ずっと兄が自分にくれていたものと同じ暖かさにrnは寂しさを感じ、目の奥が熱くなるのを感じ青年へ何か言ってやろうとした瞬間遠くから「おーい、isgー!」と呼ぶ声に青年が反応し立ち上がった。
「やべっ!!」
焦った様子の青年は「じゃ!」と声の方へと走り出した、声を掛けようとしたがそれよりも早く背中が小さくなっていくのをrnは見送り、去っていく背中に書かれた学校名をしっかりと目に焼き付けた。
「...帰ろ」
そしてrnは巻かれたマフラーに顔を埋めて帰宅の準備を始める。
次会う時、マフラーを返そう、そして名前を聞こうとrnは心に決めた。
ずっと兄が自分にくれていたものと同じ暖かさにrnは寂しさを感じ、目の奥が熱くなるのを感じ青年へ何か言ってやろうとした瞬間遠くから「おーい、isgー!」と呼ぶ声に青年が反応し立ち上がった。
「やべっ!!」
焦った様子の青年は「じゃ!」と声の方へと走り出した、声を掛けようとしたがそれよりも早く背中が小さくなっていくのをrnは見送り、去っていく背中に書かれた学校名をしっかりと目に焼き付けた。
「...帰ろ」
そしてrnは巻かれたマフラーに顔を埋めて帰宅の準備を始める。
次会う時、マフラーを返そう、そして名前を聞こうとrnは心に決めた。
先程まで青年の首にあったせいか暖かく、優しい柔軟剤の匂いに思わず動きを止めるrnはハッとし「要らねぇよ!」と吠えてみせるが、青年は「じゃ捨てていいよ」と言うのだ。
例え見ず知らずの相手であろうと、大切にしていると思われる物をはいそうですか、と捨てられるほどrnも非道ではない。
困惑するrnに反し青年は寒さから赤くなった鼻を鳴らし、rnの頭をそっと撫でた。
「何があったか知らないけど、風邪ひくからもう帰れよ?」
先程まで青年の首にあったせいか暖かく、優しい柔軟剤の匂いに思わず動きを止めるrnはハッとし「要らねぇよ!」と吠えてみせるが、青年は「じゃ捨てていいよ」と言うのだ。
例え見ず知らずの相手であろうと、大切にしていると思われる物をはいそうですか、と捨てられるほどrnも非道ではない。
困惑するrnに反し青年は寒さから赤くなった鼻を鳴らし、rnの頭をそっと撫でた。
「何があったか知らないけど、風邪ひくからもう帰れよ?」
「あ...?うぜぇ、失せろ」
今誰とも話したくないというのに、青年の瞳が本気でrnを心配しており惨めさを募らせる。
「でも...雪、降ってるし」
突き放すように言ったはずだが、青年はおろおろとした様子でrnを気にするものだからイライラと怒りが滲む。
「だから何だよ、お前に関係ないだろ」
ほっとけよ、と言い立ち去るように手をしっしっと払うようにした。
すると青年は少し考えた後、rnと同じ目線になるようしゃがんだ。
「あ...?うぜぇ、失せろ」
今誰とも話したくないというのに、青年の瞳が本気でrnを心配しており惨めさを募らせる。
「でも...雪、降ってるし」
突き放すように言ったはずだが、青年はおろおろとした様子でrnを気にするものだからイライラと怒りが滲む。
「だから何だよ、お前に関係ないだろ」
ほっとけよ、と言い立ち去るように手をしっしっと払うようにした。
すると青年は少し考えた後、rnと同じ目線になるようしゃがんだ。
有難い……
本当予兆なく突然🔐されてビビった……、なんなんだろ、本当……
有難い……
本当予兆なく突然🔐されてビビった……、なんなんだろ、本当……
「seころさんってどんな人だろ…」
41はそんなことを思いながら推しの話で盛り上がった。
「rnさん、お願いします」
かけられた声に顔を上げたrnは、不機嫌さを隠さずスタッフへ舌打ちをし操作していたスマホをテーブルに置いた。
その画面にはSNSでのメッセージのやり取りがされていた。
彼のアカウントの名前は
『seをコロしたいくらい推す』
アイドルrnであり、兄seのファンで、41の同志であり、
まだ顔も知らない41に恋心を寄せていた。
「seころさんってどんな人だろ…」
41はそんなことを思いながら推しの話で盛り上がった。
「rnさん、お願いします」
かけられた声に顔を上げたrnは、不機嫌さを隠さずスタッフへ舌打ちをし操作していたスマホをテーブルに置いた。
その画面にはSNSでのメッセージのやり取りがされていた。
彼のアカウントの名前は
『seをコロしたいくらい推す』
アイドルrnであり、兄seのファンで、41の同志であり、
まだ顔も知らない41に恋心を寄せていた。
そんなこと思いながら送られてくるコメントの返信をしていると、見慣れたアイコンに41は思わず笑みを零した。
『seの方がかっこいい』
このツンとした文面は、41がアカウントを作った当初から知っているse推しの人のもので、初めはrnを貶す発言が多く41は堪らず文句を言い、互いに言い合いをした末に互いの推しを推す同志となっていた。
「seころさん!」
seをコロしたいくらい推すという物騒な名前の相手は、41と同じ男性でありながら2人を推す数少ない男性ファン。
そんなこと思いながら送られてくるコメントの返信をしていると、見慣れたアイコンに41は思わず笑みを零した。
『seの方がかっこいい』
このツンとした文面は、41がアカウントを作った当初から知っているse推しの人のもので、初めはrnを貶す発言が多く41は堪らず文句を言い、互いに言い合いをした末に互いの推しを推す同志となっていた。
「seころさん!」
seをコロしたいくらい推すという物騒な名前の相手は、41と同じ男性でありながら2人を推す数少ない男性ファン。