Writer and Editor. Published works including "Kazuki Yone Art Collection 斬華," "Nakajima Atsuko Art Collection 艶,"and "煌", "Nakamura Tatsunori Art Collection 影炎," WOLF'S RAIN Kawamoto Toshihiro Art Collection -SEEKING "RAKUEN"".
まず、主役の山口馬木也が凄い! 私、中学時代、部活で胴着袴で薙刀を振り回していたのでちょっぴりわかるのですが、日本刀を構えた腰の据わりが自然で、それも含めた姿勢が大変に美しい! 刀の扱いも手慣れた感があり、まさに現代に紛れ込んだ会津武士そのもの!
主人公の高坂に「幕末の武士」という説得力がなければ、この映画は成立しない。その役に山口氏を当てたところで、70%は成功していると思いました。どこから見ても佇まいに侘びの美があるのですが、特に後ろ姿! 持論ながら、武道家の美しさは後ろ姿と足運びにあると思っているので、ビジュアルも所作も完璧でした。
まず、主役の山口馬木也が凄い! 私、中学時代、部活で胴着袴で薙刀を振り回していたのでちょっぴりわかるのですが、日本刀を構えた腰の据わりが自然で、それも含めた姿勢が大変に美しい! 刀の扱いも手慣れた感があり、まさに現代に紛れ込んだ会津武士そのもの!
主人公の高坂に「幕末の武士」という説得力がなければ、この映画は成立しない。その役に山口氏を当てたところで、70%は成功していると思いました。どこから見ても佇まいに侘びの美があるのですが、特に後ろ姿! 持論ながら、武道家の美しさは後ろ姿と足運びにあると思っているので、ビジュアルも所作も完璧でした。
相変わらずの内容の密度。言葉の荒い岳人と引っ込み思案な佳純の発表って大丈夫なのかとハラハラさせつつ、発表に絡めて佳純と姉の関係の変化をじわじわ描くのが憎い!(姉妹の座る位置が変わっていくのが、特に) 大成やコータのように、真耶のその後も忘れず、全登場人物をすくい上げる姿勢に好感が持てました。
相変わらずの内容の密度。言葉の荒い岳人と引っ込み思案な佳純の発表って大丈夫なのかとハラハラさせつつ、発表に絡めて佳純と姉の関係の変化をじわじわ描くのが憎い!(姉妹の座る位置が変わっていくのが、特に) 大成やコータのように、真耶のその後も忘れず、全登場人物をすくい上げる姿勢に好感が持てました。
文字がわかるようになり、勉強を楽しいと感じ、自分のアイデアが上手くいき、部員の皆から部長と頼りにされ、藤竹のような科学者になれるかもと夢を持った岳人。
これまで徐々に太く強くなるよう丁寧に縒られてきた2本の糸がピークに達し、切れた回でした。
変えようのない境遇の中に生きる岳人たちに、知識欲を刺激して、科学への興味の扉を開いた藤竹でしたが、彼は恵まれた学究の徒なのだと思い知らされた回でした。「やめるつもりですか、実験」じゃないのよ。
文字がわかるようになり、勉強を楽しいと感じ、自分のアイデアが上手くいき、部員の皆から部長と頼りにされ、藤竹のような科学者になれるかもと夢を持った岳人。
これまで徐々に太く強くなるよう丁寧に縒られてきた2本の糸がピークに達し、切れた回でした。
変えようのない境遇の中に生きる岳人たちに、知識欲を刺激して、科学への興味の扉を開いた藤竹でしたが、彼は恵まれた学究の徒なのだと思い知らされた回でした。「やめるつもりですか、実験」じゃないのよ。
逆に恒星の重力に束縛されているのが、相澤はじめ科学界で働く人たち。第7話はその対比が顕著に描かれていました。恒星は石神……というより、日本における象牙の塔のあり方でしょうか。「後ろ立てのない人間はああでもしないと研究を続けられない」という言葉で表現されるような。
逆に恒星の重力に束縛されているのが、相澤はじめ科学界で働く人たち。第7話はその対比が顕著に描かれていました。恒星は石神……というより、日本における象牙の塔のあり方でしょうか。「後ろ立てのない人間はああでもしないと研究を続けられない」という言葉で表現されるような。
金髪、イヤーカフにピアス、仕事で汚れた服、目付きも言葉もきつく、一見して不良の岳人が、実は探究心にあふれ、聡明で閃き力もあり、根は優しい。こう書くとフィクションでしかありえないキャラクターだと思うのですが、岳人を地に足つけて生きている人間と感じるのは、小林虎之介さんの力量ですね。
金髪、イヤーカフにピアス、仕事で汚れた服、目付きも言葉もきつく、一見して不良の岳人が、実は探究心にあふれ、聡明で閃き力もあり、根は優しい。こう書くとフィクションでしかありえないキャラクターだと思うのですが、岳人を地に足つけて生きている人間と感じるのは、小林虎之介さんの力量ですね。
今回は、その拠り所であった知識欲を偏見と差別が粉砕しました。定時制高校も高等学校の一形態だと思っていたので、高校生の発表会から定時制という理由で科学部がリジェクトされたことには結構なショックを受けました。視聴者として初めて藤竹先生の憤りと気持ちが合致し、同じように落ち込みました。
今回は、その拠り所であった知識欲を偏見と差別が粉砕しました。定時制高校も高等学校の一形態だと思っていたので、高校生の発表会から定時制という理由で科学部がリジェクトされたことには結構なショックを受けました。視聴者として初めて藤竹先生の憤りと気持ちが合致し、同じように落ち込みました。
でも、2人がぶつかる度に、強い言葉の音波や動作が空気を動かし、教室内に原子レベルの衝突がバチバチ起こっていたと考えると、物理、という気がしました。最後、長嶺がちょこっと内股気味に岳人に寄ると、岳人がするっとちょびっと離れるところ、可愛さが渋滞してましたね。いい爺孫が誕生しました。
でも、2人がぶつかる度に、強い言葉の音波や動作が空気を動かし、教室内に原子レベルの衝突がバチバチ起こっていたと考えると、物理、という気がしました。最後、長嶺がちょこっと内股気味に岳人に寄ると、岳人がするっとちょびっと離れるところ、可愛さが渋滞してましたね。いい爺孫が誕生しました。
養護教諭の佐久間先生も、救急救命の現場で命の選択を迫られ、前の学校では2人の生徒のうち本当に救いを必要とする方を見誤った(と悔いている)。藤竹先生はノートから佳純を「研究」し、彼女を見つけることができましたが、同時に思わず知らず佐久間先生も救うことができたのではないかと思います。
養護教諭の佐久間先生も、救急救命の現場で命の選択を迫られ、前の学校では2人の生徒のうち本当に救いを必要とする方を見誤った(と悔いている)。藤竹先生はノートから佳純を「研究」し、彼女を見つけることができましたが、同時に思わず知らず佐久間先生も救うことができたのではないかと思います。
まだ3人の生徒の事情しか描かれていませんが、凄絶で、解決などできないことばかり。悩み苦しみを抱えた彼らが、でも藤竹先生の理科実験に惹かれてしまうところ、「知らないことを知る」ことは人間の本能的欲求であり、本来、楽しいことなのだ、と説いているよう。味噌汁の積乱雲とか面白すぎます!
まだ3人の生徒の事情しか描かれていませんが、凄絶で、解決などできないことばかり。悩み苦しみを抱えた彼らが、でも藤竹先生の理科実験に惹かれてしまうところ、「知らないことを知る」ことは人間の本能的欲求であり、本来、楽しいことなのだ、と説いているよう。味噌汁の積乱雲とか面白すぎます!
note.com/ffi/n/n2781f...
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