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映画・演劇などエンタメの呟き多めに。
感想語れる人と知り合いたいです。
芸劇オータムセレクション「Mary Said What She Said」観劇。
ロバート・ウィルソン演出、仏の名優イザベル・ユペールが悲劇のスコットランド女王メアリー・スチュアートを演じる1人芝居。16世紀、権力闘争に敗れ処刑前夜を迎えたメアリーのモノローグ劇。

上の設定をもっと事前に分かってれば!同じ台詞・振付の繰返しの中で、照明や音楽、台詞が少しずつ変化していき、最初は何を見せられてるのかと思ったが、彼女の頭の中かと思うと納得!戯曲としての出来は?だけどユペール先生の語り口には惚れ惚れした!
音楽は「ノマドランド」「ファーザー」のルドヴィコ・エイナウディで、ある意味主役的存在感。
October 10, 2025 at 12:53 PM
舞台「はぐらかしたり、もてなしたり」観劇。横山拓也氏による大阪発演劇ユニットiakuの新作公演。ほぼ何も言わずに出て行った妻が2年ぶりに家に戻ってくる物語を主軸に描かれる。

出演者8人のキャラがとにかく粒立っていて笑えた!色々な愛の形が描かれるものの、どれも良いよねと肯定するわけではなく、それおかしいだろ的な愛も描かれるのがスパイス効いてるなーと(笑)

そして、オムライスのくだりは妙に腑落ちした。お互いの主張が対立することはあっても、つまるところ、好きなんだろうなということが伝わる、なんか良い意味で心に引っ掛かるエピソードだった。

サイコパスみのある蔵田役を演じた近藤フクさん、あっぱれ!
June 29, 2025 at 5:07 PM
舞台「W3 ワンダースリー」観劇。手塚治虫氏の原作を元に、日本の田舎・小川村に住む漫画好きな少年・星真一と、銀河連盟から地球調査のため派遣された宇宙人3人組「W3」の物語。

最近よく見かけるクリエイター陣、福田響志氏(脚本)、ウォーリー木下氏(演出)、和田俊輔氏(音楽)のタッグは期待通りのサプライズが詰め込まれていて、とても楽しかった!宇宙人や動物、地球破壊爆弾などいかにもマンガな世界観を品良くまとめているかと。

役者陣も皆が名アンサンブルを奏でていて(成河さんはやっぱり異次元な存在感だけど)、ここまで作品としての統一感があるのは素晴らしい!個人的にはもう少し歌があっても良かったかも😌
June 24, 2025 at 4:26 PM
ミュージカル「キンキーブーツ」東&松下&清水回観劇。シンディ・ローパーの作詞・音楽、ジェリー・ミッチェルの演出・振付でミュージカル化。日本では4演目。

前回の城田優さんver.を見れず久々の観劇だったが、松下優也ローラが素晴らしかった!パワフルな歌唱と豊かな表情は日本人離れしてたし、1幕は悪魔みのある迫力を出しつつ、2幕では太陽のような存在感。東啓介チャーリーも、元々歌唱力のある人だけど役としての悩みや葛藤をもった歌唱が素敵で、清水くるみローレンはほんとチャーミングに笑わせてくれる。

作品自体のメッセージは至極シンプルだが、この作品からしか得られない栄養があることを再認識。楽しかった!
May 5, 2025 at 10:34 AM
舞台「リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―」観劇。2019年にオフブロードウェイで上演した作品で、娘が摂食障害を患ったことで浮き彫りになる家族のすれ違いや、母から娘に受け継がれる愛と痛みが描かれる。

摂食障害ということだけでなく、家族といえども"他人"である他者への向き合い方を巡る物語かなと。摂食障害の要因の1つに思える事柄が終盤に立ち上がってくる恐ろしさよ。周囲の家族を演じる寺島しのぶさん、松尾貴史さん、富本惣昭さんの掛け合いが肝になっているのが面白い。

そしてシンプルながら美しい舞台セットと照明のバランスがかなり好み😌
May 5, 2025 at 10:17 AM
Bunkamura Production 2025「おどる夫婦」観劇。モダンスイマーズの蓬莱竜太氏が作・演出を手がける、とある夫婦の約10年間の軌跡を描いた物語。

現実から演劇に誘わんとする冒頭の演出から引き込まれ、最後はうっとりするような終幕。面白い舞台ってセットを見た瞬間から「これきっと好きなやつ!」って分かるものだなーと。「セカチュー」「モテキ」と10年間隔で競演している2人が素晴らしく、普通の男の普通じゃない部分を醸し出す森山未來さん、普通じゃない美しさを持って普通を演じる長澤まさみさんの会話は常に楽しかった。躍らされてるように、踊り続けるんだなー。
May 4, 2025 at 1:53 AM
劇団四季ミュージカル「バック・トゥ・ザ・フューチャー」観劇。21年ウェストエンドで開幕し、ローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞を受賞。1985年公開の同名映画と同様、音楽はアラン・シルヴェストリ(「フォレスト・ガンプ」)に加え、グレン・バラード(ミュージカル「ゴースト」)が手掛ける。

映画の記憶が朧気ながら、よくぞ!というくらい原作のスピード感を再現していて驚いた。ハリポタのような劇場仕様も施され、さながらアトラクションのようで、終盤に向けての高揚感たるや!新作海外ミュージカルを見た!という満足感が半端なかった。

個人的には父親ジョージ役を演じる塚田拓也さんが素敵!
May 1, 2025 at 8:37 AM
ミュージカル「ウェイトレス」観劇。アメリカの田舎町でとびきりのパイを作れるウェイトレスのジェナは、束縛の激しい夫と縁を切ろうとするが、妊娠していることに気付く…

初演時は音楽がガツンと来てハマったが、今回はキャスト変更のためかストーリーがより沁みた。フィクションにありがちな起承転結が曖昧で、理由は分からないのにただ彼女の人生がそうなんだなと思わされるというか。1人の女性の人生を舞台に乗っけたような説得力。

高畑充希さんはこの先何十年も活躍する大女優になりそうなオーラ。そして新キャストの森崎ウィンさんは、嫌われかねない難役をチャーミングに。
いけないことだけど素敵なこと、って良い歌詞だなー!
May 1, 2025 at 7:53 AM
こつこつプロジェクトStudio公演「夜の道づれ」観劇。三好十郎作「夜の道づれ」を柳沼昭徳氏の演出で描く。作家・御橋と、見知らぬ男・熊丸が、敗戦後の夜明けの甲州街道を歩き続けるー

劇場がほんとに夜道になったような空間演出で心地好い闇を体感。60頁程の原作も読んでみたが、道中すれ違う人々のエピソードはさりげなく、この2人の会話で終始しており、一方が長く話して、その後また一方がというやり取りが続くため、ロードムービーというよりも密室劇のように見えるのが勿体ないような。
ただ、歩く目的が不明瞭な熊丸の言語化できない怒りや焦燥感は興味深く、終盤、御橋にもそれが伝染してるように見えたのは勘違いか。
April 30, 2025 at 1:04 AM
ミュージカル『ボニー&クライド』観劇。傑作映画「俺たちに明日はない」を元に、世界恐慌下のアメリカで犯罪に手を染め刹那を生きた男女の輝きをF・ワイルドホーンの音楽で彩る新演出版。

本作が描くのはそのオープニングからも分かるように、無鉄砲な若者の人生の終焉ではなく、明日を生き抜こうと煌めく姿。研ぎ澄まされた演出と台詞、そして音楽が、登場人物の輪郭を明確にし、この運命の行き着く先をただ観客に見届けさせる。彼らを肯定したくなくとも「理想の愛じゃなくても本物の愛」「私の夢を殺した」「俺にはここにいる理由がないんだ」と名台詞を並べられるとやはり涙腺が緩む。
名作の名作たる所以が感じられて大満足!
April 8, 2025 at 2:25 AM
Netflixリアリティシリーズ「オフライン ラブ」鑑賞。仏・ニースに集まった、お互いの顔も名前も知らない男女10人。デジタルデバイスを手放し、出会えるかどうかわからない、約束することさえままならない中で“運命の恋”をすることができるのか。

元々恋愛リアリティ好きではあるけれど、作為的な展開は好きじゃないので、これはとても良かった!男性陣は可愛くてロマンチックなのに対し、女性陣はとにかく格好良い。番組に関係なく自分のペースで導きだす結論、好きな相手が去った後に呟く告白、涙の理由を共有せずにするハグ。SNSに吐き出せずに渦巻く感情から来る言動の数々がドラマチックで、むちゃくちゃときめいた~
March 30, 2025 at 9:50 AM
ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」観劇。1964年にブロードウェイで初演され、1967年に日本初演。アナテフカという寒村に暮らすテヴィエ一家の、愛と絆の物語。

現代の情勢の中で見ると時代は繰り返すということがよく分かる名作。各々の登場人物が持つ主義主張や受けてきた差別にフォーカスすると心が重くなるが、主人公らが語るユーモアや信仰によって救われるものがある。3人の娘たちの結婚で描かれるしきたりと革新、根底にある愛情のバランスが絶妙で本当に良い脚本だなーと。

平和と連帯を祈るように、円を描きながらバウするカテコと、そこで"神"を感じるところも好き。市村正親さんには永く演じて欲しい~!
March 22, 2025 at 1:04 PM
舞台「Lovely wife」観劇。創立70周年を迎えた劇団青年座の記念公演で、根本宗子氏の書き下ろし。作家の夫に長年連れ添う妻が、夫の授賞式でこれまでの人生を振り返る。

根本さんの紡ぐ面白い会話劇で、色々な境遇の女性がその幸せを語るのだが、子供に関する話題の場面で急に涙が溢れた。新しい切り口ではないのに、役者方の熱演に凄く心が動いたというか。

そして主演の高畑淳子さん、客演の岩松了さん、伊勢志摩さんが安定感ある巧みな芝居でとにかく魅せられた!予想と異なるホームコメディで驚いたけど、終盤の高畑&岩松の夫婦が背中合わせで語る場面の上手さに唸ったし、娘役の横山由依さんも溌剌とした名助演だった。
March 15, 2025 at 12:38 PM
タカハ劇団「他者の国」観劇。昭和初期、6人の医者が大学の解剖学教室に集められた。目的は、ある死刑囚の遺体を解剖し、犯罪者の肉体には形質的・医学的特徴があるか否かを調べること。しかし、肝心の遺体が届かない。医者達は遺体を待ちながら、それぞれの胸の内を語り出す。

傑作!伏線の張り方が絶妙で、からくりを観客に気づかせてから、登場人物たちが気づくまでのスピード感が心地良く、かつ、そのトリックに寄りかからない重層的な会話が頼もしいほど頑丈で素晴らしい。解の見えない問答の末に彼らが辿り着いた先に涙がもう。

平埜生成さんの表情、小西成弥さんの演説をはじめ皆名アンサンブルで、台詞がとにかく刺さりまくった!
February 23, 2025 at 1:39 PM
舞台「ポルノグラフィ/レイジ」観劇。英国劇作家サイモン・スティーヴンスの2作品を同じ演出家・出演者により同時上演。

「ポルノグラフィ」は、五輪開催決定に沸くロンドンを舞台に、2005年7月に発生した爆破テロ事件を記した作品で、「レイジ」は2015年から16年へと移り変わる大晦日の模様を捉えた、ジョエル・グッドマン撮影の写真から着想を得た群像劇。→
February 16, 2025 at 4:13 PM
CONCERT「THE BEST New HISTORY COMING」Aプロ千穐楽、なぜか当選した1階A列での観劇。

帝劇の舞台機構を余すところなく使うためか素舞台を基調にしていたが、空間がその歴史で埋まっていき、まるでこの場所に立つことで演劇が形作られていく様を見ているようだった。

1幕だけでも大満足だったが、ゲスト登場の2幕は各々ショーストップになるほど素晴らしかった!鹿賀丈史さん、大地真央さんは目付きで瞬時に役が変わる様を見せつけ、オケ含め劇場ごと味方につけるような圧巻のパフォーマンス!松たか子さんのコーナーでは、自分が50年後も舞台を見ていたいなと、ふと思わされた。
February 15, 2025 at 3:46 PM
ミュージカル「ケイン&アベル」観劇。イギリスの作家ジェフリー・アーチャーの同名小説の世界初ミュージカル化。

ダニエル・ゴールドスタイン氏の演出が格好良い!アメリカ史を凝縮する内容ながら、ダイジェストに見せない大胆な脚色と、スケール感ある舞台セット、優美な振付に魅せられた。主人公たちの感情に寄り添いすぎない視点が絶妙だし、良くも悪くも彼らの行動の背景には別の誰かの存在があるということが美しく思える。

W松下の持ち味生かすパフォーマンスも素敵だったが、個人的には咲妃みゆさん、知念里奈さん、愛加あゆさんら女優陣こそが、彼らを支え励まし、物語を押し進める力になっているように見えた。名アンサンブル!
February 7, 2025 at 5:15 PM
ミュージカル「SIX」日本キャスト版(鈴木・皆本・遥海・菅谷・豊原・和希)観劇。“英国史上最も有名でスキャンダラスな暴君”とされるヘンリー8世の元王妃6人が、現代に甦り、ガールズバンドを結成。リードボーカルを「最も悲惨な目に遭った人も」で決めようとするが……。

来日版よりも全体のハーモニーが美しい気がする!ただ、とにかくテンポが大事な作品なので、キャストはほんと忙しないだろうなと。

中でも鈴木瑛美子さん、皆本麻帆さんは作品のスピード感を削ぐことなく役として生きていて、過去に実在した彼女たちに、現代からの声援を送るような、時空を越えたパワフルな瞬間を見た気がする。
February 2, 2025 at 6:26 AM
舞台「ライチ☆光クラブ」観劇。漫画家・古屋兎丸氏の作品の舞台化。14才の少年たちの狂気と愚かしさに、彼らに作られた機械「ライチ」や少女が巻き込まれていく様を描く。

劇団時間制作の谷碧仁氏の脚本・演出、および松生紘子氏の舞台美術がとにかく濃密。思春期という言葉ではとてもまとまりきらない暗黒時代を過ごす中学生の暴走にはどこかリアリティがあり、避けようもない通過儀礼を見させられてるような居心地の悪さがあった。もう一回見たいとは思わないが、見て良かったと思える。

クラブの支配者ゼラ役の牧島輝さんは期待通りの名演で安心感があるが、ゼラに唯一異を唱えるタミヤ役・岐洲匠さんの正義感光る芝居も印象的。
January 19, 2025 at 1:44 PM
プレミア音楽朗読劇VOICARION XIX「スプーンの盾」観劇。皇帝ナポレオンと料理の帝王と呼ばれたアントナン・カレームを軸に、料理の力でフランスを守った人々の世界一“美味しい”戦争の物語を描く。

1年ぶりの観劇だったが、やっぱ泣ける!元々名台詞が多い物語だけど、今まであざとく感じていたマリーの見せ場で初めて自然に泣けた気がする。佐倉綾音マリーは年月を経ての声変化もあり技アリ!

昨年も見ていた梶裕貴カレームはよりパワーアップしていて、表情も身振りも芝居が多く入り目が離せないし、置鮎龍太郎ナポレオンと井上和彦タレーランのやり取りの安定感も流石。

やっぱり色んな組合せで見たくなる~
January 14, 2025 at 1:58 PM
ミュージカル「レ・ミゼラブル」観劇。1985年にロンドン初演、日本では1987年初演以来、何度も再演されるミュージカルの金字塔。

2017年公演が初見で、今回見るのは10回目くらいだが、やはりベスト1ミュージカルな気がする。全てが若い2人に捧げられる流れに泣けるし、感情が溢れだすメロディと、研ぎ澄まされた歌詞が駆け足な物語を補完しているかと。歌自体が素晴らしいので、キャストでは余計な動きをしない人が好みなのだが、屋比久エポは登場シーンから鳥肌が立った。吉原バルジャンの大きな器、水江コゼットの溌剌、岩橋アンジョの凛々しさも印象的。

「あの子は誰さ、探してくれよ」の歌詞にいやに心を動かさる!
January 11, 2025 at 3:00 PM
ミュージカル「SIX」来日版観劇。暴君として知られる英国ヘンリー8世に虐げられた元王妃たち6人が蘇り「誰が一番悲惨な目にあったのか」を競い合う。

ヘンリー自身が有名なのではなく、自分たちがいるからこそ有名になったのだと高らかに謳う快作!歴史に埋もれた女性たちに現代的観点から光を当てるという真面目な考察も出来るが、6人が皮肉たっぷりにマウント合戦を繰り広げる様は、現代でもあるあるな光景で、後には何も残らない爽快感(笑)と、明日からまた頑張るかという元気をもらえる!

最後の表題曲♪SIXでは、終わらないでー!という気持ちになった。早速サントラ聞いてるのだけど、この楽曲群の圧はLIVEでこそ!
January 8, 2025 at 3:16 PM
新春SPドラマ「スロウトレイン」観賞。脚本家・野木亜紀子
が家族の在り方を描くホームドラマ。鎌倉に住む3姉弟は、交通事故で両親と祖母を一度に亡くした。23回忌の法事の帰り道、姉弟に人生という旅路の分岐点が訪れる。

かつて障害と思われたテーマは飛び越えて、誰にもついて回る人生の孤独について丁寧に描写する本作で、親族を亡くしたトラウマが起因であろう思考の癖についても、矯正しようとせずに個性として扱うストーリーにほっこりした。孤独もひっくるめ相変わらず誰も否定しない展開が心地よい。

豪華キャスト陣の芝居にはあまり現実味を感じないんだけど、台詞馴染みがとにかく良く、その言葉がとても沁みてきた✨
January 3, 2025 at 6:13 AM
舞台「て」観劇。作家・岩井秀人の実の家族をモデルに、家族が過去の関係を清算しきれず、お互いの分かり合えなさに沈んでいく様を描いた現代家族劇。

親戚の集まりで、全員集まっている時の楽しさと、そのうちに各自が別の部屋に行ってしまい、何やってんだろうと気になって覗きに行くような、そんな子供時代を思い出した。

序盤は実家を離れて久しい次男の目線で気になった不穏感が、後半にむしろそれは次男が奏でる不協和音なのだと転じる様が見事。家族皆の積年の諦めと矜持が浮かび上がり、観客にだけそれを掬わせる所に堪らなくなる。

キャスト陣は皆とても良いが、小松和重さんが母役なのは何でだろう?でも上手い!(笑)
December 30, 2024 at 12:43 PM
舞台「櫻の園」観劇。シス・カンパニー+ケラリーノ・サンドロヴィッチが紡いできたチェーホフ四大戯曲上演シリーズの最終章。また見たいと思っていた戯曲にこんな早く出会えるとは!

昨年のPARCO版ってやっぱり尖っていたよな、と思うくらいこちらの方が正統派な作りに感じる。ただ、豪華キャストが揃った功罪かもだが、起こったことを淡々と並べている感じで、全体として大きなうねりにならないもどかしさも。各人物の担ってるものが分かりやすくシーン毎に表現されて感じ、演技合戦が掛け算ではなく足し算になっているように見えた。

あくまで桜が無い方が好みな私の感想です🌸
December 28, 2024 at 4:45 PM