金持ちの学生がいろいろ嫌になったので旅をする。旅先で出会った旅芸人にやや付きまとう形で旅を続けるも、旅費が尽きて家に帰る。という流れを、志賀直哉らしい繊細で丁寧な描写でえがく。旅の人情とか旅情を感じる作品だけど、よくここまで「綺麗に」書けたなあと……。
金持ちの学生がいろいろ嫌になったので旅をする。旅先で出会った旅芸人にやや付きまとう形で旅を続けるも、旅費が尽きて家に帰る。という流れを、志賀直哉らしい繊細で丁寧な描写でえがく。旅の人情とか旅情を感じる作品だけど、よくここまで「綺麗に」書けたなあと……。
ハリジャンぴらの氏が部長を務める樹海探索部の合同誌。部員それぞれが独自の樹海感のもと自由で豊かな文を広げる。
みんな自由すぎて感想を書くのが難しい。一つだけ言えるのは、私は樹海に潜りたいし覚悟もあるが、体力と技量に不安があるのだなと分かったことくらい。樹海でマック、いいな。
ハリジャンぴらの氏が部長を務める樹海探索部の合同誌。部員それぞれが独自の樹海感のもと自由で豊かな文を広げる。
みんな自由すぎて感想を書くのが難しい。一つだけ言えるのは、私は樹海に潜りたいし覚悟もあるが、体力と技量に不安があるのだなと分かったことくらい。樹海でマック、いいな。
死体探索者の樹海踏紀行、つづき。まだ新しい死体だと思って近づいたらーーー死体が動いた。それは樹海で死ぬことに失敗し衰弱した生者の姿。通報から搬送までの苛烈な体験を語る。死体は死んでいるから死体なのだ。たしかに死んでると思って動いたら悲鳴あげちゃうよね……(一敗)
死体探索者の樹海踏紀行、つづき。まだ新しい死体だと思って近づいたらーーー死体が動いた。それは樹海で死ぬことに失敗し衰弱した生者の姿。通報から搬送までの苛烈な体験を語る。死体は死んでいるから死体なのだ。たしかに死んでると思って動いたら悲鳴あげちゃうよね……(一敗)
死体探索者の樹海踏紀行。腐敗も終わり朽ちていくだけの「物」になった白骨、死んだばかりでまだ生者の凄みを感じる「者」。その間にある、者から物へ移りゆく「モノ」としか呼べない死体と初めて向き合う一日を記した一冊。心の内で通報の決心を伝えるもどろどろと溶けた「眼窩そして目だったもの」とは目が合わない不思議さ、が心に残った。
死体探索者の樹海踏紀行。腐敗も終わり朽ちていくだけの「物」になった白骨、死んだばかりでまだ生者の凄みを感じる「者」。その間にある、者から物へ移りゆく「モノ」としか呼べない死体と初めて向き合う一日を記した一冊。心の内で通報の決心を伝えるもどろどろと溶けた「眼窩そして目だったもの」とは目が合わない不思議さ、が心に残った。