そんな言い方、卑怯だ。
「.....私も、好きだよ」
やっと絞り出した言葉。一泊置いて、アカアシくんが息を吐く。それから安心したように笑い、
「...良かった」
と柔らかい笑顔を向けられた。
たまたま聞いてしまった無事での恋バナは、私たちの関係を変えるきっかけとなった。
そんな言い方、卑怯だ。
「.....私も、好きだよ」
やっと絞り出した言葉。一泊置いて、アカアシくんが息を吐く。それから安心したように笑い、
「...良かった」
と柔らかい笑顔を向けられた。
たまたま聞いてしまった無事での恋バナは、私たちの関係を変えるきっかけとなった。
「マネージャー」
振り向くと、アカアシくんが立っていた。
「...さっきの、聞いてました?」
心臓が跳ねる。どう答えたらいいのか分からず、戸惑いながらアカアシくんを見つめる。
「聞いてないならいいんです」
そう言って背を向けようとするアカアシくんに、
「...聞いてたよ」
と小さく答えると、アカアシくんは一瞬だけ目を伏せた。
「そうですか」
沈黙が流れる。何も言わない私に、アカアシくんが不安そうに眉を寄せる。
「...返事、くれないんですか」
静かな声。でも胸の奥まで届くと思い言葉。
「マネージャー」
振り向くと、アカアシくんが立っていた。
「...さっきの、聞いてました?」
心臓が跳ねる。どう答えたらいいのか分からず、戸惑いながらアカアシくんを見つめる。
「聞いてないならいいんです」
そう言って背を向けようとするアカアシくんに、
「...聞いてたよ」
と小さく答えると、アカアシくんは一瞬だけ目を伏せた。
「そうですか」
沈黙が流れる。何も言わない私に、アカアシくんが不安そうに眉を寄せる。
「...返事、くれないんですか」
静かな声。でも胸の奥まで届くと思い言葉。
「仕事に真面目で、選手のことちゃんと見てて。細かいところに気づいてくれるの、あの人だけなんで」
淡々とした口調なのに、言葉の一つひとつが私の胸に突き刺さる。
「...好きです。結構、前から」
顔が熱くなるのがわかる。でも私はただのマネージャーで、アカアシくんは全国を目指す選手で。釣り合うわけもないのに。
「告らねーの?」
「タイミング、見てます」
そこで足音が近づく。私は慌てて踵を返し、その場を離れた。
ーー聞かなかったことにしよう
そう思ったのに、私の心臓は落ち着かなかった。
・・・
「仕事に真面目で、選手のことちゃんと見てて。細かいところに気づいてくれるの、あの人だけなんで」
淡々とした口調なのに、言葉の一つひとつが私の胸に突き刺さる。
「...好きです。結構、前から」
顔が熱くなるのがわかる。でも私はただのマネージャーで、アカアシくんは全国を目指す選手で。釣り合うわけもないのに。
「告らねーの?」
「タイミング、見てます」
そこで足音が近づく。私は慌てて踵を返し、その場を離れた。
ーー聞かなかったことにしよう
そう思ったのに、私の心臓は落ち着かなかった。
・・・