出た当時にストレートに組んだけど、とある縁で組みかけのをもらったのでやりたかった改修に手をつけてみる。

作例とかでもあんまり手を入れたのが無いので（締切までの時間だったりあとまぁなんかしがらみあってそこまで手を入れた作例が出せないとかね）参考になる前例が少なくて、自分の好きなラインでうまくまとまるかどうか怪しいけど、プラキットはこうやってイジってやるのも楽しいね。

スミイレしなくてもこのくらいの影ができるくらいに手を入れるのがデフォ。
あんまり認められないかもしれないけれど、なんつーか微細気泡や大きな欠けがなく、段差もパテ盛り加工必要無いくらいの抜きの良いキットだったら、こうやって彫り込んだ自然な陰影だけで組み上げて完成ってしてもいいなと思ってたり（実際は全パーツそんないい抜きの状態のキットに出会えんので難しいわけですがー）

このへんまで来ると、あとは地味ーな表面処理ですなー。
軽くペーパーは当ててるけど微細気泡が地味に多いんでめんどくさそうだ…

バックパックはキットのままだとセンターにポリキャップで固定なんですが、回転しちゃうのでネオジム2個に。
色々クリ抜いたりして軽量化してますが、思ったより隠れる面が少なくてあんまり効果なかったかも（バックパックが背中全面ではなくやや下に下がってついてるので両方とも露出する面が結構あった）。
3ミリが2個なのでバックパックだけ持って本体を支えることが可能な磁力！
バズーカ基部の差し替えも特に問題無し。

武器大きめで力強い！
ビームライフルのEパックはパーティングラインの処理のために分割。
ライフル全体にズレが入っててなかなか厄介だった…。

両手がついた。
腰アーマーをつけてないのでちょっとその辺の貧弱さが目立つけど、全体的にはとてもマッシヴ。
腰後ろのアーマーは元のままだと腰基部に一体で成形されてんですが、ヒケやらズレやらの処理が厄介だったので切り離して処理。
バズーカーの接続はネオジム磁石にて差し替えにしたけど、重量もあるし支える部分が小さいので上下で挟み込む形に。
説明書や完成見本画像通りに弾倉がシールド側になるようにしたんだけど、設定画だと逆でやんのーー！

腕部取り付け。
インストの方法では歪みやズレで無理ｹﾞだったので変更。
塗装しやすさも考慮した最近のガンプラ的な構造に。
バックパックと上半身は本体で隠れるあたりからゴリゴリ肉抜きして軽量化したけどそれでもやっぱり若干バックヘビーだなぁ。
その対策なのか踵パーツがやや後方に長めに造形されてるんだけど、ちょっと足首のボリューム過多なので小型化するかどうか検討中。

なんとなくこっちでだけ。
おそらく90年代からGKを扱っているお店に行けば高確率で店頭に鎮座ましましているのをみる機会があったであろうBクラの1/144のフル可動のMS系キット。
HGUCも始まっていない時期で、キットの出来が微妙だったMSをフル可動でリリースしていて結構な数が出ていたがその割に完成品はほとんど見かけない悲しいキットたち。
ま、正直GKっていう形態の常で歪みやズレなども多いキットで、可動ギミックというそれなりに精度が求められる構造の場合あんまり相性が良く無いのは否めないところで、おまけに軸可動部は挟み込みも多々あって組み立てもなかなか厄介とあってはそりゃまー今更作らないよね。

チマチマ