「ふるさとは遠きにありて思ふもの」とかなしく詠うには、日本列島の可住地があまりにも狭すぎて近すぎるんじゃないかな、というのはずっと考えていることですがね。地球全土のよそに住んでる大半の人には県民性の話とか伝わらないわけだし……。
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素通りしてた)2冊や、岸本さんのエッセイ本を図書館で借りて読み、その面白さに仰天し、何故か｢俺の居場所はここだ！｣と確信したのだった(買わなかったことは大目に見てくれ)。その後に『変愛小説集 日本作家編』に｢逆毛のトメ｣という短篇を書き、岸本さんともお会いする機会を得、20年振りの本の出版に帯文まで書いていただき、事ある毎に『アマチャ・ズルチャ』復刊希望ツイートをしていただいた。足を向けて寝られないのである。こういった方々の支持をいただいたからこそ、今回の復刊が実現したのである。有難うございます。豊崎由美さんも有難うございます。今月末まで予約受けつけてます。面白いから買ってよな！