バナナの構造的搾取の構造を指摘する授業。問いの構造図を用いる。「なぜ安いのか？」という問いは、あらゆる消費活動の陰に潜む搾取の構造を見出す普遍性を持っていると思う。加害的消費者としての自らを炙り出す。

パレスチナ2回目。昨年の実践を踏まえて、問いを「すべきか」ではなく「できることは」と変更し、岡真理先生の指摘を資料中に落とし込んだ。結果として、ジグソーの中で、生徒たちが「自分たちに出来ることは……」と資料を踏まえて考えている姿を見とることができた。見て見ぬ振りをしない、関心を持ち続ける、彼らを孤立させない、1人にしない。正しく知って、それを周りの人にも伝える。生徒たちが紡ぎ出す言葉に励まされた。

パレスチナを知るための授業。岡真理先生の著作をもとに、イスラエルが入植植民地主義国家であること、またイスラエルがアパルトヘイト国家であることを指摘した。私が語る時間がいつもより長かったし、難しい内容だったが、生徒たちはちゃんと向き合ってくれたように感じている。