赤飯
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赤飯
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Twitterがダメになった時用に作成したので今のとこ避難所扱いでこちらの更新ほぼないです。
出モグ🍑🌰Only/成人済30↑/
イカク会の参加費🙂‍↕️🙏
December 20, 2025 at 12:19 PM
「着た証拠を撮って来いって教授に指示…言われてるんだけど…」

一回だけでもいいから、着てくれないか…?とお願いされてしまえば俺の中には、はい、着ます以外の選択肢は当然のようになかった。

写真はダブルピースで、真木とも一枚撮るのに成功

「(…モグラが真っ白な服着てるの見慣れないな…)」
「(なんか丈長いなこれ…)」
December 20, 2025 at 12:16 PM
「あぁ…、でもまあ珍しいが似合ってると思うぞ?レッサー渋滞してるようにも見えるが…というかわざわざ見せに来てくれたのか?」お洒落事情もわかり一安心だが、まっすぐ帰らず俺のところに来てくれたのは他に理由があるのではと期待してしまう。内心ドキドキしながら真木の返事を待てば、真木は眉を下げて実は……とリュックの中からビニール袋をとりだした。

「実はこのレッサーパンダ服、俺と八重ちゃんの他にモグラの分もあって…」
「……俺の……?」

予想外の言葉に目を丸くする。俺はレッサーパンダよりは土竜なのだが…と戸惑っていれば真木は俺にビニール袋を押し付けると両手を合わせて上目遣いで俺を見た。
December 20, 2025 at 12:16 PM
マフラーとは違い色彩が鮮やかではなく重めであるが普段とは違う色は目を引く。胸元にはローマ字でIKAKUと描かれそして腹まわりにはレッサーパンダが二匹いた。一匹は威嚇しもう片方が負けて倒れている。

「二人のパーカーを探してる時にたまたま見つけたみたいで…着てみて欲しいって頼まれたんだ」
「…八重ちゃんが喜びそうだな…」
「うん、めちゃめちゃ喜んでた…。しかも奥さんからこれクリスマスプレゼントって事で貰えたんだ。でも自分じゃ着ない色だから違和感がすごくて…でも裏起毛生地で温かいから着替えるのも億劫で…」
December 20, 2025 at 12:16 PM
「今教授の奥さんが梗史郎と詩魚ちゃんに動物パーカーを着せるのがブームみたいで…」
「動物パーカーってなんだ?」
「正確な名称かはわからないけど俺が見たのは猫と犬の耳や尻尾をフードと裾につけたやつだった」
「あー、あれか。たしか似たようなのを梗ちゃんが赤ん坊の時作ってやったな」

柄違いも作ってみたがナベシマがハチワレ柄以外お気に召さなくてビリビリに裂かれた記憶を思い出しながら頷けば、それが俺まで対象になったらしい…とそう言って真木がコートのボタンを外して、中を見せるように開いた。

「………レッサーパンダだな」
「……うん」

開いた先一番に飛び込んで来たのは赤色。
December 20, 2025 at 12:16 PM
良く似合っている寒さで着込むのはわかるがいつもがシンプルもこもこだとすると、今日はかわいくもこもこしているので、もしかして誰かの為の装いではなかろうな?という勘繰りのもとその疑問を口に出せば真木はマフラーを外しながら気まずそうに頬をかいた。

「あー…うん。実はさっきまで八重ちゃんと教授の家にいて…」
「家、ってことは猫附家にか?そりゃまた珍しいな?」

藤史郎のゼミ生であり生徒でもあるから交流があるのは当然として家にまで招かれるのは珍しい。家業が家業なので、まあ事情を知っている分一般の生徒より誘いやすいのはわかるが家に呼ばずとも大学で事を済ませればいい話では?と首を傾げつつ言葉を待った。
December 20, 2025 at 12:16 PM
そのまま中に入り戸を閉めた想い人…真木が靴を脱いでいつもの定位置と化した番台の前に座ると肩から降りてきたマギーくんが膝の上で丸まった。いつもなら動き回るのにどうやら想像以上に外は寒いようだ。真木の顔も寒さで赤みがかかっていて可哀想でありかわいい。……それにしても、だ。

「今日、真木にしてはいつもよりお洒落じゃないか?」

真木はシンプルな服装を好んでいる。基本黒しか着ないし原色を使ってるのは靴ぐらいの印象なのに、今日に関しては初めて見る赤いマフラーとダッフルコートの装いに目を細めしまう。
December 20, 2025 at 12:16 PM
下品が一番おもろいのわかります🤝✨
きんのたまネタめちゃくちゃ好き…✨✨
December 20, 2025 at 1:05 AM
これも呟いたな…
December 19, 2025 at 4:23 PM