿るものも何もない。心を通わせて、体温を分け合って、その先で手にできるものはただ愛ひとつだけ。どれだけ心を通わせたところで、他人でしかない僕らは些細なことで悩んだり途方にくれることもあるけれど、それでも君と離れる未来だけは想像できないから。運命を望む世界から爪弾きにされた僕らは、多分10年後にも同じようにくよくよ悩んで、涙して、それから笑い合ってキスをするんだろう。
November 5, 2024 at 4:07 PM
男同士で手を繋いでいても許される世界。ただしそれは本当の意味での寛容ではない。β同士なのに付き合っているのだとしれば、他人は怪訝そうな顔をして、どうしてつがいでもないのに付き合っているのかと聞いてくる。つまり世界が寛容なのは運命で結ばれた二人に対してで、その他大勢には関係のない話。二人が一緒にいることを誰かに許して欲しいとは思わないけれど、わかりやすい運命で結ばれている二人を見ると、明確な繋がりのないことへの不安が押し寄せる。運命などいらない。自らの心が選んだ人といるだけだ。いつもはそう思えても、心が弱い日には苦しくなる。最愛だけを教えてくれる香りもフェロモンも知らず、繋がりは見えない心だけ。
November 5, 2024 at 3:55 PM
だったらショヨとあっさり別れられるかと自問すれば、それは嫌だなと思ってしまう。なぜ?と自問すると、バレーを一緒にしたいからが真っ先に出てきて、他の答えが見えなくなる。それゆえ、自分の気持ちに気づけない。じゃあショヨがツムの元を離れると決意して、嫌だと思うのにその理由が見つけられないツムの心に一筋の光を教えるのは誰か。今回はトビヨくんかな。ショヨの相棒であり、ライバルであり、一生の特別であり続ける男。二人はバレーがなくなっても一生互いの特別でいられる。でもツムは?バレーがなければ、そばにいられないに違いない。ショヨの特別でいるためにはバレーがなければいけない。トビヨとの対比で自己を知るツム。
October 24, 2024 at 10:01 AM
さて次の段階。ざっくりとした道筋ができて、冒頭を少し書き始めたところで二人の心を考えていく作業。頭の中でどうしてこの二人が付き合うことを選択したのか、別れることを選択したのか、それぞれの心の動きを考える。前提として、ショヨはツムのことが好き。ツムはショヨとするバレーが好きという各自認がある。ショヨはツムに「一緒にバレーがしたい」と言われたから一緒にいることを決意。そこに恋心はあまり関係なくて、下心は少しだけ。逆にツムはショヨの心を利用した形。恋愛としてそばにいたかったわけじゃない。ショヨとのバレーが特別だったから、また一緒にバレーがしたいと思ってた。それゆえにショヨの心を利用した形。利己的。
October 24, 2024 at 9:56 AM
そこまで考えて話の構成を組んでみる。なお中身はゼロである。いちばん最初はツムがフラれるシーンから。その後にショヨと付き合うことになるシーン、現在→過去→現在とサンドイッチにしたら良いかなぁと適当に章立て。着地点はこの辺りかなとあたりをつけて、じゃあ書くかなとここから白紙のページにインクを落としていく感じ。見切り発車。
October 20, 2024 at 7:36 AM
次に考えたのが時系列。
公式時系列を整理して、一回付き合って別れるシーンを書くなら何歳かな?と検討してパリ後29歳がいいなとインスピレーションで判断。インドアからビーチへの再転向を考えはじめるくらいの時期にもう一度BJに所属したらちょうど良いかなと。
一方のツムはBJ所属のまま。なおノンケ。過去の女性たちには最低な男と言われフラれている。ショヨのことは好きだけど恋愛感情はない。でもショヨとのバレーは好きだから、また一緒にプレーしたいと思ってショヨをBJに誘う。ショヨの恋心に気づいて、バレーのためにショヨを繋ぎ止めるくさびとして恋人になることを提案する。つまりは最低な男
October 20, 2024 at 7:31 AM