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本のことや日常をだらだらと書く読書垢です。

📕名刺がわりの小説10選(20240215)
・零號琴/飛浩隆
・右大臣実朝/太宰治
・1984年/オーウェル
・怒りの葡萄/スタインベック
・コンビニ人間/村田沙耶香
・ソビエト旅行記/ジット
・タダイマトビラ/村田沙耶香
・八本目の槍/今村翔吾
・狙われた羊/中村敦夫
・平家物語
飛浩隆さんの新作が自分の好みに刺さりすぎる。
普段は文庫本だけど、ハードカバー買って良かったー!
December 6, 2024 at 2:04 PM
渚にて
核戦争で人類滅亡一歩手前の世界だが、とても優しい物語だと思う。
オーストラリアの風景の美しさ、資源不足による文明後退後の牧歌的な雰囲気、原潜から見えた世界の荒廃…と描写が素晴らしい。
減っていく残りのページが各人の命の期限のようでした。
人類が死に絶えるその時に一緒にいたい存在は何だろうと考えてしまう。
February 26, 2024 at 2:55 PM
紋切型社会
巷でよく聞く、あんな言葉やこんな言い回し。それを分解したら何が見えてくるか。
以前読んだ「わかりやすさの罠」と
同じく、「それなー!」と言いたくなる言葉ばかりで同感できる部分が多い。
普段耳にする言葉だからこそ、注意しなくてはならないことがたくさんある。
February 26, 2024 at 2:45 PM
今日こんなに暖かったのに明日からまた寒くなるとか嘘みたいだ。
三寒四温どころの騒ぎじゃない。
February 20, 2024 at 1:44 PM
上野の科博→神保町→市ヶ谷→四谷というルートで歩いてきた。
6キロちょいあったと思うけど、結構歩けるものだ。
February 17, 2024 at 12:03 PM
命売ります
インパクトのあるタイトル、次々と変わる場面、クセの強い登場人物…物語としても十分面白いが、羽生男の死生観の変化に魅せられる。
February 16, 2024 at 3:18 PM
メガトン級「大失敗」の世界史
脳の認知バイアスで人間は同じような失敗を繰り返す。それだけだと悲観しかなくなるが、まあまあ上手くやってきたことが唯一の救いかもしれない(後戻りできない要素も多すぎるけど)。

軽妙な文章が悲惨な繰り返しをポップに読み進めさせてくれます。
February 15, 2024 at 1:31 PM
オッペンハイマー
「原爆の父」と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの波乱に満ちた一生が細やかな記録を基に浮かび上がる。
原爆使用に際しての責任をずっと持ち続け、核配備をなんとか止めようとするオッペンハイマーの姿が印象に残る。その結果が政界からの追放だしても…。
唯一の被爆国である日本から見た彼と、原爆使用に踏み切ったアメリカから見た彼の姿は必ずしも一致はしないだろうが、「責任」を負い続けるオッペンハイマー像には心打たれます。
February 11, 2024 at 4:41 PM
わかりやすさの罪
日頃感じるもやもやに寄り添う一冊でした。
自分も映画や書籍帯の煽り文句が苦手。「泣ける!」とか言われると「絶対見ねぇ!」と反発したくなる。それって自分の感情を他者に決められることへの拒否だったんだなぁ。
分かりやすい=思考を粗雑にしてしまうこと、肝に銘じます。
February 10, 2024 at 12:51 PM
最近読んでる本と好きな本の内容がリンクする瞬間があると、一気に読書の面白みが増しますね。
「コンビニ人間」中の勝手に分かりやすい方へと考える恵子の友達は、武田砂鉄さんの言う「身勝手な能動性」なんだなぁ。武田さんの本を読んで、「分かる」を連発することの危険性が「コンビニ人間」からも漂ってくる。
February 8, 2024 at 1:46 PM