佐々木譲
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sasakijo.bsky.social
佐々木譲
@sasakijo.bsky.social
Novelist  小説家。歴史、ミステリー、警察、SFほか。
『闇の聖域』角川文庫。11月25日発売。解説は朝宮運河さん。
1930年、満州事変前夜の11月の大連が舞台。警察小説の様式を取っていますが、久しぶりに書いたジャンルの作品。朝宮運河さんが解説、ということで逆にジャンルの想像がつくでしょう。
November 18, 2025 at 11:10 PM
月、火と、連載中の作品の次回のための駆け足取材。これまで行ったことのなかった場所にも。
ここは今回行ってみようと考えていた2軒の古書店のひとつで、期待以上にいいお店だった。ビルの二階の、誰かの居間か書斎かという雰囲気。美術書、詩、短歌、それに幻想系文学が中心。コーヒーもお酒も飲めるお店で、詩集を4点購入した。
このお店をモデルに、このような古書店を作品中に登場させたくなった。
October 29, 2025 at 1:49 PM
冗談でも投稿したくなる日なので。
ルーブルの宝石窃盗団。警備員に阻止されるところだという画像。三人組の名前も判明している。女性(中央)はアンナ・カリーナ。左側の男はクロード・ブラッスール。右の帽子の男はサミー・フレイ。
October 21, 2025 at 2:14 AM
北の山並みには初冠雪。バイクの季節は終わったと認め(例年より2週間くらい早い)、バイクをガレージに送り出した。
October 11, 2025 at 6:36 AM
昨日購入した『モダン都市文学』シリーズの中の一冊『プロレタリア群像』。このシリーズは、日本にモダン都市文化が生まれ発展したころのさまざまな文芸作品のアンソロジー。全10巻で、わたしはまず第4巻『都会の幻想』を、古書店で見てすぐにそこそこの値で買ってしまった(あっちの書棚にあるので、この画像にはない)。ぽつぽつと惹かれる巻だけ買えばいいやと思っているうちに、とうとうこれで8巻買ってしまった。
September 24, 2025 at 11:33 PM
別のSNSで、友人がこのDVD(コレクターズ・エディション)に、公開版ではカットされたがきわめて重要な2シーンが入っていると投稿していたので購入。メイキング映像に、削除された「政治的な」5シーンが収録されている。バーブラ・ストライサンドが監督のシドニー・ポラックに削除を怒っているこのうちの2シーンは、たしかにあるべきだった。ふたりが別れる理由は、ハリウッドの赤狩り禍でバーブラ・ストレイサンドが脚本家であるロバート・レッドフォード守るため。自分自身も密告を拒否するためにハリウッドを去らねばならなかった。公開版ではこの離婚の理由があいまいだった。削除シーンではそれが明快だった。
September 22, 2025 at 12:34 PM
9月7日(日)の『しんぶん赤旗日曜版』読書面、『書架散策』というコーナーで、ジョン・ファウルズ『コレクター』(白水社)について書いています。高校一年のとき、同時代海外文学を読み出したきっかけとなったのがこの小説です。
September 11, 2025 at 11:46 PM
気温が上らないうちに朝活。この地域、二番草の刈り取り時期で、酪農家さんによってはもうラッピングまで終えている。
September 10, 2025 at 1:36 AM
一昨日、小さな原稿を一本送り、明日からは三日間移動。隙間のきょう、やはり休みの友人と一緒にジェラートを食べるため、近くの展望台まで走った。朝活で走るのはひとりだし、周囲のバイク仲間と休みが合う日はなかなかない。久しぶりの複数ミニ・ツーリング。
September 6, 2025 at 10:58 AM
先日、斜里町の「北のアルプ美術館」を訪ねたときの勢いで、この「アルプ」終刊号(第300号)を入手。本多勝一氏も寄稿していて、「日本アルプス」という呼称への忌避感を、ここでも表明している。飛驒・木曽・赤石山脈と呼ぶことを大切にしたいと。いまなら当時より賛同するひとは多いだろうな。
50年以上前か、北海道でも一部の登山家たちが日高山脈を北海アルプスと呼ぼうと提案したことがあった。でも道内在住の山好きたちの多くは、お恥ずかしい、安っぽい、と反対。いつのまにかそんな声は消えた。
September 4, 2025 at 6:05 AM
道警シリーズの新刊『佐伯警部の推理』(『非情の港』を改題。角川春樹事務所)の見本刷り上がり。編集部でサイン本を作ってきました。道警シリーズの第2シーズン第1作。第1シーズンの佐伯宏一警部補が警部に昇進、函館方面本部に着任して2週間目に発生した地元実業家殺害事件の解決に奮闘します。
August 27, 2025 at 8:28 AM
いま発売中の小説宝石(光文社)9月号に、拙作『横浜共同租界』最終回が掲載されています。連合国による占領が終わった後、横浜は共同租界として日本の中の異国となっている、という改変歴史設定のプライベート・アイ小説です。わたしにとって初めてのプライベート・アイ小説となります。
August 22, 2025 at 4:17 AM
ロシア映画『アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語』を観た。1904年の日露戦争の戦場(奉天会戦の少し前あたり)で、ヴロンスキー公爵(大佐)と、アンナの息子であるセルゲイ・カレーニン(軍医)が出会ったところから始まる映画化で(当然トルストイの原作とは違う)、ヴロンスキー公爵の視点から、アンナとの不倫そしてアンナの自殺までが「記憶は捏造される」と弁解があった上で語られる。障害馬術競技での、馬を撃ち殺すエピソードがないことが大きいと思うが、観るひとは完全にヴロンスキー寄りで観てしまうのではないだろうか。回想部分と同程度の長さで、日露戦争の戦場が描かれる。わたしにはここもうれしい要素だった。
August 16, 2025 at 12:43 PM
斜里町の「北のアルプ美術館」を訪ねてきた。「山の文芸誌・アルプ」の雑誌本体やオリジナルの原稿、版画などと、同誌の発行人代表である串田孫一氏の関わりをまとめた私設美術館。想像以上に充実した展示の美術館でした。串田孫一氏の書斎や居間も移設、復元されています。建物は旧三井農林の社員寮。
August 9, 2025 at 11:02 PM
今年は羆の目撃情報が多く、近隣を散歩するのも怖いので、こちらの脚力駆動バイクを友人にあげた(この理由は冗談。正直に言うと、わたしの膝では自転車は無理だった)。そういえばこのクロスバイク、ブランド好きに小馬鹿にされたことがあったな。ああ、自転車ってそういう世界なのかと得心したものだが。
August 5, 2025 at 3:44 AM
小説宝石『横浜共同租界』最終回を書き終えて、いま送稿。改変歴史プライベート・アイ小説。タイトルから想像がつくかと思うけれど、横浜が戦前の上海のような各国相乗りの共同租界となっている、という舞台設定の物語。画像は書き出す前に生成AIで作ったコンセプト・イメージ。
August 1, 2025 at 11:26 AM
一昨日は知床半島・知床岬の北東沖合にいた。携帯電話の電波圏外。二枚目の写真は、国後島。東西に長く伸びている島だけれど、これは東端近くの島影。船の位置から考えると、ちょっといびつな山容に見えるけれど、左端は爺爺岳。
July 27, 2025 at 11:20 PM
拙作『裂けた明日』(新潮社)は、国民熱狂の中でファシズム政権が成立し、戦争へと突入してしまった歴史の、その後の物語。
July 20, 2025 at 12:08 AM
期日前投票。わたしが、排外主義政権が戦争を始めてしまった後の近未来SFを書いたのは22年。
July 14, 2025 at 6:29 AM
北海道警察シリーズ第7作、『憂いなき街』文庫新装版(角川春樹事務所・ハルキ文庫)の見本刷りが届いた。親本は2014年。この作品中の大きなエピソードが、シリーズ第11作『警官の酒場』(2024年)で、次の物語へと進みます。
解説は千街晶之さん。
July 11, 2025 at 3:38 AM
1937年のきょう、北京郊外で日中両軍の衝突があった。蘆溝橋(マルコ・ポーロ橋)事件。日中戦争の発端。2001年に、『鷲と虎』の取材で北京郊外のこの蘆溝橋まで取材に行っている(抗日戦争博物館もある)。
画像は7月7日とは関係なしに、きょうの健康維持活動。北国の短い夏では、その朝晴天で風がなければ、とにかく外に出たほうがいい。
July 7, 2025 at 5:56 AM
『ベルリン飛行指令』の英訳版『zero over berlin』が数年間動きがなく、翻訳権の解消手続き(いたって事務的にです。Vertical-講談社インターナショナル。販売はPenguin Rondom House)。在庫が18部あって、無料でお渡ししますとのことだったので、もらい受けました。いま、ニューヨークから届いたところ。大戦三部作の中で、映像化されていない作品。奇妙な装幀に感じるでしょうけど、ニューヨークの装幀家さんが、大戦中の日本の煙草のパッケージを使ってデザインしたものです。
July 4, 2025 at 3:31 AM
河出書房の季刊文芸誌『スピン』で、新しく連載が始まりました。『路上の輝き』。男性ふたり女性ひとりの長い友情の物語。物語内の時間は一週間足らずのロードノベルです。タイトルはメリー・ホプキンの『Those were the days』から。
June 20, 2025 at 7:26 AM
モレスキン用の革カバーが届いたので、早速おろしてみる。不思議なことにモレスキンには革カバーがなかったが(サードパーティからも出ていなかった)、先日、中国製で見つけたので注文。本体(ラージ・サイズ)よりひとまわり大きく、しっかり重い。長く使い続けられそうだ。
もっともわたしがいま使っているノートは、正確にはモレスキンではなく、価格が三分の一のAmazonジェネリック(Amazon basic noteのラージ)。モレスキンは万年筆インクが裏写りするけれども、こちらは大丈夫。この革カバーを入手したことで、このAmazon版を自分のスタンダード・ノートとして長く使い続けられるだろう。
June 10, 2025 at 12:13 PM
低気温注意報が出ていたのだけど、やっと気温が二桁になった。画像は三日前の日没。太陽の代わりに木星が浮かんでいるように見えた。
June 1, 2025 at 2:04 AM