榊原すずみ 広報・エディター・ライター/「SOU.」運営
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榊原すずみ 広報・エディター・ライター/「SOU.」運営
@suzumi.bsky.social
取材や執筆、編集もするBtoB企業の広報してます。
文芸・週刊誌、ライフスタイル誌、フリーランス、女性誌などで編集・執筆してました。「ハフポスト日本版」を経て、“メディア”ではなく“場所”榊原すずみの「SOU.」を運営。
投稿は個人の見解です。所属先とは関係ありません。
#未婚 #子なし #アラフィフ #広報
本書は性的マイノリティ当事者ではなく、それを知った親の目線で描かれる、稀有な作品なのではないでしょうか。

“普通”にこだわるからこそ、捻れていくものが、この世には多すぎる。
普通なんてないんだって前提に立てば、もっと優しい社会になるというのに(性的マイノリティの話に限らず)。

“普通”信仰なんてぶっ壊れてしまえばいい。
May 5, 2025 at 2:39 AM
人生には何が起きるかわからない。
よくそんな風にいうけれど、まさにそんな世界観が展開されていきます。

主人公のように、43歳になっても、現実と改めて向き合って、精神も身体も成長させることができるのなら、50歳が見えてきた私にも、まだまだ何が起きるかわからないかもね。

そんなアグレッシブな気持ちで読了しました。
May 4, 2025 at 7:13 AM
登場人物が多いので混乱するかと思いきや(本の冒頭に登場人物一覧が出てくるので、心して読みはじめた)、一人ひとりのキャラクター、役割が明確に描かれているので、そんな心配も不要でした。

不眠の都・東京という設定もちょっとリアルでしょ?

吉田篤弘さんのいつもの作品とちょっと違うトーンの物語、一読の価値ありです。
May 4, 2025 at 1:53 AM
そうして、時代、いいえ、日常が作られ、それらが積み重なって時代になっていくんだな、なんてことを感じ入りながら読了しました。

あえて、詳しい内容は書きません。
とにかく読んで、この作品の素晴らしさに驚いてほしいです。

実は、自分のことを本好きだと言っている割には、ポール・オースター作品を読むのは今回が初めて。
他の作品を読む楽しみが増えました。
だからこそ、読書はやめられない。
May 3, 2025 at 4:05 AM
わくわくしていられるのは、あくまでも自分が経験したことではなく、しかも100年以上前のお話だからで、じっさいその場にいたら、きっと震え上がっていたでしょう。

ただ人を怖がらせるために書かれたのではなく、幽霊譚を大系的にまとめている点も、わくわくさせられた理由かもしれません。

歴史的な大事件やお国柄か宗教と幽霊譚の関わりが垣間見れるのも特徴です。

幽霊を信じている人も、信じていない人も、100年以上前に人々を怖がらせた幽霊達の存在に触れてみませんか?
May 2, 2025 at 11:09 PM
そんなアンサクセスフルなストーリーが地球上から消える日を私は願っています。

前向きな主人公の綴る言葉が軽妙で、一気読みするほど、おもしろかったので、ちょっとエネルギーを補充したい気分のときなんかにおすすめの一冊です。
April 29, 2025 at 1:19 AM
この主人公は、本当にすごいと思う。並外れた行動力があり、頭もいい。観察眼に優れ、ユーモアも持ち合わせています。

だからこそ、成功を手にし、こうして日本語訳されるような本も出版できたのでしょう。

でも、多くの場合は、本書の主人公のようにはいきません。
行動したくてもできないし、必要なサポートにも繋がれず、助けてくれる友人も少ない。
分掌を書く才能に恵まれて居る訳ではない。

本書の主人公は素晴らしいし、希望とユーモアに溢れる、格差について考えるためにも読まれるべき一冊だと思います。

ただその実、サクセスストーリー
裏側には数多野アンサクセスフルな物語が存在しているのが現実です。
April 29, 2025 at 1:18 AM
当時の家柄を大事にする点や女性はなるべく早く結婚し、子どもを産むのが幸せとされていた風潮など、当時の時代の空気感も楽しめる1冊です。

Alice好きなら、絶対に読んだほうがいいですよ。
よりAliceが愛おしくなること請け合い。
April 27, 2025 at 12:50 AM
毎日電車に揺られながら、筆者の窪 美澄さんが綴る主人公の心理描写に私の心も揺れていました。

一人で生きていく覚悟を決めているけれど、それでも女でありつづけたいという思いが自分のなかにまだあることを再認識させられ、新たな発見でした。

甘い恋愛小説はもう読めなくなってしまった、私のような年代の方でも、揺さぶられる恋愛小説でした。
April 26, 2025 at 1:19 AM
生きるって何事にも正解はなくて、日々を積み上げていっても、実はそこに何も残らない、本書のタイトルではないけれど、“がらんどう”だけが残されているんじゃないか、そんな危うさと不安感を読み手に投げかけて来る作品。

それにしても、この著者さんは、きめ細やかな心理描写が本当に上手だ。
April 13, 2025 at 1:57 AM