栗林
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栗林
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終わるまではすべてが永遠
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そう、まだエヴェレットという著者をわかった気にはなれず、私も『消失』は積んでいる
February 4, 2026 at 12:26 PM
この二年に出まくっていたモキュメンタリーホラー小説、途中から食傷気味になってきたのは何度か言っている通りだが、いっとき本当に出るやつ次々買い集めていたのでまだ積んでいるのがあるのである 本当に買うのをやめたのはもっと後
February 4, 2026 at 10:26 AM
パーシヴァル・エヴェレット『赤く染まる木々』白人男性の他殺体が発見されて、その傍らで七十年前にリンチにより惨殺された黒人少年に酷似した遺体が発見される。少年は死んだ男から切り取った睾丸を握っていた。男性を殺害したあとで少年が自害したという見方が強まる一方、目を離した隙に少年の遺体がどこかへ消えてしまう。一体どこへ消えたのかと頭を悩ませていた警察官たちに重ねて一報が入る。別の白人男性が他殺体で発見され、隣には同様の黒人少年によく似た遺体が転がっていたという。 先月に読み終えているが 個人的には話の内容は『ジェイムズ』より好きなんですよね。殺人事件らしきものが起こり、警察が捜査に乗り出し、
February 4, 2026 at 9:57 AM
『洗礼ダイアリー』の「いけてなくても自撮りしていいのに知らぬうちに内外から抑圧を受けていてなんかダメみたいな雰囲気があるよね」的な話の章、高瀬隼子『ふたえ』のことを思い出して似たこと言ってるよなあと思った。『ふたえ』は普通の(恵まれている/恵まれていないに依らない容姿の)おじさんであるところの主人公の父親が、知らん間に二重整形してたところから始まる話なのだが。醜い容姿ならやる理由があるの?老いが迫っているおじさんだから否定されてしまうの?って 周囲が「理由」を詮索してしまう、誰にでも開かれているのに。醜いかあるいは年若い女子なら聞かれないようなことが。
January 29, 2026 at 2:42 PM
空木春宵といえば『R_R_』も音楽にまつわる短編で面白かったよな。あれはわかりやすく実験小説だった。ちょっとアンソロジーに寄稿しているものが増える一方の気がするから早くどうにか一冊で読めるようにならないかな……。
January 21, 2026 at 2:17 PM
確かここに収録されている『黒い安息の日々』が日本推理作家協会賞とってたと思うけど、個人的にはこの著者の(映画的)人間ドラマなどの方が好みで当該作はあまりピンと来ず。端的にいうとゾンビ風船の話の方が好きだったかも。
January 21, 2026 at 2:13 PM
異形コレクション メロディアス、全部読んだ。良かったのは坂崎かおる『エリーゼの君に』、平山夢明『楽庭浄土』、澤村伊智『僕はここで殺されました』などだが、特に好きだったのは空木春宵『h○le(s)』。躰に孔を開けることをライフワークにしてしまった女の自分語りと、“この世で唯一の音色を持った楽器”としての人間に魅せられたライターによる記事を交互に差し込んで構成されている。物語として仕組まれた楽器としてのミステリアスさに阻まれて、女がどう生きてきたかの本質的な話がなかなか見えてこない。空木春宵がアンソロジーに寄せる実験小説の中ではシンプルかつ技巧的だが、試みは成功しているし締めも印象に残った。
January 21, 2026 at 2:09 PM
坂崎かおる『エリーゼの君に』ノスタルジックで、怖くて、時間のマジックと小説のマジックとの両方に惑わされて、すごく良かった!「エリーゼのために」って音楽室系の怪談の定番なのに、この短編では固定電話の保留音がメイン。坂崎さんは「ベルの音」というのがタイプライターのベルだったのなどもそうだったけど、何かのワードでイメージできるものの対象が、ちょこっとだけハズシをかましているのが好きだ。想像つかないような乖離はしていないけれども、直球すぎないというか
January 16, 2026 at 4:59 PM
異形コレクションの新刊 “グランドホテル極”を手に入れたのだがなんだかんだ前回の“メロディアス”自体を放置し続けていたので先にそちらを読んでいる。最初に収録されている梨の作品は天使の声と言われる不協和音の解説動画を文字起こしした小説という短編で、ホラーとしてはまあ普通、そんなに怖くないし……という感じ。だけど序盤の「どんな音が鳴っているのか直接知らなくても、踏切の音はみんな等しく不気味な心地がしている」みたいな一般論を解説しているのがいわゆる【ゆっくり解説】なのが面白い。
January 16, 2026 at 4:52 PM
しかし普通に別の作品も読みたくなっているため終刊した某ことばとの最終号も読まんとな……
January 7, 2026 at 2:38 PM
わからない、スピン掲載作も面白いと思っているので、これは自分が『銭湯』が好きすぎるだけかも。『銭湯』は本当に面白い小説で、文体も好きなんだけど出てくる人間みんな面白いのがポイント高い。笑文学アンソロジーも楽しみだけど、次の作品集はやく出て欲しいと思ってる。
January 7, 2026 at 2:27 PM
話はすごく良かった。ただ、失礼ながらこの話とこの文体の相性があまり良くない気がした。例えば著者の『銭湯』はほとんどひとところに留まっている主人公のところに入れ代わり立ち代わり誰かしらが訪れて、去って、去ったのを起点にまた人が現れて……という一連のストーリーが読点に結ばれたひと繋がりの文章とマッチして「心理的ロードムービー」に読むに相応しい読み心地を生んでいた。この小説は主人公とタナザワの二人の会話で話を動かしているのだが、同じ文体の形式を使うと全体的にダラダラ感が増して感じる。こんなに短い小説なのに……。
January 7, 2026 at 2:23 PM
福田節郎『我々に罪はない』(スピン11号) 福田節郎の短編を読みたくなった為引っ張り出してきた。“俺”とタナザワは大学時代のサークル同期であるサトウの通夜に出席する。そのあとの飲み会を経て終電を逃した“俺”はタナザワ宅に泊まることに。タナザワの家には妙な仏壇があった。タナザワ曰く、自分にはどうしても死んでほしい人がいて、その人が死にますようにと手を合わせて祈る為のものだという。 タナザワが「自分はまだ死ぬ訳にはいかない」と語る理由、その家にある仏壇の機能、死んでほしいと祈ることは罪なのか?という話。全てが効果的に主題に絡んでいてそこは読み応えがあった。罪と罰の釣り合いについての掛け合いも。
January 7, 2026 at 2:20 PM
色々考えたので、最初はTwitterに持ち込もうと思って書き溜めたんだけどあまりに字数が多くなって纏めづらかったから字数多い方に投稿しました……。実は短編しか読んだことのない著者だったのですが 小説が上手い!凄かった、面白かったとは違うけども、読む手が止まらなかった。
January 6, 2026 at 2:58 PM
葉真中顕『家族』 実話犯罪をベースとしたフィクションは、展開だけ列挙するとWikipediaを読むのとあまり変わらない。だから肝は、物語の構成、それからどんなエピソードを取り入れてフィクションとして形作るかだと思う。特にこの小説は事件周辺の人間関係などに脚色がなく、余計にそれを感じた。その上で構成が凄いのだが、そう思った理由は主にふたつ。
January 6, 2026 at 2:54 PM
どっちの事件も主犯の気に入る/気に入らないが運でしかなくて、いつどこで取り込まれるかわからんのよな。クレーム対応からだったり遠い親戚からだったり接触理由が幅広すぎる。こんなん外出が怖くなる。
January 5, 2026 at 2:05 PM
多分寄居虫女とか殺人鬼フジコの二作目のインタビューセルとかは北九州なんだよ、『修羅の家』もそうだったと今まで思っていたけど前者二作より『家族』と近い雰囲気あるからわかんない。『修羅の家』は途中で「実はここにはこういう裏があって」ってミステリ的な切り替わりがあってから、急に主犯のモンスターだと思ってた女が色恋に狂っていたり他者に依存していたりする面を出し始めてサスペンスホラーじゃなくなった。2/3ほど読んだけど『家族』は今のところサスペンスホラーです。
January 5, 2026 at 2:02 PM
葉真中顕の『家族』、実話犯罪をベースにしているということだしあらすじの家族乗っ取りとか相互虐待とかで北九州監禁殺人事件なのかと思ったら尼崎連続変死事件なのか……こんな紛らわしいほどの事件が一件に限らず起きているの最悪という他ない
January 5, 2026 at 1:52 PM
『初恋』の、口の中に髪の毛生えてきたとこがアンソロジー内で一番怖かった 私は嫌なものが怖い 嫌だから
January 4, 2026 at 8:33 AM
小田雅久仁に「好きな小田雅久仁」「全然評価できない小田雅久仁」「気持ち悪いが理解できる小田雅久仁」「何言ってんのかわからん小田雅久仁」があって、ここに収録されているのは何言ってんのかわからんやつだった 理解できないとかじゃなくて、途中まで普通だったのに……?という様子の変容で
January 4, 2026 at 8:31 AM
久しぶりにアンソロジーとしての始めと締めの呼応で興奮してしまったな なんか……普通……?と思ったものもあったと思っているのに、全体で見たらめちゃくちゃええもん見た、完成されたアンソロジーだった気がしている
January 4, 2026 at 8:29 AM
堀井拓馬『異形に涙は流せない』にも痛みの話が出てくる。そちらもおすすめ。
January 4, 2026 at 8:25 AM
ハヤカワ文庫のSFアンソロジーシリーズ『恐怖とSF』、最初の梨作品だけ読んで放置していたのでやっと読み進めている。購入はしていた(斜線堂有紀の載っているアンソロジーは一旦読むと決めている為) このシリーズは前から大まかなジャンルでアンソロジー内の雰囲気が区切られているのだが、最初の方のジャンルが自分の中であまり刺さらなくて作品群はどれも特筆するほど悪くないのにイマイチ盛り上がんないな〜という感じがあった。後半のジャンルの方が自分向け。右肩上がりに良くなった。面白かったな。
January 4, 2026 at 8:24 AM
SFかどうかでいうと奇想の取っ掛りは明らかにSFなんだけど、説明せずに現象として描いて数ページで閉じる話が多く、そのキッパリした感じは星新一のSSみたいだ。 ちょろっと語って終わる2〜5ページほどの短編は幕引きの仕方が斜線堂有紀の不純文学っぽいかな、あれもこういう終わり方するよね。『外』とか『ディレクターズカット』とか。こういうのいいよな〜
『銀河の果ての落とし穴』以来のエドガル・ケレット『オートコレクト』読んでるけど、以前のものより全面的にホロコーストの話だ!っていうのは少なくて、なのにめちゃくちゃ戦争が影を落としている様がありありと見える短編がさらりと挿し込まれていて、こちらの方が好きかもしれない。じゃあテーマ性が回りくどいかって、そんなこと全然ないんですよ。一部にパンデミックの小説が含まれているからそのせいもありそう。
December 29, 2025 at 4:16 PM
『銀河の果ての落とし穴』以来のエドガル・ケレット『オートコレクト』読んでるけど、以前のものより全面的にホロコーストの話だ!っていうのは少なくて、なのにめちゃくちゃ戦争が影を落としている様がありありと見える短編がさらりと挿し込まれていて、こちらの方が好きかもしれない。じゃあテーマ性が回りくどいかって、そんなこと全然ないんですよ。一部にパンデミックの小説が含まれているからそのせいもありそう。
December 29, 2025 at 4:10 PM