素晴らしい完成度だ
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15年前くらいから見てたあんちゃんがもう薄汚い白髪混じりの髭面で、しかも仮面で面を隠してモテコンサル勝倉の座談会にコソコソ出てきてネチャネチャ底意地の悪い話しか出来ないアラフォーのおっさんになったなんて認めたくない。少なくとも表面上はTwitterで人生に悩んでるあんちゃんなだけだったはずなのに。時間はなんと残酷なのだろう

一方で、弱い立場からの「どうせ世の中こんなもんじゃないすか」みたいな露悪が叩かれていると嫌な気分になるのだよな。彼／彼女がそう思うに至った境遇を無視して「正論」で殴りつける世間に対して俺はあんまりいい気分になれない。

仮にその主張に批判されるべきところがあるとしても、そういう人間を黙らせる社会を俺はあんまりいい社会だと思ってはいないんだよな。これも変な話かもしれないんだけど。

まあ万事そつなくこなす優等生的な人間に対しても思うところはあるんだけど、この手の「俺はみんなが言わない、言えない本当の話が出来るぜ」みたいな高慢な自意識垂れ流しの露悪以上に癇に障るものもないんだよな。

そんな気持ち悪い自惚れでベトベトの露悪と比べたら、偽善の方が兆倍マシですよ。

複雑なのは、自分達のような満たされたら丸くなってしまいそうな人間は「自分は偽物」というコンプレックスを持っていて、どんなに満たされても悪意を振るえる本物に憧れ目指してしまう傾向があるところだ

なんだかんだ理論武装してはいるが自分達は満たされてねぇからこんなところに吹き溜まってグチュグチュやってるんだけど、なんでも卒なくこなせて女もいて頭良くていいとこ就職して結婚して子ども何人か作っても悪意を振るえる本物っているんだよね