高市氏本人はサッチャーがどうとか言ってるし、東アジア諸国の初の女性リーダー（極右）なので朴槿恵との比較も見かけるが、ぶっちゃけ近年の先進国リーダーで状況的にいちばん近いの、リズ・トラスじゃね…？と思ってしまうが（絶体絶命の保守政党で担ぎ出されるがどうにもならずに爆速辞任した女性首相）

ガラスの天井ならぬ「ガラスの崖」というワードもあるらしいね（危機的な状況で女性や各種マイノリティがトップが登用され、危機的なので普通に失敗し、やっぱ女性/マイノリティは〜みたく言われる理不尽な現象）。その点ではまぁいくらか不憫に思わないこともないけどもね…
www.bbc.com/japanese/633...

まぁぶっちゃけスーパー保守アイランドこと日本で右翼政党になんらかのマイノリティ属性をもつリーダーが誕生した場合、その人は極右だろうな、というのは想定通りといえばそう。
右翼集団においてマイノリティは、他のマジョリティ党員を圧倒するくらい過激なイズムを持ってないと存在できないんだろうね（トランプ政権でいうカシュ・パテルみたいな…）。そう思うと哀れな存在ではある、差別と憎悪を撒き散らしている点で同情には値しないが
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キンメルの復活、
・脚本家や俳優組合や著名人の強い抗議はまず大きかっただろうし、ブルスカでも盛り上がっていた消費者ボイコットも一定は功を奏しただろう、大企業が相手とはいえ社会的アクションが無意味ではない好例、連帯は重要である
・とはいえ一度は異常な理由で大企業が言論を弾圧したという事実が消えることはない、社会へのストレステストは続きそう
・白人男性の有名人はなんだかんだセカンドチャンスが与えられやすい（キンメルがマイノリティ属性であれば普通にそのままキャンセルされてた可能性が高いと思う）
などなど雑感
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参政党が参照したトランプの「とにかく嘘で全ツッパするスタイル」だが、今すごい燃え方してるエプスタイン問題とか見てても「きみらが思ってるほど簡単じゃないと思うよ」とだけは言っておく。
めちゃくちゃな陰謀論はたしかにトランプ躍進の原動力になったが、めちゃくちゃな陰謀論だけあってこじれた時に収集がつかなくなり、ついにはMAGAの牙がトランプに向く事態に。
「嘘やデマ流し放題」はいっけん無敵のポピュリズム戦略に思えるが、「依って立つ基盤が何もない」というのはなんだかんだいって構造的に脆い。だから嘘の匂いを嗅ぎつけよう、サメのごとく
www.bloomberg.co.jp/news/article...

ブラッド・ピット、間違いなくイケメン俳優の代表格ではあるのだが、改めてキャリアで演じた主な役を振り返ってみると相当に独特な色があるよなと。
もちろん王道的なイケメンも色々演じてるんだけど、特にやっぱ（世間的にもだが）ブラピ的にも『ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデンは相当な手応えがあったんだろうなと思う。マチズモのギラつく光がおとす影の中でこそ真に輝く批評的イケメンといおうか。
『F1』のソニーも最初の方とか「いやブラピが負け犬役は存在からして無理があるだろ」という感じなんだけど、あんまイヤミもなく自然にそういう人としてスッと映画に馴染んでいくのは凄い。トム・クルーズ同様、さすがに唯一無二だ

こちらの本↓
『ニック・ランドと新反動主義　現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』

一言で感想を言うと、「つまんねー連中だな…」という思いを新たにした。本がつまらなかったのではなく、反動はしょせん反動なんだなということが、ティールとかマスクみたいな反動テックブロの過去や思想を知ることでむしろ浮き彫りになるっていうか。そういう連中が金と権力だけ持っちゃったがゆえの悲劇が今なんだろうなと。

暗黒啓蒙（書くだけでちょっと恥ずかしい）とか言ってないで人類は真面目に地道に知を蓄積し、自己と互いを啓蒙していくほかない

まぁ真面目に考えてみると、「コナンにめっちゃお客さん入るのでコナンばっかり上映する」は少なくとも短期的な収益を考えれば「正しい」戦略であろうが、「コナンを上映する」は「他の作品を上映しない」とイコールなので、劇場をコナンで塗りつぶすことで、コナンを超えるかもしれない大ヒット作の機会や可能性をみすみす逃しているという考え方もできる。（同日公開の『劇場版　僕とロボ子』に実はコナン以上のポテンシャルがあるという可能性を誰に100％否定できよう。）いくら「売れる＝正義」の世界であっても、一極集中投資にはそれなりのリスクが伴うのが大原則である。いっけんコスパが悪いようでも、多様性はやはり「力」なのだ…。

車の必要性問題にしても、都市vs地方の対立としてセッティングされがちなゆえに荒れやすいのかなと思うが、たとえば

「公共交通機関が比較的充実した（私含む）首都圏の人間は、なるべく車を使わない生活を心がける」
＆
「車の必要性が高い地方住まいの人は車に乗る（そのうえで環境負荷の少ない車を選べる人は選ぶ）」

みたいな方向性は十分可能だし、現にそういう方向に世の中は動いてると思う。環境問題を考えるうえでも、こういう「ゼロ/１００」ではない思考は大事。その際に、従来の社会を形作る強固なシステム（例：車社会）をいったん疑い、相対化する視点が大事なのだが、そこで自分が責められたように思う人も多いのかもね