それを変えたいと努力したけどできなかった。今後また働くときに、またそのテーマにぶつかるかどうかわからないけれど、もし機会があればまたあきらめず取り組みたい。

管理職の業務はブラックボックスで、丸投げされた中から売上目標も人材育成も経営課題も緊急トラブル対応もコンプライアンスも事務的な承認事項も、あらゆるアウトプットを出さないといけなくて、残業代はつかなくなって、一般社員が想像するほどには待遇も権限も伴っていなくて、若手には自分のようにはなれないと思われていて、自分自身も給料下がってもいいから仕事を減らしたいと思うが叶わず、それでも組織のためにはこの役割が必要という責任感から自分に鞭打つけれど報われず…というのは私の過去の職場への恨みではなく、日本の管理職って一般的にそんなものだったのではという想像。中間管理職。

そこから実際に挑戦する人が増えて、女性だけでなく、若い世代の男性（家庭のことを妻に丸投げしない層）も管理職を経験する人が増えて、そこから「管理職は罰ゲーム」の認識が広まったのかもしれない。それは一応前進だと思う。個人がどう工夫すれば管理職をこなせるか？ではなくて、管理職の仕事をどのように定義すれば、超人でないケア責任を持つ人でも続けられるようになるか？が課題だって認識が広がってきたなら。

女性でも、はさすがになかったかもしれないけど…ワーママでも、だったろうか？どちらにせよ、女性は自信を持てないことが多いけれど大丈夫だ、とか、インポスター症候群の話とか。精神面を後押しすることに意味はあったと思うけれど、全く片面しか見えていない論調だった。