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感想①
なんだかめったにない体験をしたなというのが率直な感想です。
本編のほとんどを占める膨大な会話文と、その要領を得ない堂々巡りのもどかしいやり取りが、読者を現実世界から引き剥がすというか……表現が難しいですね。
ニュアンスとしては夢見心地の浮遊感を読者にもたらして正常な判断力を奪い、鮮やかに騙すといった感じでしょうか。
世界観や会話、主人公が置かれた状況の理解にリソースを割かれるので「私はこれを見落としていたのか!」と、気持ち良く欺かれました。
ファンシーな世界にそぐわないグロテスクな描写にも気を逸らされたなぁ。
感想①
なんだかめったにない体験をしたなというのが率直な感想です。
本編のほとんどを占める膨大な会話文と、その要領を得ない堂々巡りのもどかしいやり取りが、読者を現実世界から引き剥がすというか……表現が難しいですね。
ニュアンスとしては夢見心地の浮遊感を読者にもたらして正常な判断力を奪い、鮮やかに騙すといった感じでしょうか。
世界観や会話、主人公が置かれた状況の理解にリソースを割かれるので「私はこれを見落としていたのか!」と、気持ち良く欺かれました。
ファンシーな世界にそぐわないグロテスクな描写にも気を逸らされたなぁ。
感想①
おもしろかったです。
ライトな文体からスラスラと流れるような滞りのない文章。さらには提示される情報が分かりやすいよう整理されていて、それが前作の「屍人荘」からパワーアップしているように感じました。
ミステリに疎い登場人物の存在が、そのままミステリビギナー読者の視点となり、要所の用語解説から謎の要点まとめへと流れる美しさったら……!
会話文中の段落変えが多い(特に解決パート)のは賛否ありそうですけど、私は分かりやすさ故の配慮かなと受け止められました。
なにより後半の畳み掛けの興奮で気になる暇がない。
感想①
おもしろかったです。
ライトな文体からスラスラと流れるような滞りのない文章。さらには提示される情報が分かりやすいよう整理されていて、それが前作の「屍人荘」からパワーアップしているように感じました。
ミステリに疎い登場人物の存在が、そのままミステリビギナー読者の視点となり、要所の用語解説から謎の要点まとめへと流れる美しさったら……!
会話文中の段落変えが多い(特に解決パート)のは賛否ありそうですけど、私は分かりやすさ故の配慮かなと受け止められました。
なにより後半の畳み掛けの興奮で気になる暇がない。
感想①
超おもしろかったです。超おもしろかった感想を思いのまま綴りたいのですが、全てがネタバレになりそうで恐ろしいったらありゃしない。
とにかく伝えたいのは、最終章でそれまでの道のりが全てがひっくり返されたという興奮と、
ただ読者を驚かすだけ、あるいは版元が販促のために謳う「どんでん返し・怒涛の伏線回収」の有象無象とは一線を画す、
どんでん返すことでテーマが浮かび上がってくるような、きちんとどんでん返す意味のある「超おもしろい作品」だったということです。
これは人に薦めたくなりますねぇ。
感想①
超おもしろかったです。超おもしろかった感想を思いのまま綴りたいのですが、全てがネタバレになりそうで恐ろしいったらありゃしない。
とにかく伝えたいのは、最終章でそれまでの道のりが全てがひっくり返されたという興奮と、
ただ読者を驚かすだけ、あるいは版元が販促のために謳う「どんでん返し・怒涛の伏線回収」の有象無象とは一線を画す、
どんでん返すことでテーマが浮かび上がってくるような、きちんとどんでん返す意味のある「超おもしろい作品」だったということです。
これは人に薦めたくなりますねぇ。
感想①-①
シリーズ8巻目にして、スタートの1巻から主人公が見据えていたゴールの形、その手段が明らかになるという、マジかよ驚愕これぞ河野作品だぜ展開。
え、じゃああの巻の発言も、あのキャラとの関係も、全て逆算だったのかよと思うと、毎度のことながらその構成力には驚かされますね。
そして7巻の布石も次巻に回収されそうだし、この8巻にも今後の布石が打たれているという……。
何をどこまで考えてから書き始めているのか、わたし、気になります。
感想①-①
シリーズ8巻目にして、スタートの1巻から主人公が見据えていたゴールの形、その手段が明らかになるという、マジかよ驚愕これぞ河野作品だぜ展開。
え、じゃああの巻の発言も、あのキャラとの関係も、全て逆算だったのかよと思うと、毎度のことながらその構成力には驚かされますね。
そして7巻の布石も次巻に回収されそうだし、この8巻にも今後の布石が打たれているという……。
何をどこまで考えてから書き始めているのか、わたし、気になります。
「人はなぜ生きるのか」という人類にとっての永遠のテーマに挑む、めちゃくちゃイカしたシリーズの第7巻。
今回も読者がじっくりと思考したくなるような問いが出てきましたね。
こういった、例えば読んだあと数日かけ投げかけられた問いについて考えちゃう小説って、本当に表現物として意義があると心から思います。繰り返しが故についつい流されがちな日常生活の中で、ふと足を止め考える時間を与えてくれ、そこでさらに自分になかった視点や哲学まで授けてくれる。
それにワクワクするから私は小説が好きなんだと思います。
「人はなぜ生きるのか」という人類にとっての永遠のテーマに挑む、めちゃくちゃイカしたシリーズの第7巻。
今回も読者がじっくりと思考したくなるような問いが出てきましたね。
こういった、例えば読んだあと数日かけ投げかけられた問いについて考えちゃう小説って、本当に表現物として意義があると心から思います。繰り返しが故についつい流されがちな日常生活の中で、ふと足を止め考える時間を与えてくれ、そこでさらに自分になかった視点や哲学まで授けてくれる。
それにワクワクするから私は小説が好きなんだと思います。