松柏社
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出版社 松柏社の公式アカウントです。人文社会関連書全般、一般書、主に大学・短期大学・高等専門学校・高等学校向け英語教材、中国語教材を刊行しています。新刊・既刊書、関連情報など。小社webマガジンはこちら(http://shohakusha.com)。
『アメリカン・クライシス:危機の時代の物語のかたち』でハーン小路恭子さんは映画『キャンディマン』を主に人種、歴史、女性の観点から論じていますが、『キャンディマン』2021年版の脚本・製作担当こそ『どこかで叫びが ニュー・ブラック・ホラー作品集』の編者であるジョーダン・ピールさん。『キャンディマン』1992年版では、物語は白人女性ヘレンの視点から語られ、黒人男性キャンディマンは「恐怖の他者」として描かれます。ハーン小路さんは、ピール脚本・製作の2021年版が、1992年版が描いた「白人女性 vs 黒人男性」という単線的な構図を乗り越え、人種・性・階級の交差する暴力の構造を
October 30, 2025 at 2:10 PM
サイディヤ・ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳/ハーン小路恭子翻訳協力・解説(勁草書房)拝受。「二十世紀の変わり目、若い黒人の女たちはその叛乱を公然たるものとした。束縛されぬうつくしい生をつかみとろう、この先に待ち受ける新たな苦役の形態から逃れよう、自由であるかのように生きてみよう、そうして女たちは抗った。本書では、彼女らの目を通して世界を語ることで、そのラディカルな空想と奔放(ウェイワード)な実践をふたたび創りだすことを試みる。」──冒頭より。
October 4, 2025 at 4:21 AM
小川公代著『100分de名著 ブラム・ストーカー「ドラキュラ」』読了。「ストーカーがこの小説を、社会における少数派がいまより何倍もモンスター視される時代に書いたところがポイント」。それこそが今この小説を読むべきポイントであることを丁寧に説いた最高の入門書です。​『ゴシックと身体』で小川さんは、『ドラキュラ』が連なるゴシック小説というジャンルを、単なる怪奇小説としてではなく、「家父長制に抗う女たちがもちいた“戦術”」として捉え直しています。ゴシック文学が秘める解放のパワーと、その戦術としての奥深さをこの二冊からも感じ取って頂ければ嬉しいです🙇‍♀️
October 3, 2025 at 3:58 PM
「ローレン・バーラントの仕事──身体と欲望の批評がひらくもの」(登壇者:岸まどか、ハーン小路恭子)@三鷹ユニテに行ってきました。過去と現在と未来が繋がる感覚がありました。とても素敵な対談でした。バーラント『残酷な楽観性』(花伝社)、読み応えあるとはこのことか、の翻訳です😊
September 5, 2025 at 1:22 PM
キャサリン・ロッテンバーグ『ネオリベラル・フェミニズムの誕生』河野真太郎 訳(人文書院)拝受。女性たちの〈現実〉は見えないものにされる一方で、どれだけ私たちは女性間での分断を煽られてきた(今もいる)かをつぶさに振り返りながら猛然と読み進めてます😠 最終章のタイトルにもなっている「フェミニズムを取り戻す」は本書を貫く大きなテーマだと思います。必読の本です。
June 25, 2025 at 11:35 AM
『図書新聞』2025.3.22号でR・ハンプソン『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』山本薫訳を中井亜佐子さんに書評して頂きました‼️ 中井さんの鋭い評を通して本書を改めて眺めると、コンラッドが「激動のヨーロッパに翻弄された作家である」こと、コンラッドが伯父から吹き込まれていた話とは異なる母エヴァの積極的な政治参加の事実をコンラッドが後年知ったこと、著者が「コンラッドの異性愛的側面を強調しすぎる」ことによってコンラッドの一部の「作品がクィア批評の観点で読まれることへの...」という危惧など、本書をめぐる重要な論点がいくつも浮かび上がってきて、
March 17, 2025 at 6:49 AM
2月1日はメアリ・シェリー没後174年。フェミニストから批判も受けていた彼女の『フランケンシュタイン』をフェミサイドを告発する小説として読み解く小川公代さんの『ゴシックと身体』第5章。長きにわたる誤解が解かれはっとさせられる論の展開はスリリングでもあります。
February 1, 2025 at 1:52 AM
1882年1月25日はヴァージニア・ウルフの誕生日。

『二〇世紀「英国」小説の展開』収録の片山亜紀さんによる『幕間』論。

ウルフは戦争の気配をどう捉えていたのか、戦前の日常を描くことで何を言いたかったのか。同作の訳者でもある片山さんによる必読の文章です。
shohakusha.com/book_detail/...
January 25, 2025 at 2:51 AM
山内久明先生と山内玲子先生の翻訳で弊社からも対訳詩選集を刊行したアントニー・スウェイトの詩選集がなんとアメリカの出版社から出たというニュースが‼️ 『アントニー・スウェイト対訳詩選集』とは違った趣のセレクションのようです。楽しみです☺️
amazon.co.jp/At-Gardens-D...
January 24, 2025 at 3:57 AM
【コンラッド没後百年記念出版】ロバート・ハンプソン『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』山本薫訳、完成です。オンライン書店で発売開始致しました。 リアル書店には23日頃から並べて頂けるかと思います🫡 本書が、コンラッド作品の複数の、新たな読み方を生む重要な契機になるかもしれません。
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December 20, 2024 at 7:58 AM
【見本出来】R・ハンプソン『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』山本薫訳、ついに完成‼️ コンラッド没後百年の2024年内に間に合いました☺️ 12/23くらいから書店様に並ぶ予定です。カバーのメタリックや本扉の美しさ...木下悠さんの装丁もお楽しみ下さい🙇‍♀️
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December 17, 2024 at 8:14 AM
福岡へ向かう飛行機内から見えました🗻
December 17, 2024 at 12:22 AM
日本英文学会関西支部@関西外国語大学中宮キャンパス内インターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)4階で弊社営業担当スタッフが書籍出展中です。本日ブラム・ストーカー『ドラキュラ』について発表される小川公代さんの、同作の霊感源ともなったレ・ファニュ「カーミラ」の女性吸血鬼論も冴える『ゴシックと身体』もぜひお手にとってご覧下さい。『評伝ジョウゼフ・コンラッド』は来週出来予定、こちらの中身は束見本です。すみません。ご予約注文承ります🙇 どうぞお立寄り下さい🙇 
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December 14, 2024 at 2:23 AM
ようやくあからさまに冬到来。夏以来、Xの弊社公式アカウントのプロフィール画像のカエルがなんと扇風機を持ったままでした...風邪引くでは済まない😨 ご指摘下さった方がいて有り難い🙇
December 14, 2024 at 1:15 AM