こりん
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こりん
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ブルスカ登録してみた。読んだ本の備忘録。鳥類剥製標本/魚類耳石図鑑書いてるひと/かたつむり/いつもの鬱で今日も活動時間が短い
『伊豆の踊子』/志賀直哉

金持ちの学生がいろいろ嫌になったので旅をする。旅先で出会った旅芸人にやや付きまとう形で旅を続けるも、旅費が尽きて家に帰る。という流れを、志賀直哉らしい繊細で丁寧な描写でえがく。旅の人情とか旅情を感じる作品だけど、よくここまで「綺麗に」書けたなあと……。
December 18, 2024 at 10:58 AM
『樹海を彷徨って死体を見つけるぼくたち』/アライさん界隈樹海探索部合同誌

ハリジャンぴらの氏が部長を務める樹海探索部の合同誌。部員それぞれが独自の樹海感のもと自由で豊かな文を広げる。
みんな自由すぎて感想を書くのが難しい。一つだけ言えるのは、私は樹海に潜りたいし覚悟もあるが、体力と技量に不安があるのだなと分かったことくらい。樹海でマック、いいな。
December 17, 2024 at 7:10 AM
『死体は死んでいる』/ハリジャンぴらの

死体探索者の樹海踏紀行、つづき。まだ新しい死体だと思って近づいたらーーー死体が動いた。それは樹海で死ぬことに失敗し衰弱した生者の姿。通報から搬送までの苛烈な体験を語る。死体は死んでいるから死体なのだ。たしかに死んでると思って動いたら悲鳴あげちゃうよね……(一敗)
December 17, 2024 at 6:07 AM
『物と者の間のモノ』/ハリジャンぴらの

死体探索者の樹海踏紀行。腐敗も終わり朽ちていくだけの「物」になった白骨、死んだばかりでまだ生者の凄みを感じる「者」。その間にある、者から物へ移りゆく「モノ」としか呼べない死体と初めて向き合う一日を記した一冊。心の内で通報の決心を伝えるもどろどろと溶けた「眼窩そして目だったもの」とは目が合わない不思議さ、が心に残った。
December 16, 2024 at 1:26 PM