なお，かもがわ出版から『京都府立植物園を壊さないで：「なからぎの森の会の３年間』が2025年春に出版される予定だそうです．そこに収めきれない資料を今回資料集として印刷したようです．

　反対運動を行なった「なからぎの森の会」が刊行した資料集を入手しました．A4版で188ページ．府の計画などの資料，ニュースレターやチラシ，府に提出した多数の要請書，最後に時系列順に整理された活動日誌など，豊富な資料を整然と編集・提示しています．

　住民運動資料集の編集にかかわったことがありますが，たまたま誰かが保存していた資料を集めるのが精一杯で，当時の地元新聞記事のおかげで何とか形になりました．運動した団体が自ら，活動中に資料集を作ることは（運動だけでも大変なので）簡単ではありません．これは貴重な記録です．今後，何かの理由で運動を起こさねばならない人にとっては教科書になりそうです

『イリアス』って戦争の話なので延々と殺し合いの描写が続きます．ちょっとうんざり．智略をめぐらす『オデュッセイア』の方が面白い．
　「敵と闘う」テーマは今のマンガやゲームに至るまで，圧倒的にメジャー．これが世界から戦争がなくならない原因かも．
　子供のときから，意味なく宇宙人かなんかが攻めてきて，生き残るために相手を殺すという話やゲームにどっぷり浸かっていれば，大人になってからの判断に影響しても不思議はないのでは．