岡田尚子 Naoko OKADA
banner
naoko-o.bsky.social
岡田尚子 Naoko OKADA
@naoko-o.bsky.social
Akashi, Hyogo Pref.
Writer and Editor. Published works including "Kazuki Yone Art Collection 斬華," "Nakajima Atsuko Art Collection 艶,"and "煌", "Nakamura Tatsunori Art Collection 影炎," WOLF'S RAIN Kawamoto Toshihiro Art Collection -SEEKING "RAKUEN"".
『侍タイムスリッパー』は気迫の映画でした。
まず、主役の山口馬木也が凄い! 私、中学時代、部活で胴着袴で薙刀を振り回していたのでちょっぴりわかるのですが、日本刀を構えた腰の据わりが自然で、それも含めた姿勢が大変に美しい! 刀の扱いも手慣れた感があり、まさに現代に紛れ込んだ会津武士そのもの!

主人公の高坂に「幕末の武士」という説得力がなければ、この映画は成立しない。その役に山口氏を当てたところで、70%は成功していると思いました。どこから見ても佇まいに侘びの美があるのですが、特に後ろ姿! 持論ながら、武道家の美しさは後ろ姿と足運びにあると思っているので、ビジュアルも所作も完璧でした。
December 23, 2024 at 8:54 AM
『宙わたる教室』第10話。そうきましたか!!のJAXAとの協働。あかつきの試料採取装置の打ち込みに岳人と長嶺が苦心した発射装置が、火星環境下での実験に重力可変装置や火星の土が応用できる、と!  第7話で採取装置に悩む相澤チームと科学部の試行錯誤が交互に描かれたのは、ここへの導線でしたか。

相変わらずの内容の密度。言葉の荒い岳人と引っ込み思案な佳純の発表って大丈夫なのかとハラハラさせつつ、発表に絡めて佳純と姉の関係の変化をじわじわ描くのが憎い!(姉妹の座る位置が変わっていくのが、特に) 大成やコータのように、真耶のその後も忘れず、全登場人物をすくい上げる姿勢に好感が持てました。
December 12, 2024 at 9:29 AM
『宙わたる教室』第9話「恐竜少年の仮説」。これだけの内容が45分間に収まったことに、まず拍手! 脚本もですが、演出と編集が並々ならぬ腕前。そして、これ以上、この場面が続くと、痛い、つらい、あるいはダレる……という手前で切り替える、その塩梅が、毎話思いますが、今話は特に冴えてました。
December 12, 2024 at 9:18 AM
『宙わたる教室』第8話。朝から仕事をして、夜に学ぶという定時制高校で、さらに部活で一から実験装置を作る等の無茶により蓄積した疲労。
文字がわかるようになり、勉強を楽しいと感じ、自分のアイデアが上手くいき、部員の皆から部長と頼りにされ、藤竹のような科学者になれるかもと夢を持った岳人。
これまで徐々に太く強くなるよう丁寧に縒られてきた2本の糸がピークに達し、切れた回でした。

変えようのない境遇の中に生きる岳人たちに、知識欲を刺激して、科学への興味の扉を開いた藤竹でしたが、彼は恵まれた学究の徒なのだと思い知らされた回でした。「やめるつもりですか、実験」じゃないのよ。
December 2, 2024 at 9:44 AM
『宙わたる教室』第7話「浮遊惑星のランデブー」。ポイントは「惑星程度の質量でありながら〜特定の恒星の重力に束縛されることなく銀河を漂っている」自由浮遊惑星。それは藤竹であり、伊之瀬であり。科学部メンバーも社会からはじき出された、はぐれ惑星と言えるかもしれません。「ランデブー」は藤竹と伊之瀬の再会でしょうか。

逆に恒星の重力に束縛されているのが、相澤はじめ科学界で働く人たち。第7話はその対比が顕著に描かれていました。恒星は石神……というより、日本における象牙の塔のあり方でしょうか。「後ろ立てのない人間はああでもしないと研究を続けられない」という言葉で表現されるような。
December 2, 2024 at 9:41 AM
『宙わたる教室』第6話。学校が舞台なら、男子生徒同士の青春友情物語とかあってもいいんじゃない、と思っていたら、6話にして実現しました😊 全日制と定時制で、机に忘れられたグラフの紙を介してのマウント取り合い交換日記🤭 「そうそう、こんな岳人が見たかった!」が満載のエピソードでした。

金髪、イヤーカフにピアス、仕事で汚れた服、目付きも言葉もきつく、一見して不良の岳人が、実は探究心にあふれ、聡明で閃き力もあり、根は優しい。こう書くとフィクションでしかありえないキャラクターだと思うのですが、岳人を地に足つけて生きている人間と感じるのは、小林虎之介さんの力量ですね。
December 2, 2024 at 9:34 AM
『宙わたる教室』第5話。このドラマは、定時制高校を舞台に、社会に在るさまざまな差別や格差を浮き彫りにしてきました。それらを安易に解決させようとはせず、彼ら彼女らが抱える問題はそのままに、人の知識欲を刺激することで、苦しみに囚われない意識の持ち方を示してきたように解釈しています。

今回は、その拠り所であった知識欲を偏見と差別が粉砕しました。定時制高校も高等学校の一形態だと思っていたので、高校生の発表会から定時制という理由で科学部がリジェクトされたことには結構なショックを受けました。視聴者として初めて藤竹先生の憤りと気持ちが合致し、同じように落ち込みました。
December 2, 2024 at 9:31 AM
『宙わたる教室』で気になっているのが、藤竹先生の目。眼鏡の加減もあるでしょうが、虹彩が塗りつぶされたように黒い。光が入っていることも少なくて、「半歩外」を感じる所以です。夜のシーンが多く、画面も照度彩度共に抑えめなので、そう見えるのか。これから変化するのか。個人的に注目ポイント。
December 2, 2024 at 9:30 AM
『宙わたる教室』第4話。世代間の衝突と天体の衝突を重ねたエピソード。「天体の衝突は時にさまざまな生物の絶滅の原因になる。しかし、同時に、新しい別の何かの始まりでもある」。長嶺と岳人の衝突に、また大きなものをオーバーラップさせるな〜。生物、絶滅させないで〜と思ったのは内緒です😅

でも、2人がぶつかる度に、強い言葉の音波や動作が空気を動かし、教室内に原子レベルの衝突がバチバチ起こっていたと考えると、物理、という気がしました。最後、長嶺がちょこっと内股気味に岳人に寄ると、岳人がするっとちょびっと離れるところ、可愛さが渋滞してましたね。いい爺孫が誕生しました。
December 2, 2024 at 9:28 AM
『宙わたる教室』第3話「オポチュニティの轍」。オポチュニティは火星探査車の名前ですが、「機会」「チャンス」という意味があります。自分の前に現れるさまざまな「機会」の、どれを選ぶのか。佳純の前に現れたのは、真耶と藤竹先生。どちらを機会と捕らえるかで、佳純のその後は変わったでしょう。

養護教諭の佐久間先生も、救急救命の現場で命の選択を迫られ、前の学校では2人の生徒のうち本当に救いを必要とする方を見誤った(と悔いている)。藤竹先生はノートから佳純を「研究」し、彼女を見つけることができましたが、同時に思わず知らず佐久間先生も救うことができたのではないかと思います。
December 2, 2024 at 9:25 AM
『宙わたる教室』1・2話視聴。新宿の定時制高校に集うさまざまな年齢・職業の生徒たちの事情や事件を解きほぐしていく。テーマはありがちですが、この作品がすごいのは、先生がきちんと授業をして、生徒に知識を授けているところ。学園もので、生徒にも視聴者にも学ばせる作品って希少だと思います。

まだ3人の生徒の事情しか描かれていませんが、凄絶で、解決などできないことばかり。悩み苦しみを抱えた彼らが、でも藤竹先生の理科実験に惹かれてしまうところ、「知らないことを知る」ことは人間の本能的欲求であり、本来、楽しいことなのだ、と説いているよう。味噌汁の積乱雲とか面白すぎます!
December 2, 2024 at 9:20 AM