『記憶と忘却』
「伝わる人には、伝わってるよね……良かった……」記憶を失っても、その人間たらしめる感性は残るラスティカ。

「俺のことを覚えていないことより、誰かの記憶が、誰かが消えた後も、置き去りにされて捨てられたような、気がしたのかもしれません｣
ミスラの台詞、まだ完全に理解できてない！記憶への哀愁、幼少期の頃大切にしていた🧸の存在が徐々に持ち主の記憶から薄れて捨てられたみたいな感じの例え話？

表向きは｢信頼値｣によって強さを得た「ヒーロー｣はどうあるべきか、を問われていると思って見ていた。実際はかなりダークな作品だった……。勝手にヒーローに仕立て上げられる癖に、信頼失ったら能力という名の社会的地位も消える時点でかなりシビアな世界観ではある。SNS拡散＋炎上や誹謗中傷が取り扱われてるのも現代っぽい。
誰でもヒーローを志していい！みたいな前向きなメッセージを伝えたい、とかでは全くないね。コンセプトが大衆受けでないのはおそらく運営が強気。

『怪物』『シックス・センス』『サマータイムレンダ』『なく頃にシリーズ』『時光代理人』『ラストナイト・イン・ソーホー』あたりの、視点が切り変わる思考型ミステリ作品が好きな私にはクリティカルヒット。ただ、1話から数話分の3dリアル作画が苦手な人は最初ちょっと苦しいかも……。
あとは2クールあるため、真相にたどり着くまでが長い。時系列整理苦手な人はおそらく途中で"飽きる"作品なので勧めにくいのがネック。

斎宮宗の芸術論と人間性の話が好きだ

前夜祭フライングしていい？
明日お誕生日おめでとう！！！！！！