櫻井正男
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櫻井正男
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💥✨☀️🌏🦠🧬🌴🦖🦣👤🐼🌌
自然環境・いきもの・景色などを
⚓️🎡🏞️神戸を中心に撮影📷🙂
Reposted by 櫻井正男
『ズートピア2』、まずは(?)ヘビ映画として期待していたので、ゲイリーの出番はもうちょい多くても良かった気もするが(ニューオーリンズでの相棒ポジは普通にゲイリーで良かったのでは、ていうかビーバーとちょっと出番を食い合ってたような)、変にあざとカワイくして誤魔化さないヘビヘビしい造形とか好みだった。特に下顎のあたりがちゃんとガッツリとヘビなのがいいよね。
最近は『バッドガイズ』とかヘビのメインキャラも増えたけど、特にディズニーはやっぱ(それこそキツネ以上に)ヘビの悪役率高すぎだろって感じだったので、善良なヘビキャラをちゃんとメインにもってくるのは自己批評にもなっていたと思う(おまいうとも言うが)
December 8, 2025 at 12:20 PM
Reposted by 櫻井正男
草食vs肉食という対立軸で物語を駆動した前作『ズートピア』は、主に人種差別や女性差別のメタファーとして万人にわかりやすかった一方で、まぁやっぱ言うまでもなく食性と人種や性別は全然違うものだし、たとえば「女性vs男性」のメタファーで観ちゃった場合(メイン2人の性別から実際そう読めなくもない)この展開はどうなんだ、みたいな批判もあって、そこは隙もあると思う。
製作陣もそういう批判を踏まえつつ、それでもケモノワールで現代社会批評やろう!と気合い入れ直して、今回「爬虫類」という新基軸で、誤読の余地を減らすような人種差別のメタファーを入れてて、それはそれで批判もあるかもだが、その果敢さは素直に偉いなと。
December 8, 2025 at 12:31 PM
Reposted by 櫻井正男
あまりにおかしい額の大金を持ってしまったことで人生がおかしくなった人は(まぁ元から悪人だったとかいくらでも言えてしまうが)やっぱいるよなとは思ってて、実際、超富裕層は心理的にも変なことになりやすい、というのが『リミタリアニズム』で語られていて、まぁそうだよねと。ディズニーの娘さんとかが自ら語っていたが、どこ行っても誰に会っても金の無心されるし、そうすると同じ金持ちとしか付き合わなくなって、どんどん世界が閉じていくと。
超富裕層自身だって「どうせそのうち死ぬのに、こんな金もってて意味あんのかな」とか思わないもんかね。せめて「超」とったら?っていう
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こういうデル・トロの発言とかに「金持ちだから言える綺麗事だ〜」みたいに冷笑するのは簡単なんだけど、実際は金を持ってしまったがゆえに破滅する人も決して少なくないので、単なる綺麗事とも言えないのよね。
金とは資本主義社会における「可能性」なので、たしかにあれば嬉しいしないと困る。しかし可能性は恐ろしいものでもある。
個人の手に余る大金=大きすぎる可能性は、負の方向に振れればとんでもなく邪悪で愚かなことも可能にしてしまい、誘惑に負ければあっさり人生を破滅させてしまう。
億万長者がおかしくなりがちなのも、この「大きすぎる可能性」が理由のひとつだと思う。
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人に「本性」があるとすれば、それは追い詰められた時に出るのではなく、大金や権力や名声を得た時にそれをどう使うかに出ると思う。
弱者を迫害するために大金や権力を使う人もいれば、虐殺を止めるために名声を使う人もいる。立派な人間とそうでない人間はここで残酷なほどはっきり別れ、歴史は残酷なほどはっきりそれを記憶する。
November 22, 2025 at 9:47 AM
Reposted by 櫻井正男
『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』、個人への富の集中が「民主主義をむしばむ」ことを語る章があって、政治的な影響力は最も深刻だよなとは実感する次第だ(主にイーロン・マスクのせいだが他にも大勢)。
政治における金は、特定の個人を優遇するとかそういうレベルを超えて、「金持ちが政治課題そのものを決定してしまう」という点が真に深刻。億万長者がメディアを買収することで議論をさらに都合よくコントロールしてしまう。
極端な富によって作り出された情報エコシステムの一例が、超保守派の億万長者コーク兄弟の化石燃料ネットワークであり、莫大な富を投じたプロパガンダ政治活動によって地球温暖化対策を大幅に遅らせた。
November 22, 2025 at 9:36 AM
Reposted by 櫻井正男
→もっと言えば超富裕層が持っている金自体、べつに「自分で稼いだ」ものとは全く限らず、単に先祖から受け継いだだけなことも多いし、さらに問題なのはその金が「汚れた金(ダーティマネー)」かもしれないということ。つまり、奴隷貿易や植民地政策や戦争犯罪やホロコーストといった、倫理的に明らかに間違っている所業によって稼いだ金が「富」の基盤をなしているのだとすれば、その上に座す超富裕層の存在を許して良いのかという話。
超富裕層の資産の出どころに透明性をもたらし、ダーティマネーの存在があればそれを明らかにし、せめて部分的に徴収するなりして社会に還元すべきだと『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』は論じる。
November 22, 2025 at 9:23 AM
Reposted by 櫻井正男
『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』、超富裕層の存在を支える、「稼いだ金は個人の働きの成果である」という(私たち庶民も内面化している)考え方自体、論理的には隙が多いと語っていく。
たとえばテスラのような自動車メーカーにしたって、一般市民の税金によって政府が構築したインフラであるとか、科学知識の蓄積や他の企業の発明といったリソースなしには何もできなかった。
にもかかわらず、大いに運やタイミングによって左右される競争に「勝った」一握りの強者が莫大な富を独占し、あろうことか(マスクのTwitter買収のように)その富を使って社会に害をばらまく者もいる。そう考えると滅茶苦茶な存在である、億万長者
November 22, 2025 at 9:11 AM
Reposted by 櫻井正男
大金持ちがある程度の節度というか、最低限の人目を気にしていた前時代ならともかく、やっぱ特にイーロン・マスクが本当に箍を外してしまったので、一見突飛なリミタリアニズムの議論は(Tax the Rich="金持ちに課税せよ"運動の亜流としても)けっこう本当に市民権を得ていくんじゃないかという予感もする。
マスクはもちろん大多数の億万長者は大反対して、まさしく金の力でなんとしてもそんな方向に進ませないようにするだろうから、マジで階級闘争みたいになってくかもだが。
1兆ドルなんてバカバカしい金額を一個人が持ってたってしょうがないんだよね本当に
www.cnn.co.jp/tech/3524024...
【分析】イーロン・マスク氏が1兆ドルで買えるものとは? 大谷選手1428人分
予想通り、米電気自動車(EV)大手テスラの株主はまったく前例のない判断を下した。今後10年でイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)を世界初の「トリリオネア(資産1兆ドル以上の富豪)」に押し上げる可能性がある報酬案を承認したのだ。
www.cnn.co.jp
November 22, 2025 at 8:44 AM
Reposted by 櫻井正男
『リミタリアニズム 財産上限主義の可能性』、進歩主義的な人の間でさえけっこう言われがちな「不平等や格差そのものが問題なのではない、貧困が問題なのだ(=なので億万長者の富に制限をかける必要はない)」という理屈に対して、いやそれはおかしいやろ、貧困は間違いなく問題だが、それと同時に不平等や格差そのものも大問題だろ、と鋭いツッコミを入れていく本でもある。

たしかに環境問題ひとつ取っても、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスをめちゃくちゃ排出してるのって圧倒的に金持ってる層に偏っているので、中間層や下層からかけ離れた超富裕層の行動に着目しないことには解決できないんだよね
amzn.to/3XPYmnP
リミタリアニズム 財産上限主義の可能性
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amzn.to
November 22, 2025 at 8:36 AM