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本のことや日常をだらだらと書く読書垢です。

📕名刺がわりの小説10選(20240215)
・零號琴/飛浩隆
・右大臣実朝/太宰治
・1984年/オーウェル
・怒りの葡萄/スタインベック
・コンビニ人間/村田沙耶香
・ソビエト旅行記/ジット
・タダイマトビラ/村田沙耶香
・八本目の槍/今村翔吾
・狙われた羊/中村敦夫
・平家物語
はじめまして。
フォローありがとうございます!
February 14, 2024 at 1:17 PM
社会の枠からはみ出て、隙間を自由に漂っているように見えても、その隙間がすでに枠と化している。その枠にがっちり嵌ったのが恵子。
一方、白羽は典型的な社会の枠を否定しながらもそこに落ち着くことを無意識に望んでいる。理由は「周囲がうるさいから」だが、そのために自分を社会に合わせようとする。この枠には恵子の妹や友達も属している。
2つの枠は形が全く違うため、すれ違いしか起きない。異文化どころか異種族同士のコミュニケーションを描いたのが「コンビニ人間」だと思っています…とかなんとか自分の所感をだらだら述べてみる。

…でもここまで書いてちょっとすっきりした…。
February 8, 2024 at 2:04 PM
凄くもやもやする書評を見かけたため、「コンビニ人間」3周目に入りましたが、武田さんが仰る内容そのまま過ぎてちょっとした気持ち悪ささえ感じています。

「コンビニ人間」を個の自由を謳った本だ!と評したブログがありましたが、これって個の自由なのかなぁ…と。
自分の中では「コンビニという枠に嵌った恵子VS.社会の枠に嵌った白羽」という図式がしっくり来ています。確かにフリーターで30代まで来た恵子は現代日本の枠から見れば自由かもしれないですが、彼女はコンビニの中でしか生きられない。コンビニを辞めたら(コンビニという枠から外れたら)まともな生活さえできなくなる。それは自由なのか?
February 8, 2024 at 1:56 PM