私の、私による、私のための燭へし。
脊椎反射で思いついた内容を書き散らかしてるので見るときは薄目で見てください。
しょくへし沼の端っこで一人でちゃぷちゃぷしているだけです。
自我ポストも連ポスも不定期に削除します。
燭台切は好きな相手だし、流されるまま抱いちゃったけどいろいろすっ飛ばしていきなり体の関係を持ってしまったせいで長谷部は慣れてて、手軽な相手として遊び相手の一人に加えられたと勘違いする。
でも遊び相手の一人であることに耐えられなくなって長谷部の誘いに乗らなくなる。長谷部は好き同士のつもりでいたから何で急に、まさか俺のことどうでもよくなったのかって勘違いする。で、一悶着あってからやっとちゃんとした恋人になると思う。
「あるよ! どうしたの?」
「茶屋へ行かないか」
(昨日、乱くんたちが言ってた甘味を食べに行きたいのかな?)
「これから? うん、もちろんいいよ!」
興味があったし、長谷部くんとデートなんて嬉しいな! と二つ返事で立ち上がる燭台切に満足そうに笑い、黒い裾を翻して歩き出す長谷部の後ろを追いかける。
「え、ここ?」
「そうだ」
すたすたと中に入っていく長谷部。燭台切は来たことがない茶屋だった。店先は静かで、中は個室に分かれており乱たちが話していた店とは違う店だった。
(個室……? 珍しいタイプだな。実はお高いお店なんじゃ……)
燭台切は好きな相手だし、流されるまま抱いちゃったけどいろいろすっ飛ばしていきなり体の関係を持ってしまったせいで長谷部は慣れてて、手軽な相手として遊び相手の一人に加えられたと勘違いする。
でも遊び相手の一人であることに耐えられなくなって長谷部の誘いに乗らなくなる。長谷部は好き同士のつもりでいたから何で急に、まさか俺のことどうでもよくなったのかって勘違いする。で、一悶着あってからやっとちゃんとした恋人になると思う。
「あるよ! どうしたの?」
「茶屋へ行かないか」
(昨日、乱くんたちが言ってた甘味を食べに行きたいのかな?)
「これから? うん、もちろんいいよ!」
興味があったし、長谷部くんとデートなんて嬉しいな! と二つ返事で立ち上がる燭台切に満足そうに笑い、黒い裾を翻して歩き出す長谷部の後ろを追いかける。
「え、ここ?」
「そうだ」
すたすたと中に入っていく長谷部。燭台切は来たことがない茶屋だった。店先は静かで、中は個室に分かれており乱たちが話していた店とは違う店だった。
(個室……? 珍しいタイプだな。実はお高いお店なんじゃ……)
「あるよ! どうしたの?」
「茶屋へ行かないか」
(昨日、乱くんたちが言ってた甘味を食べに行きたいのかな?)
「これから? うん、もちろんいいよ!」
興味があったし、長谷部くんとデートなんて嬉しいな! と二つ返事で立ち上がる燭台切に満足そうに笑い、黒い裾を翻して歩き出す長谷部の後ろを追いかける。
「え、ここ?」
「そうだ」
すたすたと中に入っていく長谷部。燭台切は来たことがない茶屋だった。店先は静かで、中は個室に分かれており乱たちが話していた店とは違う店だった。
(個室……? 珍しいタイプだな。実はお高いお店なんじゃ……)
勢いだけで書いてるから段々性格とか出来事がブレてきてる気がする
勢いだけで書いてるから段々性格とか出来事がブレてきてる気がする
敵は男士の力を知るため、さるぐつわとかだけでは不安で、直接縫い合わせることで声を出せないようにした。
それを助けに来た同本丸のへしと仲間たち。
囚われた燭見た瞬間、皆そのひどい様に言葉を失う。ごこちゃんとかはさぞ痛かっただろうと涙目になりながら慎重に口元の糸を外していく。
一方、へしが何も言わないのでかしゅがちらと様子を窺うとへしが目元だけでガチギレしてるのに気づいて「うわ」ってなる。
へしは無言でそのまま踵を返すと施設内に存在する敵を一人残らず顔面に切り傷を入れて敵をのたうち回らせていく。
敵は男士の力を知るため、さるぐつわとかだけでは不安で、直接縫い合わせることで声を出せないようにした。
それを助けに来た同本丸のへしと仲間たち。
囚われた燭見た瞬間、皆そのひどい様に言葉を失う。ごこちゃんとかはさぞ痛かっただろうと涙目になりながら慎重に口元の糸を外していく。
一方、へしが何も言わないのでかしゅがちらと様子を窺うとへしが目元だけでガチギレしてるのに気づいて「うわ」ってなる。
へしは無言でそのまま踵を返すと施設内に存在する敵を一人残らず顔面に切り傷を入れて敵をのたうち回らせていく。
全席個室タイプの店で、席について落ち着いたばかりのところでテーブルに置かれた鶴丸の携帯端末が振動音を立てた。
俺に片手を上げて断りを入れつつ、鶴丸は口元に手を当てて最低限の配慮をしつつ電話に出る。
「おう! ついたか? ああ、そう、待てよ、ちょっと迎えに行くから」
どこの誰相手かは知らないが、鶴丸はパッと顔を輝かせて俺に目配せすると、そのまま電話を片手に個室を出てその誰かを迎えに行ってしまった。他に誰か来るなんて聞いていないが。
全席個室タイプの店で、席について落ち着いたばかりのところでテーブルに置かれた鶴丸の携帯端末が振動音を立てた。
俺に片手を上げて断りを入れつつ、鶴丸は口元に手を当てて最低限の配慮をしつつ電話に出る。
「おう! ついたか? ああ、そう、待てよ、ちょっと迎えに行くから」
どこの誰相手かは知らないが、鶴丸はパッと顔を輝かせて俺に目配せすると、そのまま電話を片手に個室を出てその誰かを迎えに行ってしまった。他に誰か来るなんて聞いていないが。
執務室で午前中に参加した演練の報告書をまとめていた近侍の加州が顔をあげる。
「この本丸を他の本丸と合併しようかと思ってて」
「ハァ!?」
突然のことに何も取り繕えない声が出るが、審神者はのんびりと言葉を続ける。
「ほら、うちって俺の力の偏りのせいで大きい刀が顕現できないじゃん」
「や、それはそーだけど。限界、太刀までだからね」
「そう。でも戦力的にはやっぱり大太刀や槍、薙刀もほしいだろ?」
「それは、まあ、そう」
「で、政府の担当者から連絡があってさ。他にもうちと似た様な本丸があるらしくて」
「……それで?」
執務室で午前中に参加した演練の報告書をまとめていた近侍の加州が顔をあげる。
「この本丸を他の本丸と合併しようかと思ってて」
「ハァ!?」
突然のことに何も取り繕えない声が出るが、審神者はのんびりと言葉を続ける。
「ほら、うちって俺の力の偏りのせいで大きい刀が顕現できないじゃん」
「や、それはそーだけど。限界、太刀までだからね」
「そう。でも戦力的にはやっぱり大太刀や槍、薙刀もほしいだろ?」
「それは、まあ、そう」
「で、政府の担当者から連絡があってさ。他にもうちと似た様な本丸があるらしくて」
「……それで?」
高校生の頃、夏休みの課題で必要な資料を探すために行った市立図書館で見かけた、他の学校の生徒だ。
普段は学校の図書室を利用するくらいで、図書館なんて利用したことがなかった僕は少しの好奇心、そして静けさと慣れない環境に対する少しばかりの緊張なんかと共に周りを窺いながら目的の棚を探していた。
そして僕は、棚と棚の間に設置された読書スペースで勉強をしている一人の青年を見つけた。
その瞬間、僕の心臓はどくりと跳ねた。
夏休みなのに身に着けているのは制服で、その制服から近くの進学校の生徒だということが知れる。
高校生の頃、夏休みの課題で必要な資料を探すために行った市立図書館で見かけた、他の学校の生徒だ。
普段は学校の図書室を利用するくらいで、図書館なんて利用したことがなかった僕は少しの好奇心、そして静けさと慣れない環境に対する少しばかりの緊張なんかと共に周りを窺いながら目的の棚を探していた。
そして僕は、棚と棚の間に設置された読書スペースで勉強をしている一人の青年を見つけた。
その瞬間、僕の心臓はどくりと跳ねた。
夏休みなのに身に着けているのは制服で、その制服から近くの進学校の生徒だということが知れる。
みたいな気持ちで駆け抜けた。
途中放棄してたの終わらせたから偉い(自画自賛)
最初、貞ちゃんいない想定でしたが(その設定を忘れていたので)途中で顕現したことになりました。
ここ深堀したいけど自分の中に問題児の燭が見つからない。
イメージで言えば多分伽羅ちゃん×明石くんみたいな、異常個体だろうなあとは思う。
馴れ合う気がなくて、働く気もなくてみんなが持て余してるんだけど、だからって刀解はちょっと…みたいな。
態度が悪いのでとてもじゃないけど演練には出せない。内番はすぐさぼるから伊達とか初期刀みたいな引きずってでも仕事させる、燭に強く出れるタイプと組ませてやらせたりする。
でも仕事させる側の負担がすごいから割と放置されがち。
みたいな気持ちで駆け抜けた。
途中放棄してたの終わらせたから偉い(自画自賛)
最初、貞ちゃんいない想定でしたが(その設定を忘れていたので)途中で顕現したことになりました。
長谷部は近侍ではないけれど、その勤勉さと聡明さでもって研究の手伝いをしていた。
この本丸の長谷部もへし切長谷部にありがちな主命まっしぐらのタイプで、他のことには興味を持たずただひたすら主の役に立てるよう、他の刀より重用されるようにと研究に尽力していた。
故に日夜執務室に籠りきりで、出陣以外で他の刀と交流することはめったになかった。
燭台切はこれまた燭台切光忠にありがちなタイプで、料理や菓子作りを好む性質だった。
日々飽きることなく何かしら八つ時に合わせて菓子をを作っては審神者と長谷部に差し入れとして持っていく。
長谷部は近侍ではないけれど、その勤勉さと聡明さでもって研究の手伝いをしていた。
この本丸の長谷部もへし切長谷部にありがちな主命まっしぐらのタイプで、他のことには興味を持たずただひたすら主の役に立てるよう、他の刀より重用されるようにと研究に尽力していた。
故に日夜執務室に籠りきりで、出陣以外で他の刀と交流することはめったになかった。
燭台切はこれまた燭台切光忠にありがちなタイプで、料理や菓子作りを好む性質だった。
日々飽きることなく何かしら八つ時に合わせて菓子をを作っては審神者と長谷部に差し入れとして持っていく。
呼ぶ声に、振り返ると同時に胸元に衝撃を受けて燭台切は目を瞠る。
視界を見慣れた煤色の髪が占領していて、数秒の後ようやく抱き着かれたのだと理解する。
「え、は、長谷部くん?」
ぎゅう、と腰に腕を回されて上ずった声をあげると、長谷部は平然と「なんだ」と返してくる。
なんだ、じゃない。廊下の真ん中で、急に、声を掛けられたかと思ったら抱きしめられて、こっちの方こそ「なんだ」なのだが。
「どうしたの? 体調でも悪い?」
首を傾げ、自分の肩に顔を埋める長谷部の表情を窺おうとしても見えるのは髪ばかりだ。
呼ぶ声に、振り返ると同時に胸元に衝撃を受けて燭台切は目を瞠る。
視界を見慣れた煤色の髪が占領していて、数秒の後ようやく抱き着かれたのだと理解する。
「え、は、長谷部くん?」
ぎゅう、と腰に腕を回されて上ずった声をあげると、長谷部は平然と「なんだ」と返してくる。
なんだ、じゃない。廊下の真ん中で、急に、声を掛けられたかと思ったら抱きしめられて、こっちの方こそ「なんだ」なのだが。
「どうしたの? 体調でも悪い?」
首を傾げ、自分の肩に顔を埋める長谷部の表情を窺おうとしても見えるのは髪ばかりだ。
はたまた、煮詰めた蜜のようだとも思う。
咲き誇る金木犀のように鮮やかで、しかしほの暗いなにかを湛えていることもある。
他にも金の瞳を持つものなどいくらでもいるだろう、と言われればそれはそうだな、としか答えようがない。
彼らと何が違う、と問われれば答えは持っていない。
「長谷部くん? どうしたの?」
緩く首を傾げ、こちらを見るその瞳が他の奴らと同じだとは少しも思えない。それが俺の心持のせいなのか、奴のせいなのかは知らないが。
「なんでもない」
そんなことは、どちらでもいいのかもしれない。
はたまた、煮詰めた蜜のようだとも思う。
咲き誇る金木犀のように鮮やかで、しかしほの暗いなにかを湛えていることもある。
他にも金の瞳を持つものなどいくらでもいるだろう、と言われればそれはそうだな、としか答えようがない。
彼らと何が違う、と問われれば答えは持っていない。
「長谷部くん? どうしたの?」
緩く首を傾げ、こちらを見るその瞳が他の奴らと同じだとは少しも思えない。それが俺の心持のせいなのか、奴のせいなのかは知らないが。
「なんでもない」
そんなことは、どちらでもいいのかもしれない。
相談というか報告があるんだ、と燭台切が部屋に訪れてくる。どうした、と話を聞けば審神者に刀解を申し出たいと思うと言い出して長谷部は驚く。
何か問題があったのか、急にどうしてと問い詰めるが燭台切は口を開きたがらない。
言わずにお前が刀解されるというなら、俺も一緒に刀解していただくよう主にお願いする、と言ったらようやく白状する気になったらしいが、それでもひどく言いづらそうに口を開いたり閉じたり、最終的には両の掌で顔を覆ってため息をついた。
相談というか報告があるんだ、と燭台切が部屋に訪れてくる。どうした、と話を聞けば審神者に刀解を申し出たいと思うと言い出して長谷部は驚く。
何か問題があったのか、急にどうしてと問い詰めるが燭台切は口を開きたがらない。
言わずにお前が刀解されるというなら、俺も一緒に刀解していただくよう主にお願いする、と言ったらようやく白状する気になったらしいが、それでもひどく言いづらそうに口を開いたり閉じたり、最終的には両の掌で顔を覆ってため息をついた。
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「長船くん、ちょっといい?」
講義が終わり、机の上に広げた教材を片付けて鞄に突っ込んでいる最中、話しかけられて光忠が振りむいた先には見たことのある顔の女性が立っていた。
睫毛がバシバシしており、目にはカラコンが入っていて、髪の毛の先が緩く巻いた、表情と立ち姿からにじみ出る自分に自信があるであろう女性。すこぶる苦手なタイプだ。
しかも、顔を見たことがあるとは言え、確かそうだったはず、程度の記憶しか出てこないような薄い印象しかなく、少なくともこうして話しかけられるような間柄ではない。
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「長船くん、ちょっといい?」
講義が終わり、机の上に広げた教材を片付けて鞄に突っ込んでいる最中、話しかけられて光忠が振りむいた先には見たことのある顔の女性が立っていた。
睫毛がバシバシしており、目にはカラコンが入っていて、髪の毛の先が緩く巻いた、表情と立ち姿からにじみ出る自分に自信があるであろう女性。すこぶる苦手なタイプだ。
しかも、顔を見たことがあるとは言え、確かそうだったはず、程度の記憶しか出てこないような薄い印象しかなく、少なくともこうして話しかけられるような間柄ではない。
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それじゃあまたね、気を付けて帰ってね。
そう言って改札口前で笑顔で手を振る暫定彼氏に「今夜は帰りたくない」と言いたくて言えない夜をもう何度越してきたかわからない。
土曜の終電はさすがに座れないほど人が乗っていることもなく、夜の街並みを背景にした窓には、車内の様子と共に自分の冴えない顔が映りこんでいる。
膝の上に抱えたリュックをぎゅうと抱きしめる。実はこの中に泊まれるだけの準備があると知ったらアイツはどんな顔をするのだろうか。
というか、誘えよ! なんで泊まっていきなよと、その一言が出ない!
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それじゃあまたね、気を付けて帰ってね。
そう言って改札口前で笑顔で手を振る暫定彼氏に「今夜は帰りたくない」と言いたくて言えない夜をもう何度越してきたかわからない。
土曜の終電はさすがに座れないほど人が乗っていることもなく、夜の街並みを背景にした窓には、車内の様子と共に自分の冴えない顔が映りこんでいる。
膝の上に抱えたリュックをぎゅうと抱きしめる。実はこの中に泊まれるだけの準備があると知ったらアイツはどんな顔をするのだろうか。
というか、誘えよ! なんで泊まっていきなよと、その一言が出ない!
パン屋さんの長谷部くん!
燭とへしって立場逆のことが多いから、この二人がどんなふうに接触してどんなお話になるのかドキドキわくわくする…!
パン屋さんの長谷部くん!
燭とへしって立場逆のことが多いから、この二人がどんなふうに接触してどんなお話になるのかドキドキわくわくする…!
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「昼の休憩、行ってきます」
財布の入ったエコバッグを片手に、僕は足取り軽く外へ向かった。オフィスの入り口を抜け、炎天下の大通りを駅に向かって歩く。そして陸橋の2本手前の路地を左へ。
会社から急ぎ足で徒歩7分、年期の入った雑居ビルの1階が目的地――ベーカリー・HASEだ。
ここを見つけたのは先月の初め。信号待ちの間にふと横を見たら「New open」の看板が目に飛び込んできた。珍しいな、こんな所に個人経営のパン屋さんが出来たんだ。そう思って、もっと看板に近づいてみる。
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「昼の休憩、行ってきます」
財布の入ったエコバッグを片手に、僕は足取り軽く外へ向かった。オフィスの入り口を抜け、炎天下の大通りを駅に向かって歩く。そして陸橋の2本手前の路地を左へ。
会社から急ぎ足で徒歩7分、年期の入った雑居ビルの1階が目的地――ベーカリー・HASEだ。
ここを見つけたのは先月の初め。信号待ちの間にふと横を見たら「New open」の看板が目に飛び込んできた。珍しいな、こんな所に個人経営のパン屋さんが出来たんだ。そう思って、もっと看板に近づいてみる。