なんて汚い世界だろうと
宇宙人は毒づいた
差別と戦争に覆われた世界
人間の邪悪さに反吐が出る
まあ待ちたまえと私はいって
路地裏の兄妹を指さした
兄は干からびた残飯を
妹に渡して微笑んだ
ぐうぐう鳴る自分の腹は無視をして
妹の頭を優しく撫でた
どうだ美しかろうと私がいうと
早く助けてやれと宇宙人に叩かれた
なんて汚い世界だろうと
宇宙人は毒づいた
差別と戦争に覆われた世界
人間の邪悪さに反吐が出る
まあ待ちたまえと私はいって
路地裏の兄妹を指さした
兄は干からびた残飯を
妹に渡して微笑んだ
ぐうぐう鳴る自分の腹は無視をして
妹の頭を優しく撫でた
どうだ美しかろうと私がいうと
早く助けてやれと宇宙人に叩かれた
かまどでカブが煮えています
星の見えない夜のこと
赤く震える小さな手に
母は息を吹きかけました
子供は寒さにおびえながら
輝く目で世界を眺めます
「この子が大人になれますように」
母は見えない星に祈りました
「母ちゃんのアカギレが治りますように」
子は母のエプロンに祈りました
コトコト コトコト 音立てて
かまどでカブが煮えています
かまどでカブが煮えています
星の見えない夜のこと
赤く震える小さな手に
母は息を吹きかけました
子供は寒さにおびえながら
輝く目で世界を眺めます
「この子が大人になれますように」
母は見えない星に祈りました
「母ちゃんのアカギレが治りますように」
子は母のエプロンに祈りました
コトコト コトコト 音立てて
かまどでカブが煮えています
お前は好きに生きられる
お前は好きに生きなきゃいけない
縛られたくないといいながら
自由の重さに怖気づく
太陽の下で氷のワルツを
消えた記憶に嘘の花束を
お前は死ぬまで一人だけれど
不幸に死ぬとは決まってない
曇天の下の
誰かの呼び声
お前が人生を終えるときは
好きに生きてやったと笑い飛ばせ
お前は好きに生きられる
お前は好きに生きなきゃいけない
縛られたくないといいながら
自由の重さに怖気づく
太陽の下で氷のワルツを
消えた記憶に嘘の花束を
お前は死ぬまで一人だけれど
不幸に死ぬとは決まってない
曇天の下の
誰かの呼び声
お前が人生を終えるときは
好きに生きてやったと笑い飛ばせ
灰色の街にはなにもない
灰色の街には全てがある
失われたガラクタ達が
鈍い輝きを放っている
街のドレスコードは裸足
灰にまみれてステップを踏もう
誰にもいえない秘密すら
墓の中から飛び出してくる
灰色の街にはなにもない
灰色の街には全てがある
汚染された空気のなかで
圧縮された自由を叫べ
灰色の街にはなにもない
灰色の街には全てがある
失われたガラクタ達が
鈍い輝きを放っている
街のドレスコードは裸足
灰にまみれてステップを踏もう
誰にもいえない秘密すら
墓の中から飛び出してくる
灰色の街にはなにもない
灰色の街には全てがある
汚染された空気のなかで
圧縮された自由を叫べ
酷い言葉をぶつけられて
あざになった心はどこだ
信じる人に裏切られて
ボロ切れになったお前はどこだ
私を呼べ
今すぐ呼べ
お前の頬を思い切りぶってやる
優しくしてやると思ったら大間違い
私はぶつことしか能がない
それでも一つだけ約束しよう
お前が挫けて私を呼べば
いついかなる時でも駆けつけて
思い切りお前の頬を
ぶつよ。
酷い言葉をぶつけられて
あざになった心はどこだ
信じる人に裏切られて
ボロ切れになったお前はどこだ
私を呼べ
今すぐ呼べ
お前の頬を思い切りぶってやる
優しくしてやると思ったら大間違い
私はぶつことしか能がない
それでも一つだけ約束しよう
お前が挫けて私を呼べば
いついかなる時でも駆けつけて
思い切りお前の頬を
ぶつよ。
昔登録したマストドンみたいで落ち着く
昔登録したマストドンみたいで落ち着く
珈琲のなかで歌ったのはいい思い出
雨に濡れて犬のごとく叫んだのは悪い夢
風はおさなごをまねて私にまとわりつき
ふざけた名前のボーイが忍び笑いをする
アルトの花畑で身を起こせば
ベニスの海に浮かぶ桜がふわりと微笑む
あとほんの少しだけ生きると決めた
いつか倦むまで
いつの日か、倦むまで
珈琲のなかで歌ったのはいい思い出
雨に濡れて犬のごとく叫んだのは悪い夢
風はおさなごをまねて私にまとわりつき
ふざけた名前のボーイが忍び笑いをする
アルトの花畑で身を起こせば
ベニスの海に浮かぶ桜がふわりと微笑む
あとほんの少しだけ生きると決めた
いつか倦むまで
いつの日か、倦むまで