タイトル通り2作目。
前半は"Young Mother"や"Back Street Luv"(シングル最高4位を記録)といったウェイ/クリスティーナ組の楽曲が並ぶ一方、後半3曲は全てモンクマン一人が手掛けるという極端な構成に。中でもアルバムを締めくくる"Piece of Mind"は12分に及ぶ彼の渾身の力作だったがバンドは分裂状態のまま活動を続け、翌年の(一度目の)解散につながっていく。オリジナル盤は虹を模した変形ジャケット仕様(写真のプライスコードと謎ステッカーは直貼りのため剥がせず……)
タイトル通り2作目。
前半は"Young Mother"や"Back Street Luv"(シングル最高4位を記録)といったウェイ/クリスティーナ組の楽曲が並ぶ一方、後半3曲は全てモンクマン一人が手掛けるという極端な構成に。中でもアルバムを締めくくる"Piece of Mind"は12分に及ぶ彼の渾身の力作だったがバンドは分裂状態のまま活動を続け、翌年の(一度目の)解散につながっていく。オリジナル盤は虹を模した変形ジャケット仕様(写真のプライスコードと謎ステッカーは直貼りのため剥がせず……)
ヴァイとブリューの変態ギタリスト世界最強決定戦、80手前とは思えない安定感のレヴィン、パワーとテクニックを兼ね備えた超人ケアリー。見れて良かった……。
年齢的にもスケジュール的にも色々キツいだろうけど一過性のバンドで終わらないことを願うばかりですね
ヴァイとブリューの変態ギタリスト世界最強決定戦、80手前とは思えない安定感のレヴィン、パワーとテクニックを兼ね備えた超人ケアリー。見れて良かった……。
年齢的にもスケジュール的にも色々キツいだろうけど一過性のバンドで終わらないことを願うばかりですね
更なるメンバー交代とライブ活動の再開を経て完成させた4作目。
A面は穏やかな"Formentera Lady"で幕を開けたかと思えば、そのまま前作のジャズ要素を大きく発展させたシリアスなインスト"Sailor's Tale"に雪崩込む急展開。続く"The Letters"は前身バンド時代から存在した楽曲の大幅なリメイク版で、インストパートがあまりに自由過ぎる実験作。B面トップは下世話なB級ビートルズのようなヘンテコポップソング"Ladies of the Road"。そしてフルオーケストラによる前奏曲に続く表題曲はピアノ主導の隠れた名バラード。賛否両論の意欲作。
更なるメンバー交代とライブ活動の再開を経て完成させた4作目。
A面は穏やかな"Formentera Lady"で幕を開けたかと思えば、そのまま前作のジャズ要素を大きく発展させたシリアスなインスト"Sailor's Tale"に雪崩込む急展開。続く"The Letters"は前身バンド時代から存在した楽曲の大幅なリメイク版で、インストパートがあまりに自由過ぎる実験作。B面トップは下世話なB級ビートルズのようなヘンテコポップソング"Ladies of the Road"。そしてフルオーケストラによる前奏曲に続く表題曲はピアノ主導の隠れた名バラード。賛否両論の意欲作。
前作の成功で勢いに乗り制作された2nd。
本作よりドラマーが70年代からセッションプレイヤーとして活動していたイアン・モズレーに交代。デビュー作に比べ楽曲全体のレベルが底上げされ、変拍子も交えつつ若干テクニカルな方向性にシフト。その分フィッシュの独り芝居要素は薄まったがバンドとしての基本的なサウンドはむしろ本作で確立したと言える。ハードなオープニング曲"Assassing"、奇数拍子のキーボードが心地良い"Punch and Judy"と"Emerald Lies"、初期の名バラード"Jigsaw"とA面だけで名曲揃い。B面には1st直系のシアトリカルな大作が並ぶ。
前作の成功で勢いに乗り制作された2nd。
本作よりドラマーが70年代からセッションプレイヤーとして活動していたイアン・モズレーに交代。デビュー作に比べ楽曲全体のレベルが底上げされ、変拍子も交えつつ若干テクニカルな方向性にシフト。その分フィッシュの独り芝居要素は薄まったがバンドとしての基本的なサウンドはむしろ本作で確立したと言える。ハードなオープニング曲"Assassing"、奇数拍子のキーボードが心地良い"Punch and Judy"と"Emerald Lies"、初期の名バラード"Jigsaw"とA面だけで名曲揃い。B面には1st直系のシアトリカルな大作が並ぶ。
前作と並び国産プログの名盤として評価の高い2nd。
ビートルズのインスト曲「フライング」という謎チョイスのカバーで幕を開け、続く「カーニバルがやってくるぞ」は前作になかった底抜けに陽気な快速チューン。リコーダーがリードする奇怪変拍子インスト「なすのちゃわんやき」、ヴォーカルパートとインストパートがあまりに別曲すぎる大作「空と海の間」でアルバムは折り返し。後半2曲「泳ぐなネッシー」と「レディ・バイオレッタ」はそれぞれ坂下秀実(キーボード)の正統派プログ趣味と森園勝敏(ギター/ヴォーカル)のフュージョン趣味がよく顕れており、どちらもバンドを代表する大名曲。
前作と並び国産プログの名盤として評価の高い2nd。
ビートルズのインスト曲「フライング」という謎チョイスのカバーで幕を開け、続く「カーニバルがやってくるぞ」は前作になかった底抜けに陽気な快速チューン。リコーダーがリードする奇怪変拍子インスト「なすのちゃわんやき」、ヴォーカルパートとインストパートがあまりに別曲すぎる大作「空と海の間」でアルバムは折り返し。後半2曲「泳ぐなネッシー」と「レディ・バイオレッタ」はそれぞれ坂下秀実(キーボード)の正統派プログ趣味と森園勝敏(ギター/ヴォーカル)のフュージョン趣味がよく顕れており、どちらもバンドを代表する大名曲。
3作目にして最高傑作候補の一つ。
米作家ポール・ギャリコが'41年に発表した同名小説をテーマに制作。当初は本文を基に歌詞が入る予定だったが権利の関係で実現せず全編インストに。とはいえ終始メロディアスなギターとロンドン交響楽団によるオーケストラアレンジを含めた壮大な展開は物足りなさを全く感じさせない。ライブで長年にわたり定番化した"Rhayader"から"Rhayader Goes to Town"のメドレー、緊張感に満ちた7/8拍子の"Migration"、クライマックスでもうひと盛り上がりの"La Princesse Perdue"等が聴きどころ。
3作目にして最高傑作候補の一つ。
米作家ポール・ギャリコが'41年に発表した同名小説をテーマに制作。当初は本文を基に歌詞が入る予定だったが権利の関係で実現せず全編インストに。とはいえ終始メロディアスなギターとロンドン交響楽団によるオーケストラアレンジを含めた壮大な展開は物足りなさを全く感じさせない。ライブで長年にわたり定番化した"Rhayader"から"Rhayader Goes to Town"のメドレー、緊張感に満ちた7/8拍子の"Migration"、クライマックスでもうひと盛り上がりの"La Princesse Perdue"等が聴きどころ。
米ロサンゼルスで制作された2nd。
冒頭「崩壊の前日」から前作を思わせるハードロック直系のサウンドとソウルフルなヴォーカルが炸裂するも続く2曲はメロウな印象。アルバム後半の"Lost Love"は演歌くささすら感じるヴォーカルパートと明らかに最初期キング・クリムゾンを意識したようなインストパートの落差が衝撃的。事実上の最終曲でもある表題曲はピアノとヴォーカル主軸の中間パートの前後にギターリフ主導のロックパートを繋げたような構造で、マキのシャウトは素晴らしいが曲そのもののインパクトにはやや欠ける。全体を通してミドル〜スローテンポの楽曲が多く渋めの作風。
米ロサンゼルスで制作された2nd。
冒頭「崩壊の前日」から前作を思わせるハードロック直系のサウンドとソウルフルなヴォーカルが炸裂するも続く2曲はメロウな印象。アルバム後半の"Lost Love"は演歌くささすら感じるヴォーカルパートと明らかに最初期キング・クリムゾンを意識したようなインストパートの落差が衝撃的。事実上の最終曲でもある表題曲はピアノとヴォーカル主軸の中間パートの前後にギターリフ主導のロックパートを繋げたような構造で、マキのシャウトは素晴らしいが曲そのもののインパクトにはやや欠ける。全体を通してミドル〜スローテンポの楽曲が多く渋めの作風。