しゅにっつぇる(和名:揚げたビーフ)
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しゅにっつぇる(和名:揚げたビーフ)
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ウィーンの揚げたビーフです。
分室を作ってみました。
こちらでは考察などの文章を中心に上げていこうと思っています。
X:@schnitzel_san
こうなると当然ファクトリーリセット一択なんだが、このルーター、あろうことか物理リセットボタンがないのだ。オンラインで調べてみてみると、なんとモデムに電話線をつなぎ、つないだ電話機から特定の電話番号をダイヤルすると(いうてプッシュするわけだが)ファクトリーリセットされるという超絶謎仕様であることがわかった。固定電話やモジュラーケーブルを持っていない人なんて最近珍しくないはずだから、無理ゲーが過ぎませんかこれ。もちろん出来たけれど。ほんとナニコレ。ドイツ人の思考方法が時々わからない…と思う瞬間。
December 14, 2025 at 9:13 PM
EBPocket for iOSで串刺し検索を解き、Wadoku単独で使うと、全文検索が可能になる。…ということは、ドイツ語の単語を入れると、それが使われている日本語の単語が呼び出されるわけで、40万語彙の独和・和独辞書がオフラインで使えてしまうことに…これはGPTさんと話しても解決しなかったことを、自分で解決できたパターン。
November 3, 2025 at 10:54 PM
わたしゃイケワルオジのフォルトンと見目麗しいレーンがユイナーたちを追いかけて走るあの名シーンを早くコミックで見たいんだよ…頼むよ…
October 30, 2025 at 10:07 PM
このWadoku、見出し語が40万近いようなので、思いつくまま入力しても、何かしらヒットする。Wikiのようなプロジェクトなのでちょっと危なっかしい項目もあるが、基本的にドイツ語母語話者が書き手なので、検索語とその前後をつらつら眺めるだけでも、なるほど、独語ではそういう言い回しが出来るか…!と勉強になる。子供の頃、辞書を読んでいるだけでも楽しかったことを思い出す。
September 30, 2025 at 11:32 PM
とにかく諦めが悪いのが性分なので、Perlからはじめて、PythonもHomebrewからインストールして、ようやくまともに使える辞書データが出来上がった。もとのxmlダンプデータから、何重にもスクリプトで変換をかましてEpwingにしたので、(素人のやっつけなので仕方ない)途中でなんか抜け落ちてないか不安だけど…。
September 30, 2025 at 11:32 PM
以上、もとドイツ文学屋ではあるものの、フランス文学ではコレットが唯一全集(正確には「著作集」)を読み、かつ所持している作家だというわたしの本音をぶわっと書いてみた。
ちなみに『クロディーヌ』シリーズはKindle版で読める。ぜひ実際に読んでみてほしいと思う次第。
www.amazon.co.jp/dp/B00XJ0Q8LS
パリのクローディーヌ
Amazon.co.jp: パリのクローディーヌ eBook : コレット, 望月芳郎: Japanese Books
www.amazon.co.jp
August 12, 2025 at 1:37 PM
こういった「偉人(?)紹介もの」の意義は、原典へのドアマット(導き)であるとわたしは思っているのだが、グッズ販売やプログラムの紹介でコレット作品の邦訳が扱われていなかったのが個人的にはとても残念だった。この作品で「ちょっと理解できないけれどすごい人がいたんだ、でも一体どんなものを書いていたんだろう」と思った人への橋渡しが、何らかの形で行われることを切に願う。
August 12, 2025 at 1:37 PM
また、コレットのパンセクシュアルな「感性」のありようを暗示する音楽モチーフに、アルゼンチンタンゴを取り入れているのも某劇場的文脈の応用に思われた。時代に厳密である必要性は全くないが(アルゼンチンタンゴのヨーロッパにおける隆盛は第一次世界大戦後)、使い古された感が強い。コレットのセクシュアリティは、現在のLGBTQの概念からはみ出るほどの奔放さがあるとわたしは思っている。だからこそ、周知の文脈以外の表現はなにかないものだろうかと…。
August 12, 2025 at 1:37 PM
彼女が書き手として産声を上げたあの時代というものも「なんとなく19世紀ってこんな感じ」の表現だった。コレットが時代の拘束からもがき出そうとしたその軛のありようがみえない。おそらく多くの観客が求めていたのがミッシーとコレットの共演だろうが、ミッシーという人の姿は、ベル・エポックのフランス芸術界の描写なしにはその意味がわからないと思うのだが(とくにプルースト、そしてヴィリーの両性愛傾向)そのあたりの説明をことごとく省き、ヅ◯的文脈を観客が読み取ることで良しとしてしまっていたのは残念だ。
August 12, 2025 at 1:37 PM
とにかく、コレットは日本では本当に知られていない。それを思い知らされた。だから、現代の一般的な日本人女性が「自分を貫くという点では共感できるけれど、なんだかすごすぎて無理だわ」という感想を抱くあたりで着地せざるを得なかったのだろう。それが「こんな人がいたんだよ」と早口で面白おかしく語るスタイルだ。
August 12, 2025 at 1:37 PM
そして、この「下のものから上の者への脅迫」は、軍という上下関係構造の根幹を揺るがすものとなりうる。
…というところで残念ながら時間切れとなって、サプライズゲストのアイスマイヤー夫夫とのトークとなったのだが、通常のHGM講演より小規模な聴衆のうち、年配の男性が複数、トークの開始と同時に会場をこれみよがしに立ち去ったのには、なんとも言えない消化不良感がのこった。やはり、同性愛と軍というテーマに対するタブー感は、この国においてでさえ、まだ大きいようだ。
June 30, 2025 at 9:44 PM
ここで、「ホリンカがレードルを脅迫していたのではないか」とヤロスラフ・クンツが回想録で書いていたというエピソードが登場。ん?"Da wir in Österreich dienten ..."(1921)のことだな、と謎の反応をする聴衆一名。でもクンツ、わかっていると言うか、いい線ついてると思う。
June 30, 2025 at 9:44 PM
この問題の裏面は、上下関係の下のものから行われる脅迫である。講演者は一般兵から将校に宛てられた「脅迫状」の実例を読み上げたが、その洗練された文面はもはや職人技だった。(実際「職人」なのだろうが)
とにかく、事情を知らなければ脅迫状とは思えないように、つまり、訴えることが出来ないような文面が続き、そして「わたしを援助してくれないでしょうか」と脅迫額を伝える。「身に覚えのある」将校の血の気が引くのが想像できる。
June 30, 2025 at 9:44 PM
ヤンクとバイヤーは直訴そのものではなく、無断で駐屯地を離れたことにより海軍軍事裁判にかけられることになったが、この直訴状の内容は議会でなんども取り沙汰されることとなった。つまり、シュナイダーが書いた「不均衡・あるいは上下関係が確立した環境における性的暴力の蔓延」は、墺洪軍においても同様に存在したということだ。
June 30, 2025 at 9:44 PM
もう一つのケーススタディは、1907年9月に起こった水兵による皇帝直訴事件。ヤンクとバイヤーという二人の水兵が、駐屯する軍港ポーラから無断でウィーンに戻り(二人はウィーン出身だった)皇帝が車でマリアヒルファー通りを通りかかった時に、直訴状を投げ入れた。その直訴状には、彼らが複数の下級将校から「重大な道徳的犯罪」を受けたこと、そのため転属を求めている旨あったという。
June 30, 2025 at 9:44 PM