彼が暮らすルイジアナ、かつて組合運動家が惨殺され二人の遺児は児童施設へ送られる。歳月が経ち、彼らが戻ってきた。姉は気鋭の社会派フォトジャーナリスト、弟は映画監督として--。
何も起こらないわけがない。
主人公の危惧の通り、事態は徐々に転がり始めて留まることがない。
何か事件が起こって犯人を捜すという形ではなく、小さな齟齬や過去の因縁が膨れ上がっていくというものでスッパリ割り切れる所はないのだ。
ラストの彼の感慨が全てを語っている。
彼が暮らすルイジアナ、かつて組合運動家が惨殺され二人の遺児は児童施設へ送られる。歳月が経ち、彼らが戻ってきた。姉は気鋭の社会派フォトジャーナリスト、弟は映画監督として--。
何も起こらないわけがない。
主人公の危惧の通り、事態は徐々に転がり始めて留まることがない。
何か事件が起こって犯人を捜すという形ではなく、小さな齟齬や過去の因縁が膨れ上がっていくというものでスッパリ割り切れる所はないのだ。
ラストの彼の感慨が全てを語っている。
シロツメクサを写した画像は細い幅の紙に裁断され積み重ねられる。またハナミズキは流動性を持った液体のように変換されていく。極めてスリリングである。
不可解なのは40番の作品が床に倒れていて誰も見られないこと。62番なんかどこにあるのか分からない。(これから行く人は要チェック)
シロツメクサを写した画像は細い幅の紙に裁断され積み重ねられる。またハナミズキは流動性を持った液体のように変換されていく。極めてスリリングである。
不可解なのは40番の作品が床に倒れていて誰も見られないこと。62番なんかどこにあるのか分からない。(これから行く人は要チェック)
村唯一のインテリである教師の父の下の大家族、既に7人の子どもに加え赤ん坊がいる。
家庭内では鼻持ちならない父は家長として断固君臨する。しかし信念によって逃亡兵をかくまったことが裏目に出る。
結局3人の娘たちが自らの希望と共に歩き出す、ということで前向きにとらえていいのだろうか。だが母親は11人目の子供を妊娠中--では救いがないよなあ。
村唯一のインテリである教師の父の下の大家族、既に7人の子どもに加え赤ん坊がいる。
家庭内では鼻持ちならない父は家長として断固君臨する。しかし信念によって逃亡兵をかくまったことが裏目に出る。
結局3人の娘たちが自らの希望と共に歩き出す、ということで前向きにとらえていいのだろうか。だが母親は11人目の子供を妊娠中--では救いがないよなあ。
女性をリスペクトし、暴力を描くことは無縁。そんな破天荒な男の生き方は面白かったが、時系列が途中から遡っては戻りを繰り返して、なんだか映画全体の勢いまで落ちてきたようだった。
終了後のQ&Aで監督がその意図を語ったが、うまく行ってるようには思えなかった。
女性をリスペクトし、暴力を描くことは無縁。そんな破天荒な男の生き方は面白かったが、時系列が途中から遡っては戻りを繰り返して、なんだか映画全体の勢いまで落ちてきたようだった。
終了後のQ&Aで監督がその意図を語ったが、うまく行ってるようには思えなかった。
大人の因果が子に報い、なんて今どき幻想仕立てにしてもどうなのか。さらにその後の「解決」はこれでいいのかと問いたくなった。
なぜここに入れたのか分からない意図不明のエピソードが二、三あって放置されたまま終了。ベロッキオが脚本に参加しているそうだがガックリである。
子役は優秀。
大人の因果が子に報い、なんて今どき幻想仕立てにしてもどうなのか。さらにその後の「解決」はこれでいいのかと問いたくなった。
なぜここに入れたのか分からない意図不明のエピソードが二、三あって放置されたまま終了。ベロッキオが脚本に参加しているそうだがガックリである。
子役は優秀。
主役の医官は「帰れない山」の友人役なのか! 全く分かりませんでした(^^;ゞ
主役の医官は「帰れない山」の友人役なのか! 全く分かりませんでした(^^;ゞ
あと何ものかが色々と劇場内に出没するらしいのだが、目撃者はそのレポートを所定の報告用紙に書いて投書するようになっている。
そのレポートの過去のものはファイルに閉じられて閲覧できた。見てみると「熊の着ぐるみがいた」とか「割烹着のおばさんが疾走していた」とか……(~_~;)
本当かっ💥
私も目撃したような気がしたので投書してみましたよ。
あと何ものかが色々と劇場内に出没するらしいのだが、目撃者はそのレポートを所定の報告用紙に書いて投書するようになっている。
そのレポートの過去のものはファイルに閉じられて閲覧できた。見てみると「熊の着ぐるみがいた」とか「割烹着のおばさんが疾走していた」とか……(~_~;)
本当かっ💥
私も目撃したような気がしたので投書してみましたよ。
地道なプログラムたけど充実したひと時でした。(後半会場が少し寒かった😑)
今井館聖書講堂へ行く途中のフレーベル館もクリスマス仕様。
地道なプログラムたけど充実したひと時でした。(後半会場が少し寒かった😑)
今井館聖書講堂へ行く途中のフレーベル館もクリスマス仕様。
陶で空き缶や古雑誌・古新聞など役に立たないものを再現。この展覧会では初期の平面から近年の巨大作品までも年代順にとらえていく。
情報としては使い捨てられるもの過ぎ去るものを陶作品として固定する。しかし陶は物体としては割れやすいという相反する要素。雑誌や段ボールは通常は蹴とばしても落としても壊れることはない。が、長持ちはしない。
移ろいゆくものを別の意味でもろいもので作り上げる。その存在自体が矛盾。
ラスト、1万個のレンガを使って近代日本をたどる大作に圧倒される。パワフルである。
陶で空き缶や古雑誌・古新聞など役に立たないものを再現。この展覧会では初期の平面から近年の巨大作品までも年代順にとらえていく。
情報としては使い捨てられるもの過ぎ去るものを陶作品として固定する。しかし陶は物体としては割れやすいという相反する要素。雑誌や段ボールは通常は蹴とばしても落としても壊れることはない。が、長持ちはしない。
移ろいゆくものを別の意味でもろいもので作り上げる。その存在自体が矛盾。
ラスト、1万個のレンガを使って近代日本をたどる大作に圧倒される。パワフルである。